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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

暑い夜には、辛味料理が似合う

2022年07月26日 | 日記とレシピ

 「ごめんくださあい!」

「はい。」

玄関に出て行くと、向かいの住人だ。袋を持っている。

「おう、これ食ってけろ。」

「何や?・・・おお、立派だごど。」

覗いてみると、キュウリの親分。ズッキーニだ。

「畑さなってだっけからよ。消費に協力してけろ。よろしく!」

「なんだって、いつもありがと様です。」

ってなわけで、我が家の台所に夏野菜が一つ増えた。

 ただ、この野菜については、目に入った途端に料理が思い浮かんでいたので、それに相応しい日が来るのを待っていた。

 そうして本日、『戻り梅雨』が明けて、再び夏の日差しが戻ってきたところで作ります。その名は、

   ≪夏野菜のドライキーマカレー≫

 暑くなったら、冷たい食べ物。これは、定番の考え方だし、美味しいから、どんどん作りますよ。

 だけど、感覚的には、熱くて辛い料理をハフハフいいながら食べるのもよく合うと思うんだよな。で、普通のカレーと違ったカレー粉のスッキリした辛みを楽しむドライカレーを食べたい。そんな風に、前から考えていたんですよ。そこにズッキーニが届いたら、もう決まりなんです。

 それでは、始めましょう。

 下ごしらえの部

 ・ズッキーニは300gぐらいを銀杏切り(90度)の半分(45度)の薄切りにしてみました

 ※結構太かったので

       こんな感じ

 ・ニンジン1/2本を、こちらは銀杏切りにして600wで1分半レンチン

 ※一番火の通りが心配だったので

 ・タマネギ1個をみじん切りに、先日刺身で余ったニンニクとショウガ摺り下ろしを使いましょう

 ・豚の挽肉300gを使います

       野菜の準備が出来ました

 ・調味料は、コンソメ1個にカレールー2片とカレー粉(全部で小さじ1ぐらい)に、ウスターソースとケチャップ各大さじ2

 調理の部

 ・油を引いた中華鍋で、タマネギ、ニンニク、ショウガを炒めます

 ・挽肉の前にズッキーニとニンジンを入れてしまったので、ひと炒めしたら水1カップを加えて蒸してしまいました

 ※次に作るときは挽肉を先にします

 ・ここにコンソメを加え溶かしてから挽肉を入れて色が変わるまで混ぜました

 ・続いて、カレールーとカレー粉も入れて水分を飛ばしながら溶かし混ぜます

 ・ウスターソースとケチャップを加えて強火!

 ・焦げ付かないように混ぜながら水分を飛ばしていきます

 ※半個体化してきたら火を消して、盛りつけまで放置

 ・盛りつけのタイミングに合わせて再加熱するといい感じ

       スミマセン、これは2日目の朝食(初日、撮れなかった)

 挽肉の味が広がってキーマカレー、GOO!

 夏野菜の味と食感を楽しんで、GOO!

 そして、ドライカレーのピリッとした香り、GOO!

 

 やっぱり美味しいねえ。暑い夜だったけど、みんなで喜んで戴きました。今回のレシピにしてよかった。

 お向かいのM氏、素敵な夏野菜をありがとうございました。

 このご恩は、秋のキノコ採りの時に返せたらいいなと思っています。


ミズに救われた!

2022年07月25日 | 山菜料理

 本日のキノコ山探索は、季節の進行を肌で感じることができて気持ちよかった。タケノコ採りが終了して以来の運動不足も、少しは解消出来た気がする。そして、何より、『欲タガリ』は、転んでもただでは起きない。食べ頃のミズを貰ってきたもんね。これが、やっぱり旨かったんですわ。その辺の記録をまとめておきます。

 作ったのは、 ≪ミズとキュウリの浅漬け≫

 正直なところ、いい塩梅に作ったので、正確な計量は、していません。

 下ごしらえ・調理の部

 ・ミズの葉を根元に向かって引っ張ると、皮も一緒に剥けてきます

 ※葉が互生しているので、「右側を向いたら次に左側」という感じで

 ※実は、ここが一番面倒。逆に言うと、ここを乗り切ると、あとは簡単

 ・たっぷりのお湯で茹でると鮮やかなエメラルドグリーンに染まります

 ※「おひたし」だったら、これで準備完了です

 ・ミズを適量寸切りにしました

 ※キュウリ(1本分:これが基準かな)が加わるので、それと同量ぐらいにしました

 ・キュウリは半月の薄切り

 ・二つを一緒にして、出汁醤油大さじ1、塩ひとつまみ強加えたら混ぜます

 ・ポリ袋にまとめて密封。冷蔵庫へ

 ・1時間後、袋から出すといい感じ!

       すごく爽やか!そして、トロッと美味!!

 ショウガを和える方法もあると思うんですけど、我が家には、「ショウガはちょっと・・・」と言う方もいたので、今回は使いませんでした。なくても、極めて美味しいです。勿論、後から足してもOKだと思います。

 本年度は、ミズ料理に関しては、おひたしばかりだったんですけど、やっぱり一手間加えてみるものですね。美味しさが、格段にレベルアップしました。

 今回は、本命だったキノコが空振りに終わったけれど、代わりにこんなに美味しい料理ができました。ミズに救われた感じ。

 キノコ山の神様、ありがとうございました。

 次、どこの『ミズ畑』に行くか決まっていないけど、その時も楽しく収穫出来ますように。そして、家族が喜ぶ料理が出来ますように。

 よろしくお願いします。


キノコ山探索

2022年07月24日 | キノコ採り

 明日の休みは、自由に使える。天気も悪くなさそう。だったら、外でしょう。ここまでは、即決。

 次だ。どこに行く?

