西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開233日目・攻防13

2017-07-20 19:42:51 | 石木ダム
今日も、業者とダム事務所職員は時間差でやって来た。




このところブログ更新がなかなかできなかったのは、この抗議行動の中で使用していたデジカメを落とし壊してしまったせいだ。

県職員と対峙し、現場に職員や業者を入れないように動き回りながら片手で写真を撮るので、カメラを落とすことは日常茶飯事だったのだが、今回は落とし方がまずかった。

レンズが引っ込まなくなりカメラ店に持って行ったが、すぐには修理できないとのことで仕方なく新しいカメラを買った。

買ったものの古希目前の団塊世代の悲しさ、新しいカメラになじめず四苦八苦、やっとどうやら使えるようになった。


さて今日は午前8時40分に6台の車で7人の業者がやって来た。

業者のおじさんや若者とも顔なじみになって、ちょっとした会話も交わすようになった。



「今日も愛妻弁当ね? よかね~。」たわいない会話だけれど、それがこのあと県職員が来て繰り広げられる攻防戦の緩衝材にもなるのだ。

午前9時10分、県職員の登場。

今朝は第2詰所前ではなく、ずっと下のほうで車を止め5人の職員が歩いてやって来た。



あっ、歩いてきていると思った瞬間、若いT君がフェンスからジェラルミン製の塀を乗り越え中に入った。

止める間もないできごとで、入られてしまったら仕方がない。あとは他の職員と業者を現場に入れないように頑張るしかない。

警戒していたが、もう一人の職員にも入られてしまった。

職員は2人で中から事務所のカギを開け、正面の門扉のカギも開けた。



しかし、そこからが私たちが粘りを発揮させる時なのだ。

東側の門のカギも開けられたが、扉にしがみついて開けさせない。

正面もみんなで開けられないように押さえている。



開けようとする門の隙間から、昨日私たちが帰ってから持ち込んだ土嚢が見えている。



若いT君は、塀を内側から支えている鉄パイプに乗ってビデオカメラを回し私たちを執拗に写している。



建設課長は、「妨害行為ですよ。不法侵入ですよ。」と言い続けている。




そんな中、10時50分まで持ちこたえたが、正面を開けることが無理だと判断した県職員は、向かって左側の門扉の取り付け金具を外しとうとう業者を中に入れた。



1時間40分にわたる県との攻防は終わったが、結局、業者は午前中仕事をすることができなかった。


毎日がこういう闘いの連続だが、私たちはこれを続けることしかできない。

こうやって、工事を1時間でも2時間でも遅らせていくこと。

裁判闘争とともに、その積み重ねが大事なのだと思っている。
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付替え道路再開229日目

2017-07-13 21:43:32 | 石木ダム
午前8時40分、いつものように業者が出勤してくる。



今日は電気工事関係の人もいて、いつもより多い9人だ。

20分後にはダム事務所の職員がやって来たが、こちらもいつもより多い。普通は次長と建設課のメンバーだけだが、今日は用地課の4人もやって来た。





これだけ多くの職員が来たということは、どうしても今日やりたい工事があって業者を現場に入れたいのだろう。


しかし、業者を簡単に現場へ入れることは出来ないのだ。今日の新聞によると、石木ダムの完成予定年度を2022年としているが、そのためには本年度末(2018年3月)までに本体工事にかからなければならない。



いま事業認定取り消しの裁判と工事差し止めの裁判を闘っているが、この裁判の間も工事は行われていく。

裁判には長い時間がかかる。たとえ事業認定取り消し訴訟で勝ったとしても、その長い期間にダムが出来上がっていればダムの運用は開始される。
裁判で勝っても、出来上がったダムを壊して元通りにするということにはならないのだ。

だからこそ、いま必死で工事を遅らせるために業者の現場入場を止めているのだ。


今日は第2サティアン詰所前で、50分間業者と県職員の現場入場を止めた。


簡単には現場に入れないと判断したのか、9時50分、県はまたまた警察を呼んだ。



川棚警察署の出動は今回で14回目。

ただ詰所前に私たちがいたというだけで何の事件性もないので、川棚署も困ったのではないだろうか?

車の移動を指示するくらいで特段何もなかった。


県はこの後、業者を連れて中央ゲートへ向かったが、本気で入る気はなかったのだ。





しばらくして第2サティアンに残っていた地権者から連絡があり、県職員に入られて、正門も東側の門も開けられてしまったとのこと。

入られてしまったら仕方がない。

しかし、今日も半日近く工事を遅らせた。

ダム事務所の所長も、「工事が数か月遅れている」ことを認めている。



こうやって工事を遅らせていくことの積み重ねが大事なのだ。

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付替え道路工事再開223日目・攻防12

2017-07-05 20:01:24 | 石木ダム
今朝はいつもより30分ほど早くこうばるへ到着。 雨雲が低く垂れこめているが、田植えが済んだ田んぼでは青々とした稲が伸びている。



午前8時40分、いつものように6台の車で7人の業者が第2サティアン前にやってきた。



業者は「開けて下さい。」と言うものの無理に入ろうとはせず、ダム事務所の職員が来るのを待っている。

午前9時、ダム事務所の建設課4人組が公用車でやって来る。

建設課長が「妨害しないで下さい。ここは事務所の入り口です。開けて下さい。」を繰り返すが、私たちは必死に止める。





しばらく押し問答が続いていたが、建設課長が東側の通用門を開け中に入り正面の門扉を開いて業者を中に入れた。



中に入った業者は、裏側に付けた通用門を通って堰を渡り現場へ入るのに違いない。

急いで堰へと向かった。



そこでは、すでに地権者の男性陣数人が業者と県職員の行く手を塞いでいる。

堰からの入場は無理だと判断したのだろう、業者も県職員も河川敷へと向かっている。

河川敷へと走りながら緊急事態の笛を吹く。早く早くみんな河川敷に集まれ!



