統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

温泉療法医(福岡県で一番高濃度のラドン温泉になりました。多分?)

2014-04-19 23:52:34 | 時事ニュース

晴れて温泉療法医になることができました。意外と大変で7年かかりました。


これが私が発見した。ラドン温泉の分析表です。

学会に3年所属すると温泉療法医を取得する権利ができるのですが、学会参加はもとより温泉での一泊二日の泊まり込み研修に出なければなりません。いつも東北とかと遠いところで研修があるので、なかなか参加できませんでした。昨年は大分の長湯温泉であったので何とか参加し資格を無事取ることができました。専門医の資格は沢山持っていますが、それらは「取らねばならない」という感じですが、今回は温泉のオーナーとしては「是非取りたい」という思いでしたので何となく嬉しい。

 しかも今回はもう一つトッピックスがあります。それは、温泉登録の10年目の更新で行った温泉分析で、確認は出来ていませんが、どうやら熊井温泉が福岡県一、九州で2番の高濃度ラドン温泉になったようです。分析表に載っている78.9ME(マッヘ)(以前は64マッヘ)という高濃度ラドンが証明されました。

 近年西日本の空間ラドン線量が増加しています。それに反して地下水のラドンはかなり少なくなってきているようです。要するにどういうことかというと地下のラドンは地下振動と地熱で地上に出てきます。それを利用して地震の予知をしている人もいます。実際東北での地震の前に空気中のラドンが直前で急上昇しています。一昨年鹿児島に行った時に桜島の爆発が996回あって史上最高とのことでした。おそらく去年は1000回超えたのではないでしょうか。このようにいま日本列島はシェイクされ地熱が上がっているようです。やがて大きな地震が来る可能性はかなり高いようです。九州だからと言って安心はできません。関東付近では浅間山が爆発してきたら危険ですが、九州では阿蘇山が大爆発するとやばいと思います。ラドンの空間線量を測っておきたいところですが。。。

 そういう分けで九州の高濃度ラドン温泉のラドン濃度はことごとく低下しています。ラドンは地下深いところにある花崗岩の中にあるラジウムが壊変してラドンになり地下水に溶け込み、それをくみ上げてラドン温泉になるのですが、多くは1000~2000メートルの深いところにあるので地下の状況の影響を受け易いのです。ところが熊井温泉では花崗岩が浅いところにあり、むき出しになっているところもあります。ですから地下の影響を受けず高濃度を保っていると思われます。








昨年の12月に足首を痛め何をしても治らず泣きたいくらいでした。そこで、この花崗岩の岩盤の所に穴を掘って作った洞窟浴に急遽温泉を引き足湯をしてやっと治りました。
今や熊井温泉は知る人ぞ知るというところになってきました。しかし今日も「入れる風呂はないのか」という電話がかかってきましたが、「うちは自販機しかないのでそのうち作ります」と言いながら10年以上たちました。また今日も患者さんから「早く老人ホームを作ってください」と言われましたが、いずれもお金が無いので当分無理そうです。宝くじもダメ、株も今やアベノミックスがアワノミックスとなり果てこれもダメ、統合医療はお金がかかるだけで儲からないのでもっとダメです。しかし、今や自分も老人ホームを必要とする時期に近づいてきましたので、20人くらいでクリニックの敷地内に温泉のある有料老人ホームを作りたいなと思っています。

老医師も、患者と共に、施設入り(老人ホーム施設長:老々医療より)
コメント (2)
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