偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) | |
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集英社 |
3月8日(土)から公開されている映画『偉大なる、しゅららぼん』の原作本。
万城目 学さんの作品は、関西方面を舞台がほとんどです。
例えば『鴨川ホルモー』は京都。『鹿男あをによし』は奈良というように。
万城目さんが京都大学出身とあり、さすが地理には詳しいです。
地図を片手に読むのもあり。
今回は滋賀県の琵琶湖が舞台となっています。
とはいえ、物語に登場する岩走(いわばしり)は架空の町です。
「湖の民」としての力を盛った一族同志の対決。
本を読んだのは昨年のこと。万城目さんの作品は大抵映画化やドラマ化されているので、
題名にもなった「しゅららぼん」はどのような音で映画では
表現されるのかということが気になった次第。
それから登場人物は冴えない風貌のよう。特に日出清子という人物は性格も悪く
巨漢であるという設定。どうなることやらと思いきや、あらら、演じるのは深田恭子サン。
なるほど、やはり設定を変えたのね。
読んでない方のために内容は詳しくは書きませんが、後半「十戒」(じゅっかい)
を彷彿させるシーンがあります。
映画も観て、原作との違いのつっこみを入れようかな。