今日午後、広島国際会議場におきまして、「産業デザイン展広島2011」関連イベント、「スポーツとデザインシンポジウム」が開催。アニキと連れだって聴講してきました。ガラにもなく?そうそう。なんでかっていうと、福元テツロー君がパネリストの一人としてディスカッションに参加するからなのです。
基調講演は、あのモンベルの辰野勇さん。パネリストは左から辰野さん、達川光男さん、テッちゃん、そしてGKデザイン研究所社長、山田晃三さん。山田さんはかつて担当していたラジオ番組「きょうもゴゴイチ」で2年間ゲストコメンテーターを務めてくださいました。お会いするのはそれ以来のこと。
スポーツとデザイン。どんなことを皆さんイメージされますか?やっぱり用具のデザインってことになると思います。100分の一秒を争う世界では、用具は極限まで勝利のために磨きあげられ、その道に終わりはありません。究極の機能オンリー、一切遊びや飾りはなし、というのがそのデザインとなるわけですが、それがひとつの美しさ、デザインとして確立されたものを持っています。つまり強いもの、速いものはカッコいいというわけ。物騒な話ですが、兵器に美しさを感じることも否定はできません。
ところがテツロー曰く、子供のころ、学校が指定したスパイクシューズ、つまりそれは機能面では優れていたにもかかわらず、それより劣るであろうけれど自分がカッコいいと思って手に入れたシューズの方が、勝てたと。機能は確かにあるけれど、競技者にとってそれだけではなく、カッコよさも必要であり、それは勝つための重要なファクターであると。だからデザインはとても大事なんだと。
なーるほど。確かにそれは言えるかもしれない。カッコいいデザインが自分の能力をさらに引き出すことは考えられる。さらにテツローは続けます。
自分はかなり「いいカラダ」しているが、トライアスロン競技にとって本当はもっと体脂肪はつけていた方がいいし、無駄な筋肉だって多い。でもそれはやはり自分のカラダを鍛えて「デザインしている」ことにほかならないと。
で、横にいた達川さん、
「ええカラダしとりますねー、ちょっと見せてくださいや」
で、上着の前を開けるとなんと「TEAM KENTA」のジャージ・・・。
おーっ。どよめく場内。
実際大会前には同宿しているライバルたちが風呂で顔を合わせたりするんだそうで、このカラダを見せつけられると確かにプレッシャーにはなるでしょう。実際そうやって勝った試合もあったとか。これも機能よりデザイン、いやデザイン≒機能と言えるでしょうね。
まあとても熱気に満ちたいいディスカッションでした。テッちゃん、お疲れ様!
徹底的に機能を追及した上のデザインの美しさが理想なんでしょうね。
ところで、パネリストになじみの深いお二人を見つけました。
達川さんも山田さんも娘の小学校の同窓生のお父様です。
最近はお会いする事も少ないですが、
相変わらずご活躍されているようで、何よりです♪