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↑ は、昨年(2019年) 2月3日、毎日新聞出版さんから 発売された『降りつむ DVD付 皇后陛下美智子さまの英訳とご朗読』という本でして、右は、そのタイトルとなっている『降りつむ』という詩が収録されている 思潮社さん発行『永瀬清子詩集』。下は ↓ その詩であります。
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ご命日(H7(1995). 2.17)当日には、例年『紅梅忌』と称する ” 偲ぶ会 ” が ご生家で、一方 自治体主催の行事としまして、同区にある文化施設『ふれあいセンター』於、毎 2月中旬の日曜日、著名ゲストも招聘した市民参加『朗読会』が催されています。
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本年(R2.2.16)のゲストさんは、このフライヤー写真のように、まるで実の ” 姉弟 ” のように見える 若松英輔さんでした。
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オイラは 全編 叙情詩が如き この ↑ 本を 1年ほど前に読んでまして、石牟礼道子さんを 煌びやかなコトバで、あまりにも持ち上げ過ぎてやしませんかといった感じはしたものの、若松英輔さんて 何て桁はずれの、ピュアで細やかな情感をお持ちの方なんやろう という印象を強く抱かされていましたから、ぜひとも 氏のお話なら お聴きしたいものだと、うんと後部座席に陣取ったのでありました。なお右上、氏の当日の様子を写した写真、および 黒地の ” プロフィール ” 写真は、『広報あかいわ』の当該箇所を撮らせていただいたものです。
若松さんのお話は、素晴らしかったです。一人芝居されてる役者さんのようでもありました。ものすごう繊細な感受性が ひしひしと伝わりました。詩に感極まって、涙ぐみ 口ごもる場面もありました。特に印象に残ったのは「永瀬さんには 大きな欠点が 一つあります。それは ご自身が天才であることに気付いてなかったということです」というおコトバ。
オイラには 正直 詩が よくわからないし、創れません。特に ” 起承転結 ” の ” 転 ” への発想に欠けてるのです。想いが 当該テーマ 一辺倒になってしまい、どうしても 関係がなさそで ありそな ”転”への思考展開が図れないのです。それでも 偉大な詩人が出られたオヒザモトに住んでるのです。
この ↓ 『編集工房ノア』さんの『海鳴り3』という小冊子に掲載されてる 永瀬さんの文章は『続 かく逢った』と副題にありますから、単行本にはなってないようですが、取り上げられてる女性の旦那さんは、我が家の祖父の弟でして、我が家についても少し書かれているのです。
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↑ 兄さんとあるは 我が家のことです
若松さんのお話に触発されたです。詩が解らないなら このような文章を読もうと思い至ったです。幸い 永瀬さんは、実に多くの短文(エッセー)をお書きです。美智子上皇后陛下様の応援もいただけてます。わが郷土の偉人『永瀬清子』さんは、今後 ますます知名度を高め 評価されてくる詩人さんであることは 疑いようがないのではないかと思ってます。
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今 手元にこれだけの本があります。時々に 読んでゆこうと思っています。
で この際でありますから、上記『永瀬清子詩集』の中から、当庵がその山裾に位置してる 新田山(しんでんやま)、および当庵から50mほどのところを流れる新田川(しんでんがわ、正式名は小野田川です)が記されている 詩2編 を掲示しておきたく存じます。
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生家付近から見た新田山。道路の向こうに新田川。( ”新田”とは その山と川の間を指す地名)
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< 追 記 >
『降りつむ』という詩ですが、”コロナ渦” に苛まれている昨今、降り積む雪が、跳ね除けても跳ね除けても、そのウイルスとオーバーラップしてしまいます。が せめて今回の災禍が、より良い土壌を育む "地ならし" となることを祈るばかり・・・否、そうなるよう仕向けねば、歴史的な災禍に立ち会った者としての意義も甲斐も 責任も 灰塵に帰すばかりか、破滅への一本道を遺すのみとなってしまいます。ですから、断じて こんなところで死んじまう訳にはいかないです。どうか皆さん、くれぐれも ご自愛 下さりますように。
今 見えない プレデターのような敵と、紛うことなき 戦場の最前線で、文字通り命を懸けて戦って下さってる医療関係者の皆様には、本当に頭が下がります。これ以上ない 感謝と称讃の意を捧げたく存じます。本当に ありがとうございます。
< 追 伸 > R2.4.16 記
R2,4.16付け 産経新聞、野口健 さんのコラム『直球 & 曲球~国難を乗り切れば強くなれる』は、短い文章で見事に纏めてらっしゃいまして、感服しました。
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「平時は有事のためにある」なんて、素晴らしいコトバであります。
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< 追 伸 > R2.4.28 記
本日の産経『正論』で平川祐弘先生は、永瀬清子さんの詩『降りつむ』に触れてられます。
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