石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

公開質問状提出に関する報道

2013年12月29日 | 報道

知事への公開質問状提出に関する報道について新聞記事など貼付します。

 

★NHK

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034068191.html (動画あり)

石木ダムで反対派が公開質問書

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐって、建設に反対する地権者や弁護団などが27日県庁を訪れ、建設の前提となる水の需要予測は非科学的だとして予測の根拠などをただす、公開質問状を提出しました。    
長崎県と佐世保市が川棚町に建設を計画している石木ダムをめぐって、国はことし9月、土地収用法に基づいて、地権者からの土地の強制収用も可能となる「事業認定」を行いました。

これに対し、石木ダムの建設に反対する建設予定地の地権者や弁護団などが27日県庁を訪れ、ダムの必要性の根拠をただす中村知事あての公開質問状を担当者に手渡しました。
この中では、水道水の確保などをダム建設の理由とする県に対し、佐世保市が11年後の工業用水の需要を現状のおよそ4点7倍に急増させているなど、需要予測は非科学的だとして、根拠を示すよう求めています。
また、人口が多い周辺の流域より、ダム建設が関係する人口の少ない流域の治水対策を優先させていると指摘して、理由を示すよう尋ねていて、来月6日までに回答するとともに知事の説明を求めています。

石木ダム対策弁護団の馬奈木昭雄弁護団長は、「地権者が十分納得できるよう県は正しい根拠を示すべきで、本当にダムが必要と考えるなら質問状に答えるべきだ」と話しています。

 

★長崎新聞

 

★朝日新聞、西日本新聞、読売新聞、毎日新聞

 

 


日弁連も意見書提出~石木ダムは中止すべき

2013年12月28日 | お知らせ

昨日、公開質問状を提出して帰宅し、パソコンを開いたら、

日弁連による「石木ダム事業の中止を求める意見書」公開のお知らせメールが届いていました

 

もう本当にびっくりしました。

日本弁護士連合会のHPにしっかり掲載されています。

http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2013/131219_4.html

 

意見書によると、

石木ダム事業は、検証の結果「継続」と認められたが、異例の要望(地域の方々の理解
が得られるよう努力することを希望する)が付されたので、

その実情を把握すべく、長崎県弁護士会と合同で、2013年2月と7月の二度にわたり
現地視察と地元住民、長崎県及び佐世保市水道局へのヒアリングを実施した。

その結果、①必要性が乏しいこと、②現在に至るもダム予定地の住民が強固な建設反対の
態度を示していること、③長崎県は1972年7月29日に地元住民代表との間で「石木川の
河川開発調査に関する覚書」を交わしていること

などが判明し、その結果、

必要性が乏しいダム事業について、県が自らの約束を一方的に反故にし、

有識者会議の要望に反するような態度を取ることは看過されてはならないことである。

当連合会は、県営、国営を問わずいかなるダム事業であっても、今後、石木ダムと同様の

ことの事態が起きてはならないとの考えから、本意見書の作成に至った次第である。

と、石木ダム事業の中止を明確に求めています

 

この意見書は、すでに長崎県と佐世保市に提出されているそうです。

私たち市民県民にとっては、本当に嬉しいニュースでした。

少し遅いクリスマスプレゼント?少し早いお年玉?をもらったような気分。

しかし、県市にとっては、日弁連と石木ダム対策弁護団、2つの強力な法のプロからのダブルパンチ。

相当なダメージを受けたことでしょう。

 

来年こそは、無意味な闘いに幕を閉じ、石木ダムからの勇気ある撤退を決断されるよう、

知事の英断を心から願うばかりです。 

 


県へ公開質問状提出

2013年12月27日 | 活動

今日12月27日、6団体そろって公開質問状を提出するために県庁を訪れました。

案内されたのは、いつものオンボロの狭い部屋。

地権者の岩下さんを中心に、両横には馬奈木弁護団長と板井副団長が並び、

他にも大勢の弁護士さん、地権者の皆さん、石木ダム反対の市民等々でいっぱい!

身動きも取れず、立ったまま待たされました。 

 

弁護士の先生方も、初めて参加した市民の方も唖然…

私たちにとってはいつものことで慣れっこですが、

これが「話し合いに応じて頂けるよう誠心誠意努力します」と繰り返す県の実態です。

誠意のかけらがどこにある?

誠意と言う言葉の意味を知らないのでは?

