■春の総決算、宝塚記念ですね。
例年なら開催の最終日で、タフな馬場のパワー重視のスタイルだが、
今年はなんと言っても開催4日目。
雨の予報もあるだけにバイアスを読むのは少々難しいが、当日の馬場状態をしっかりと見極める必要がある。
とりあえずは各馬の能力をチェックしていきます。
①ユニコーンライオン(鳴尾記念1着)
前走は多分に相手、展開に恵まれたのは事実。
が、この馬自身、3勝クラスでさえ惨敗を繰り返していた昨年夏。
約10ヶ月の休養を挟み、まるで別馬のような進化を遂げたのも事実。
当然ここも逃げの手に出るはずで、同型、隣枠レイパパレも気性的にやや不安のある分、折り合いに専念で無理に競り駆けてはこないはず。
再び、展開、枠順の利を受けるのは大きく、最大の注意必要。
②レイパパレ(大阪杯1着)
こちらも前走は展開に恵まれた感は強いが、まだ底を見せていない無敗馬。
しっかりと番手で折り合うことができれば当然上位争い。
喧嘩共倒れが最悪のシナリオ。
③メロディーレーン(ジューンS10着)
距離が短い上に阪神の馬場も合わす、苦戦必至。
④ワイプティアーズ(鳴尾記念5着)
この馬が走るなら、ユニコーンライオンが楽勝の計算。買い材料はない。
⑤アドマイヤアルバ(目黒記念3着)
前走はレース内容的にかなりの低レベル。
見所少なく、GⅠでは実力不足。
⑥シロニィ
厳しいレースになるでしょう。
⑦クロノジェネシス(ドバイSC2着)
すでに名牝の域でほぼ欠点は見当たらない。強いて言えば、海外帰りによるメンタルな部分。
⑧カデナ(安田記念6着)
今年は比較的堅く収まりそうな感じの中で、展開の紛れが生じたときの最大の惑星馬。
今年4戦、GⅢ中山金杯から前走の安田記念までほぼ同じ内容のレース。
終いの脚は必ず使うが、他力本願で展開待ち。自分の競馬に徹して後は展開次第。確率は低め。
⑨アリストテレス(天皇賞(春)4着)
阪神大賞典、天皇賞(春)の内容から、距離がやや長く、適正の差の着順。
菊花賞で2着好走歴があるものの、同世代
同士でよくある話。
⑩カレンブーケドール(天皇賞(春)3着)
現役牝馬のNo.3的存在で、GⅠの勝鞍こそないが、積み上げた実績はここでは上位。軽くは扱えない。
⑪モズペッロ(大阪杯2着)
いまいち掴み所がないが、タフな馬場で真価。開催変わる今年は昨年ほどの魅力がない。
前走が馬券妙味ありの一戦で、GⅠを連続好走するイメージはないが……。
馬場悪化時に穴評価。
⑫ミスマンマミーア(目黒記念12着)
前走は展開的にどうしようもない敗戦で度外視は可能。
日経新春杯の2着は光るが、カデナ同様、他力本願で、もつれてどこまで。
流石にGⅠでこのメンツに入ると厳しいと思います。
⑬キセキ(QE2世C4着)
昨年2着で侮れないが、こちらもやはり能力減退で現状はスピードよりもパワーのいる馬場向き。昨年JCと有馬記念で差をつけられている牝馬2頭に加え、活きの良い上昇馬もいて、スピードもパワーも問われそうな今年は厳しい戦いになる。
入着あれば上々。
最終結論は明日の朝に掲載します!
いざ!宝塚記念!