二日連続で試写会でした。こんどは打って変わってシリアスなドキュメンタリーです。話題の『不都合な真実』。地球温暖化が実はわれわれが考えているよりもっと酷く深く進行していて、もう待ったなしの状況であることを色々なデータで示した作品。実はクリントン政権で副大統領を務めたアル・ゴア先生の講演を肉付けしたものとなっています。当然端々に現ブッシュ政権への痛烈な批判が込められているわけですが、それとて為政者は何をなすべきかを冷静に指摘しているにすぎず、この作品を政治的意図を持ったプロパガンダと片付けてしまうのはまったく当を得ていないでしょう。もっともこれを突きつけられたブッシュ政権周辺はそうしたいに違いありませんが・・・。
きょうは「ラジオでエコライフ」でおなじみの環境省登録環境カウンセラー藤野完二さんにも来て頂き、一緒に作品を見ていただきました。その上で公開前日の20日（金）のゴゴイチで、この映画をもとに地球温暖化についてあらためて考えてみたいと思っています。ご期待ください。
ところでこの映画ですが、内容は衝撃的ですが、悲観的なものではありません。むしろみんなで力をあわせれば乗り越えられるという思いにさせてくれますし、その事こそがこの作品のメッセージなのだと思います。あわせて『ハチドリのクリキンディ』もぜひご一読を・・・。