 

約束の時間ギリギリにやってきた河川課川内企画監は公開質問書を受け取り、

「知事に渡します」「知事に伝えます」という官僚答弁を繰り返すばかり。

唯一、1月6日までの回答は難しいと言ったとき、弁護団長はすかさず、

「あなた方が利水や治水について説明している内容についての質問です。

すぐに答えられるはずです。答えられなければ、あなた方の説明には根拠がないという

ことだと私たちは考えます」とにっこり。

言い訳上手の企画監も納得させられてしまいました。

さすが弁護士さん!

そして、単に文書での回答を求めるだけでなく、

来年1月9日に知事が川原公民館に来て、直接説明するように!

おいでにならなければ、こちらからここへ参ります。

ときっぱり。

一部始終はこちらで見れますよ~

http://www.youtube.com/watch?v=qihsEL0Yy1Q&feature=youtu.be

 

公開質問状を手渡す儀式の後は、報告集会。

公開質問状の中身についての説明と、先ほど河川課の職員に伝えていたことの補足説明など。

 

イサカンの場合、知事は、開門したら農業に被害が起きるという住民の不安に答えていない、

だから体を張って抵抗していいんだという姿勢でやってきた。

しかし、県と国のやりとりは5回もあった。

県が質問し、国が答え、その回答では納得がいかないとまた県が質問し、再び国が回答し…

そんな知事が、石木ダムの場合は住民の疑問に答えないというのはおかしいでしょ?

答えるべきですね。

 

な~るほど。ほんとにわかりやすい説明でした! 

詳細はこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=VMd93al1o8Q&feature=youtu.be

 

その後、県庁の記者室で、記者会見。

いつもと違って、記者さんからの質問も出るわ出るわ…。

明日の新聞が楽しみです~ 

 

そうそう、肝心の公開質問書はこちらです。

弁護団長いわく、

私たちが短期間で一から勉強して、若手弁護士がわかりやすくまとめました。

自画自賛できる内容になっています、と。

ほーんと、そうなんですよ。 

ぜひ目を通してみてくださいね~

 


事業認定告示と地権者の決意

2013年12月26日 | 報道

長崎新聞「2013県内回顧」に掲載された石木ダム問題の記事を貼り付けます。

長崎県が国に事業認定を申請してからほぼ4年後の今年9月、

県にとっては待ちに待った事業認定が告示されたこと、

それによって土地の強制収用の可能性が出てきたこと、

しかし、地権者の思いは変わらず、反対の決意を新たにしていることなどが記されています。

 


諫早湾開門不履行 抗議集会

2013年12月22日 | ふむふむ、なるほど

昨日、12月21日、私たち石木ダムに反対する市民も、この集会に参加しました。

 

公共事業というのは公共の利益を生むはずのものなのに、

それどころか、海の生態系を破壊し、大きな漁業被害を与え続け、漁民を苦しめ続けている

公共に大きな害をもたらした諫早湾干拓事業。

有明海の再生には、開門しかない。

ということで、3年前の福岡高裁判決が確定し、国は2013年12月20日までに開門するよう

命じられたのに、その約束を破ってしまった。

謝罪もしない。

いついつまでに開門するとも言わない。

前代未聞の事態に、弁護団や漁民だけでなく、多くの市民が抗議の声をあげました。

詳細はこちらをご覧ください。

 

石木ダム建設絶対反対同盟の岩下さんも連帯のスピーチをされました。

中村知事は、私たちが話し合いに応じないから事業認定の手続きをしたと言いながら、

自分は諫早湾開門が前提の話し合いに応じて来なかった。

矛盾した知事の対応は許せない。

諫早湾開門の皆さんと共に、知事と闘っていきたい。

 

海の恵みを知る人たちと、川の恵みを知る人たちが手を繋げば、

きっと大きな力になるでしょう。

 

そして、私たち市民県民も当事者だってことを忘れないようにしなくっちゃ…ね。

イサカンと石木ダムに費やされる莫大な費用は、

国の補助金にしろ県の予算にしろ、私たちの税金ですから。

 

今現在の国の借金(日本政府の抱える国および地方の債務残高)は、

総額1267兆にまで膨らみ、一人当たり993万円という信じられない赤字財政の中で、

これ以上無駄な借金背負いたくないし、

もっと必要なこと(医療や教育や福祉)のために使ってほしいですよね~