この河川敷でも、みんなの力で業者・県職員を追い返すことができた。


河川敷からも入れないとすると、今度は正面ゲートから入ろうとするだろう。

やはり業者も職員もぞろぞろと正面ゲートへ歩いている。

また走る。走る。

正面ゲートでも業者・職員を追い返すことができた。



やっとホッとしてテントへ戻り、冷たい水を飲んだ。


どこからも現場へ入ることができなかった業者・職員は、その後、銀色の鋼板にはしごをかけ塀を越え、さらに川にはしごを下ろし川伝いに堰まで行き、そこから現場へと入った。

午前11時15分攻防は終わったが、業者の作業は半日遅れたことになる。

中々、業者の入場を阻むことができないが、作業を遅らせることは続いている。半日の遅れが2日続けば1日の遅れとなる。

そういう闘いを続けていかなければならない。





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付替え道路工事再開221日目・攻防11

2017-07-03 19:51:00 | 石木ダム
このひと月、ダム事務所職員も業者も月曜日に現場へ来ることがなかった。



月曜日は、業者3社の現場責任者だけがダム事務所に行き、打ち合わせをやるだけだった。

今日も来ないのではないか? みんなどこかゆったりとした気持ちで4ヶ所の見張り場所に座っていた。








ところが、午前8時40分緊急事態を知らせるピーっという笛が鳴った。

「下、第二サティアンに業者が来てる」との声がする。

走って第二サティアンへ行く途中で、いつも業者を乗せてくるワゴン車と工事用車両など8台もの車が止まっている。



一体何事なんだ? どうしてこんなに沢山の車が来ているんだろう?



よく見ると電気工事関係の業者が来ているようだ。


第二サティアンの正面はみんな頑張って業者を止めている。



なかなか中に入れないので、業者が県職員を呼ぶ。このところ続いているパターンだ。

午前9時、ダム事務所から次長と建設課の職員合わせて5人がやって来た。

しかし、地権者のみなさんも支援者もサティアンの中に入れまいと止める、止める。




そして、9時30分、県はまたまた、川棚署を呼んだ。 これで警察の出動は11回目だ。



警察は県とこちら側との仲介をしてくれるけれど、「あとはお互いで話し合ってください。」とのこと。

現場に入って工事をしたい県と業者、工事を進めさせたくない私たちとの話し合いがまとまるわけがないのだ。



サティアン詰所入口でずっとにらみ合いが続いていたが、若い県職員が鋼板の塀を乗り越えて中に入り、鍵を開け業者と職員を中に入れた。

そして、東側入口のカギを開け、入口前に待機していた電気工事関係者から次々に荷物を受け取った。





荷物の受け渡しを止めようと、こちらも立ち向かうけれど中々うまく阻むことができない。

警察がずっとそばにいて、「怪我がないようにしてください。」「危ないですよ。」と言う。



結局のところ、県は警察に守られて荷物を運びこんだようなものだ。

12時前に全ての荷物が運び込まれ、業者も現場に入った。

エアコンが2台持ち込まれたが、両方の詰所に設置されるのだろう。




明日は、台風が来るという予報だけれど、護岸を壊しそのまま中断しているところや赤土がむき出しになった付替え道路予定地などは大丈夫なのだろうか?

壊した張本人の県は心配じゃないの?







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付替え道路工事再開219日目・攻防10

2017-06-29 19:16:19 | 石木ダム
県が昨年作った現場内の詰所は、銀色の鋼板で覆われどこかの宗教団体のサティアンのようだ。



今月20日に県道わきの空き地に建てた現場詰所も、同じように銀色の鋼板で周りを取り囲み、こちらもサティアンのようだ。



それでみんな現場内にある詰所を第一サティアン、今回できた詰め所を第二サティアンと呼んでいる。

午前8時50分、その第二サティアンの前に業者のワゴン車が止まり、6人の作業員が降りてきた。



詰所の入り口から中に入ろうとするが、地権者と支援者とで中に入れないように止める。そこでしばらく小競り合いがあったが、業者は直ぐにダム事務所に連絡をし、ダム事務所から次長と建設課の4人の計5人が第二サティアンへやって来た。

少しの間押し問答が続いたが、すぐに門扉を開け職員も業者も第二サティアンの中へ入った。


ここから堰を越えて現場に入るのは簡単なので、すぐにでも現場へ入るのだろうと思っていたら、業者と県職員が中から出て河川敷に向かって行く。

慌てて走って、河川敷に下り数人でネットを張り業者・県職員と向き合った。



ここから一歩たりとも中に入れない! その思いで必死でネットを握りしめる。

「どうか話し合いをして下さい。お願いします。」「業者のみなさん、帰ってください。生活を奪わないで下さい。」と口々に言いながら現場への入場を阻んだ。






現場に入れなかった県職員・業者はまた第二サティアンへ戻った。



堰の近くにある鋼板を2枚ほど取り外してドアを付け、簡単に堰へ行き来できるようにしてあるとの話で、昼食後見てみようと出かけていくと、業者と出くわした。

手には工具箱を下げている。 また、河川敷から現場へ入るつもりらしい。



走る。みんなに知らせなくてはと電話をしながらさらに走る。

河川敷に下り、ネットを張ってみんなで追い返した。

今日は2度も河川敷からの入場を阻むことができたのだ。


しかしその後、県職員も業者も第二サティアン裏の堰から現場へ入った。



こんなことなら最初から堰から現場へ入ればよかったのだ。

何度も業者と私たちとを対立させ、摩擦を起こさせるようなことは止めればいいのだ。



今日は走り回った一日だったが、体重は減っただろうか…?

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