統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

尖閣列島を占有しようとする中国の真の動機(無視できなくなる中華思想)

2012-08-21 22:56:34 | 時事ニュース


今から80年ほど前の母親のアルバム昭和10年、日中戦争の始まる2年前の写真です

母はいずれの人ぞ!?死期が近づいているのか、最近もうすぐ97歳になる母親がよく昔のアルバムを見ている。母は目も悪いので、この写真で自分がどこにいるのか分からないというので探してみた。東京の女子大学で地方(大牟田)から来た母は既に貧乏でした。当時家業の造り酒屋が3年の酒造りの失敗が続き没落したのです。友人は全国から来たお金持ちの子女ばかりなのでよい着物を着ていたが自分は女学校の服を着ていたというので、この中心のセーラー服みたいなものを着ている女性に違いないと進言した。母は首をかしげたが、身長が低く顔も私に似ているようなのでこれだと思う。このころ日本と中国の関係は悪く、終戦を迎えるまで中国に好ましからざる印象を与えた。

世界の中心にいる我らの文化こそが精華中華思想と言うのは、われらの文明が世界の中心であるという中国の思想である。東夷(日本)・西戎・南蛮・北狄は野蛮人として蔑視している。まさに第二次世界大戦の中国進出は野蛮な行為であったかもしれないが、日本も663年の白村江の戦いや元寇では中国に攻め入られている。自分の国に誇りを持つことは良いことだが、逆に今度は他国を蔑視して攻め入ってくることも有り得ることである。特に今の中国は日の出の勢いである。対して今の日本では政局は混乱し、震災と原発事故で国力は低下している。経済軍事で伸びてきている中国に、100年ぶりに中華思想が復活してくる可能性は十分ある。

石垣より170キロ中国に近い尖閣列島中国が最近急に尖閣にこだわるのは資源が見つかったからとか、良い漁場があるからと言うがそれだけではないと考える。人の言葉の正しきを見るにはその人の行いを見ればすぐわかる。人の行いの意味を知るにはその人の動機や心を見れば行動の意味が分かる。人の心はすべて鏡となる。中国が尖閣に固執するのは日本を攻める時に尖閣が最も中国には危険な島となるからである。台湾から170キロ中国から330キロの所にあり、北京からは遠いが、香港と上海に近い。中国にとってはちょうど半球の頂点にあり、まるでのど元に剣を突き付けられた状態となるのである。こんなところにミサイル基地を作られたら中国にとってはとんでもないことになる。逆に中国が尖閣を占有すれば石垣や与那国島の日本の基地の押さえとなる。これは中国の被害妄想かそれともすでに中国の潜在意識に中華思想がうごめきだし、それが投影的行動となってたのか、日本は十分考える必要がある。

レジャーランドか漁港をとりあえずはいきなり尖閣に自衛隊の基地など考えずに、まず平和施設を立てて観光地として領有するのが無難かと思います。それにしてもいやなきな臭い時代に突入してきた予感がします。日本の防衛も自立の時代を迎えたのかもしれません。


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Unknown (asa)
2012-08-24 23:21:32
中国にしてみれば、この尖閣諸島は危険な存在になるというのは、確かにその通りでしょう。
だからと言って、下手に物騒な真似をしたところで、中国にとって何の国益にはならないし、日本にしてみれば、それによって沖縄県民にとっては、たまったものでは無いし、アメリカにとってもたまったものではございませんよね。
この尖閣諸島を北方領土に置き換えれば、ちょうど中国の立場を日本に置き換え、日本の立場をロシアに置き換えれば、石原都知事による尖閣諸島買取騒動なんていうこと自体が、このお方にしてみれば、「最後のご奉公」のつもりなのでしょうが、まともな日本人からみれば、「最後の悪あがき」としか言い様がありませんよね。
この騒動自体は、韓国の歴史ドラマの中で悪人共が仕出かした、清国との裏取引に絡む間抜け話と変わらないし、中国からすれば、騙されたふりをして幾らでも揺さぶって来る事ぐらいは簡単に想定出来るものの、逆に日本が騙されたふりをすれば、こんなことに相手にしたところで、中国にとっては何の国益にもならないし、韓国や北朝鮮からすれば、日本は単なる間抜け国家と幾らでも馬鹿にされてもおかしくないと思うと、もう余りにも悲しいことでしかございませんよね。
だとすれば、中国に対しては、どうぞ幾らでも相手になさらないで下さって結構ですから、幾らでも腹の底で嘲笑って下さい、とでも言ってあげれば良いのだし、石原都知事に対しては、尖閣諸島ではなく、北方領土の国後島と択捉島でも買い取ることで、日本がロシアに対して上手く騙されたふりをすれば、歯舞諸島と色丹島の返還だけで済む話では無いのだし、石原都知事は、ロシア側の罠に嵌められて、二度と日本に帰ってこられなくなっても構わないのだし、これを上手く外交カードにで利用することで、北方領土の4島返還は確実に近づくことにでもなると同時に、経済交流というものを外交カードに利用することで、日本の国益にも叶うと同時にロシアにとっての国益にも叶うし、アメリカにとっての国益にも叶うことにでもなれば、これにこしたことは無いし、石原都知事にとっては、これこそが本当の意味での「最後のご奉公」に繋がるのでは無いかと思うと、何とも皮肉なこととしか言い様がありませんが、中国にとっては、南沙諸島や南シナ海での領有権をめぐる平和的解決に向けての良いお手本に示してあげることにでもなれば、結果的に中国にとっての国益にもなるし、韓国にとっての国益にもなるし、周辺の東南アジア諸国にとっての国益にもなることを思えば、日本は経済規模や成長率では、中国にも韓国にも喜んで敗北してあげて、幾らでも縮小し、ただひっそりとした国となっても構わないものの、此れ程喜ばしいことは無いし、何も言うこともないのでは無いかと、つくづく感じるところではありますよね。
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1%の悪人がトラブルを起こす (ドクターK)
2012-08-26 12:08:31
原発事故で日本も教養と文化は戦前並みなのが分かりました。相変わらず政治経済を支配するわずかな1%人たちが、マスコミの増幅機能を伴って、自分たちの都合のいいように国民を先導しています。政治家は国民が自分に注目していくれて、自分の立場を良くしようとします。韓国では大統領は死刑になりますから気持ちも分かりますがいい迷惑です。経済界は少し困っているかと思います。今の世界に精神文化の交流はあまり期待できませんが、経済交流を活発にして不本意ですがナショナリズムの精神を堕落させて、領土争いや戦争よりお互いの国でお金を儲けて平和にみんなで暮らしましょうという方が幾ばくか安全かと思います。自殺の問題や精神文化の発達はずっと先の事かと考えます。
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