ほんわかと健康に暮らしたいと願う日々

アラフォー・働く母。3世代同居プラス犬と猫。毎日があっという間に過ぎていきますので、その忘備録と愚痴(笑)。

身近にもいた・コロナ鬱の高齢者

2020-03-27 09:28:14 | 三世代同居
高齢者たちを洗脳させる手段はテレビのワイドショー番組である
とつくづく感じる今日この頃。

わが家の後期高齢者夫婦(義父・義母)。
ご近所付き合いは多少あれど、親しい友人は皆無といってよい。
日々の日課は通院と買物と図書館通いとペットのお世話であった。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、出かけるという行為が削除された。
いや、極端に感染に怯え、外出を超自粛しているのだ。
呼吸器系統に疾患のある義父。
やむおえない外出時は車中で待機しているらしい。

そんな義父と義母が(主に義母)が、我々夫婦にマジ切れした。
そもそもは孫の国内1泊2日旅行をキャンセルしてほしいという依頼であった。

要するには旅行で孫が旅行先や移動手段、宿泊施設からコロナウイルスを持ち込まれたら大変だから、
旅行を取りやめて欲しい

ということだった。

コロナウイルスは何も旅行で感染するわけでもない。
それよりも感染が心配なのは、バイトしている大規模小売業で孫が感染するやもしれぬことであろう。
そして、日常外で働いているわれら夫婦のほうであろう。
しかし、断固として孫が旅行先で必ずコロナウイルスを拾ってくると信じて、譲ろうとしない。

しかし、一つ譲歩を示してきた。(示してきたと当初は思った。)

「孫が旅行から戻って来たら、2週間食事は別にする」
と。

OK,OK。
そもそも義父・義母と一緒に食卓を囲んでも面白くもなんともない。
テレビは大音量でつけっぱなし。
会話もままならない。
というか、虚ろな目でテレビ画面を眺め、時折乾いた笑みをもらす義父・義母の姿を見ていることが不快。

やったと思い、快諾したらそれも気に喰わなかったらしい。

自分も今までは逆らうと色々火消しに面倒だからと、あえていろいろなことに対して
逆らわずにきた。
かちんをくることを言われても(義母は時折言葉尻に嫌味や皮肉を込めて言葉を発するときがある)
聞き流してきた。
しかし、今回だけは逆らった。

宿泊施設、公共交通機関はそれこそコロナ対策で非常に神経を使ってくれているはず。
なにもいたずらに極度に怯えなくともよいであろう。
そして旅行先はかねてから子供が行きたがっていたところ。
またバイトして旅行代を稼いだしね。
1泊2日だし。
海外渡航するわけでもなし。
その場所は爆発的に感染者が増えているわけでもなしにね。


義母たちはそもそも感染に極度に怯えており、加えてわれらに逆らわれたことが非常に気に喰わなかったらしい。

「この際だから今まで云わなかったことをお互いに言い合って
スッキリしよう」
と、
今まで溜まっていたらしい鬱憤・不満を吐き散らされた。

何も好き好んで同居したわけではない。それはアンタたちとて同じであろう。
(まさにその通り)

一生懸命ご飯だって作っているのに。
(こちらだってそうだ。
自分が仕事している日は晩御飯を作ってもらっているが、それ以外はこちらが作っている。
しかも極力上げ膳してやっているであろうに)

しかし、こちらの言い分を言おうとすると

「何いってるか聞こえない」
「普段からあんたたちの会話は半分も聞こえない」

ですって。

耳が遠いことは確か。
でも聴覚検査をすれば別段聞こえて問題ないらしい。

要するに、自分たちに都合の悪いことはシャットダウンしている。

ふりかえってみれば、いつも自分たちに得する内容は、こちらの声が多少小さくとも
ちゃんと耳に届いていた。

喧嘩というものは互いが相手の言葉をキチンといったん受け止めないと成立しないということを
身をもって体験した。

義母の鬱憤内容は今に始まった事柄ではない。
これで一時的に気分が治まったようだが、こういう内容は澱のようにまた
溜まっていき、また何かのきっかけで爆発し、聞きたくもないことをいわれるのであろう。
生きている限り。

ただ、今回の新型コロナウイルス。
ヘンに飛び火して家庭内が不穏になった。



偏った知識と情報で凝り固まっている。
純粋に新型コロナウイルス感染を心配していると思えない。
孫が旅行することに対しての羨ましさも根底にあるであろう。
不安を相談する相手もない。
不安感が増殖していくのはわかる。
多少なりともわれら夫婦のことも心配はしてくれている・・・であろう。(多分)
気持ちはわかるが。

しかし老夫婦で自分たちの世界を作り上げてしまっているから、
他の人間が入れない。
今までの生き方の結果であろう。
二人とも人付き合いが苦手。下手くそ。
それを解っていながらも今さら変えるつもりもなく、ましてやそうそう変えられるものでもないだろう。



結局旅行はキャンセルに。
キャンセル料は取られず、旅行代金すべて返金されるとのことで、それだけが救い。
旅行会社の手を煩わせ、同行するはずだった子どもの友人。こちらのほうが申し訳ない。

ということで、これからは必要最低限の会話だけ
義父・義母とするようにする。
無意識下でこちらを遮断していることが、われらの声を聴こうとしないことに
表れているのだから。
いらぬこと、不要不急の言葉は口に出さぬことを肝に銘じよう。

そしてとりあえず、家にいる時間を今以上に減らしていこう。

疲れた。













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