付替え道路工事初日とあって、マスコミも殺到しました。
先日の立入調査に続いて、道路工事も絶対反対の意思を伝える地権者。
ダム事務所長は先日のように、簡単には帰りません。
今日は県の職員１０名の他、工事業者１１名も来ていましたから。
所長：買収済みの区間の工事だからやらせてくれ
私たちは正当な手続きのもとでやっている
反対派：正当な手続きとか、法に基づいてとか言っているが、県は諫早では何をやっている？
諫早では県は法を守らない、判決を無視して阻止している。
そして、ここでは法に基づいてやります？そんな２枚舌を使うんじゃない！
地権者：久保知事の覚書を守れ！検証をやり直すことが大事。
本当にダムが必要なら話し合いをすべき！
所長：話し合いは別途時間を設けてやります
地権者：別途ではダメだ。着工する前に話し合うべき！
所長：すでに８割の方が同意しておられますので、その方々の思いも我々は背負っており…
地権者：嘘を言ってはダメ。ダム建設に賛成しているのは４３％じゃないか。
地権者の５７％は反対してるじゃないか！
これは、事業認定申請書に次のように明記されていることを指摘しています。
「土地所有者及び関係人は４６０名であり…うち約４３％にあたる１９９名については円満に協議が成立している」
ということは反対者は５７％であり、「８割の方に同意をいただいている」というのは確かに間違っていますね。
３０分ほどやりとりをした後、県側はいったん引き揚げましたが、午後またやってきました。
私たちはテントの中だけど、所長も職員も午後の直射日光をガンガン浴びながら気の毒だな～
と思ってしまうほど、意味のないやりとりでした。
職員は、これが仕事だとわりきっているのでしょうが、こんな仕事をさせる上司やトップに腹が立ちます。
今日もまた、阻止行動の様子をカメラやビデオにおさめる県職員に、非難ごうごう。
これも上司の指示でしょう。
地権者：知事はイサカンでは、地元の同意を得ずに開門するな！と国に言い、
ここでは地元の反対を無視して工事するのか？
矛盾してるじゃないか！
全くです。職員の皆さんは、その知事の矛盾の矢面に立たされているのです。
それでは「生え抜きの知事」として失格ではないですか？
さて、石木ダム建設事業の認定に到るまでには、色々な納得できないことがありました。
①佐世保重工業の工業用水の数値のでっちあげ。また、今年5月26日に大阪の名村造船所の子会社になり、経営が赤字が続く、としているのに、水道量の派手な使い方をする予定としていた。
赤字会社になれば、経費を削減するのが、常識ですがね。逆に大幅に増加していることは、不思議としか、考えられない。
妄語をついているみたいに感じた。
佐世保市JA会館で、平成25年1月、2月に「再評価委員会」が開催された資料に、佐世保重工業SSKの工業用水の記載された数字は、佐世保市水道局長があらかじめ決めた数字であって、その後、平成25年4月8日に、佐世保重工業SSKが佐世保市に提出した時の工業用水の数字と同一であったこと。
つまり、佐世保市水道局長が、でっちあげた数字だった、と言うこと。
日日のつじつまが合いませんけど。
②佐世保市水道局長が再評価委員会の委員の選出の問題。
中立で公平ではなかったこと。
石木ダム建設事業の賛成派や取引先が委員だったこと。
③川棚町の水害の問題は、石木ダム建設事業は、関係しない、と河川課の「非」を認めたこと。河川改修が水害防止となること。
④佐世保市水道料金の負担増の問題。1世帯4,000円から5,000円の水道料金の支払いが、30年間払わなければいけない、と退職した
佐世保市水道局長川久保氏の佐世保市議会での発言。
つまり、公共の利益ではなく、個人の損失であること。
⑤人口が減少しているのにも関わらず、今現在、水は足りているのに、まだ、それ以上増やそうとしていることは、ナンセンスとしか思えません。
今、現在、佐世保市の人口がドンドン増加していれば、別ですが、その逆にドンドン少子化で、減少していることを知らないのかね。
佐世保市の人口白書を読んでいませんね。
⑥日本の国の財政は、1,000兆円の累積赤字が、ドンドン増加しています。
少しは、反省して、事業をして頂きたい。
このままでは、破綻しますが。
あなた方がやっていることに、責任を取れますか。
故土光俊夫さんが、日本の財政赤字100兆円を立て直しをされました。
今の日本の財政赤字は、その時の10倍です。1,000兆円を超えています。
課長さん、やったらいいですたい。
佐世保市民から、文句を言われるから。そして、末代まで怨まれていいですたい。おやりまっせ。
僕は、石木ダム建設事業は、税金の無駄遣いだ、と思います。
これから、佐世保市民、長崎県民のみなさんの税金の負担が増えるのに、反対です。
最後に、佐世保市議会で、元佐世保市水道局長が、石木ダム建設を見直す時期が来ている、と言ったことを支持します。
佐世保市南部水系下の原ダムかさ上げが、石木ダム建設事業に代替え可能である、と言ったことが、
佐世保市民の水道料金の軽減になる、と思います。
頭の中の知恵を出してください。
と長崎県河川課長さんへ返事を出しましたが。
反対意見は、聞いてくれんとやろか。
当たり前の人間なら、聞くはずです。