宮下昌也の近況報告    MASAYA MIYASHITA 's News

美術家・宮下昌也の展覧会、ライブペインティングなどの活動情報と
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清志郎 追悼

2009-05-06 | 地域生活
高校生の頃聴きき始めたRCサクセションを初めて生で体験したのは、19歳の時だった。当時僕は浪人生だったが、多摩美の学祭でオールナイトのロックコンサートがあり、友人達と聴きに行った。お目当ては真夜中に出演予定のシーナ&ロケッツとRCサクセションだった。
コンサートは9時頃から始まり、デビューしたてのめちゃめちゃ勢いのある子供ばんどやウシャコダに度肝を抜かれたりして、ステージの組まれた体育館(だったと思う)の中はすでに熱気と叫び声であふれて返っていた。12時過ぎから始まったシーナ&ロケッツの演奏で観客はステージの真ん前に押しかけてひしめき合っていて、僕もそのただ中にいた。
シーナたちの演奏が終わっても観客達はステージにかぶりついたまま次の演奏が始まるのを待っている。RCのメンバーが舞台に上がり、チャボのかけ声とともに例のイントロダクションが始まる。観客の一斉の叫び声の中を、全力でステージに駆け上がって来た清志郎が飛び跳ね、鉄パイプで組んである特設ステージがギシギシ揺れた....。

思い起こせばもう28年も前のことなんだな。RCサクセションが大学の学園祭に来た時代....。何年も後に(武道館だったか)大きな会場でもRCのコンサートを見たが、僕にとってはあの多摩美の学祭のステージが最高のRCだ。
清志郎のパフォーマンスをリアルタイムで体験出来たことは、ビートルズやジャニス・ジョップリンを後から知った僕等の世代にっとて、幸せなことだと思う。

東京のカウンターカルチャーシーンをこよなく愛する高校の同級生が、訃報以来mixiの日記に続けざまに清志郎の映像を添付している。その中にあったひとつ。
忘れそうになってしまうモノを思い出させてくれる。ありがとう。



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