9回ウラ満塁で栗原クン。豊田投手がカウント悪くした時点で勝負あったと確信しましたが、あとはヒットか犠牲フライかはたまたＨＲか。この打席ネット裏（一塁ベンチの後方）で見る幸せに恵まれ、栗原クンの打球が糸を引くように外野へ飛び、野手の手前でバウンドした瞬間、歓喜炸裂！狂喜乱舞！！
1塁付近のお祭り騒ぎのひとコマですが、すでに栗原君はビショビショになってます。マーティーもご満悦。それにしてもいろんなドラマがありましたが、なんと言ってもコレ。
この日スタメン起用された背番号00の山崎クンの見事な隠し玉。これはその直後呆然と佇む阿部選手。これはタッチした瞬間を見ることができましてね。「あっ、隠し玉っ」と思わず叫んでしまいました。
一応ベンチも抗議はするのですが、長谷川投手も内心ニヤニヤだったことでありましょう。
勝ち星はつかなかったものの、長谷川クンの投球ならびに闘志はすごかった。野球劇画に出てくるチョイ悪不敵なキャラクターって感じでね、「この野郎、かかって来い」みたいなピッチングが実に頼もしくありました。優等生が多いと言われる赤ヘルナインですが、彼にはゼヒこの路線でいってもらいたいものだと思います。どっかの回が始まるとき、マウンドに向かう彼に「長谷川ぁ～、ナァ～イスピッチ～ン！」とメガホンで叫びましたら、彼はこちらに背を向けたまま帽子のつばにちょこっと手をやって挨拶を返してくれました。そんな仕草もサマになる、本当にカッコいい男です。