 我が家の台所事情を考えると、一番無難なのが『ミズ畑』。現在、フキの炒め煮と、先日作ったナストビタケを食べているけど、そろそろミズを補充しておきたいのだ。

 ただね、最近、気になる出来事が発生。ブロ友のガバオさんの日記の中で、あるキノコの画像を発見してしまったんですよ。その名も、『チチタケ』。普通は8月に入ってから発生するのに、もう出ている。場所は奥多摩。

 暑さに反応して生えるキノコだから、寒冷地の山形の方がずっと遅く発生するはずだと思います。でも、もしかして、もしかすると・・・。妄想が広がってきたわけね。そして、

 ああでもない、こうでもないと考えてるより、現地に行ってこの目で確かめてやれ!

 ということで、キノコ山に決定です。

 日の出時刻に到着出来るように出発。先行の車が走った気配、皆無。

 身支度を整えて踏み跡へ。藪に覆われた山道、ここ数日間、人の通った気配、皆無。

 まあ、戻り梅雨の豪雨の後だから当然と言えば当然でしょう。

 多分、獣たちと私しかいない山中を暫く歩くことになる。あ、HIROさんに教えてもらって作った虫除けスプレーも、しっかり肌に振り掛けました。

       エゾアジサイが花盛り

       鮮やかな薄青色が多いんですが

       この色は、珍しいです

       一年ぶりに見る小滝を渡って

       崖を登ると新たな倒木

 他に、何カ所も倒木が道を塞いでいました。多分、この冬の豪雪のせいだろうね。

       天然のキウイ(サルナシ)

       綺麗だから撮った(タマガワホトトギスと言うらしい)

 ああ~、いい汗かいた!

って、収穫は?

 そんなもの決まってるでしょう。

 なんとなく、キノコっぽい匂いがするんで、トリュフを探す豚さんの気分で、目と鼻を利かせて探し回ったんだけど、

       イグチ科のイロガワリかな?

 この子を1本見つけただけでした。まあ、まだ7月。仕方がないでしょう。『キノコは』諦めます。

 代わりに、

       ミズぐらいは持ち帰りましょう

 踏み跡に覆い被さっているミズを、下草刈りの気分で刈り取って連れて帰ることにしました。

 夏の山菜は、真っ盛りだけど、夏のキノコには、まだ少々時間がかかりそうな様子です。

 山の神様、また、近いうちに遊びに来ます。その時も、よろしくお願いします。


なんだか分かってきたかも ソフトクリーム

2022年07月23日 | 日記とレシピ

 本日は、朝から1日審判業務。

 正直言って、辛かった。何がって、蒸し暑さとマスク。この気候の中で動き回ること自体が年寄りには苦痛なのだが、そこにマスクがつくと拷問みたいなものだ。

 コロナ感染を予防するために熱中症にかかるなんてアホらしい。この辺の対策の使い分けが必要なことを、改めて実感させられた。

 で、帰宅したら、早速、冷たいスイーツ作りですよ。日本酒のロックを引っかけながら作ってみたのだ。その名も、

   ≪ソフトクリーム≫

 アイスクリームじゃないよ。ソフトだよ。何度か試しているんだけど、どうもうまくいかない。あの、冷たくてとろける食感を楽しみたくてチャレンジしてきたんだけど、固まってしまうんです。

 このところ何回かアイスクリームを作ったんだけど、原因のめぼしがつき始めているので、それを確かめたいという思いもあります。それでは、行ってみましょう!

 下ごしらえ・調理の部

 ・牛乳40gを、70℃でレンチン

 ・粉ゼラチン5gを溶かしたら、砂糖50gも加えてよく混ぜます

 ※ダマっぽくなったところも気合いで溶かしました

       こんな感じ

 ・牛乳の残り170gぐらいに生クリーム120gを溶かして

 ・バニラエッセンスを数滴かけて、よく混ぜます

 ・最初に作ったゼラチン牛乳を加えて、更に混ぜたら冷凍庫へ

 ・10分おきに出しては混ぜてを繰り返していくと、1時間20分ぐらいでそれらしく固まってきました

 ・しぼり器に入れて、ニュウルニュルっと絞ってみました

 ※器は事前に冷やしておきました

 お、なんだかいい感じじゃない。

 ・それぞれに、ココアパウダーとイチゴジャムとブルーベリージャムとを乗せて

 ・冷凍庫で待機

 食後に戴くはずだったのだが、夕食を食べ終わった途端に眠ってしまったらしい。

 

 ・・・翌朝目覚めて、妻に聞いてみると、

「美味しかった!」

とのこと。

 喜んで、冷凍庫に残った1個を出して、スプーンですくおうとすると、

ガッチガチ

 なんじゃこれは!夕べのふわトロ感は、どこに行ってしまったんだ!!

と言いつつ、実は、こうなることは、ある程度予想出来ていました。だって、今までのアイスクリーム作りでもそうだったから。ゼラチンを入れたぐらいじゃ根本的な解決にはならないよね。

 でも、多分、間違いありません。

 ・硬くなったアイスを冷蔵庫に移して1時間後、スプーンですくってみると

 フワッ。

 口に運ぶと、トロッ。

 これよこれ!これを食べたかったんだよ。

 やっぱり、予想通り。問題は、温度だったんですね。

 凍ってしまえば、硬くなるけど、溶ける直前まで来ると、この食感が楽しめるってことです。

 多分なんだけど、ゼラチンの弾力が、この段階で生きてきます。つまり、牛乳を凍らせたら、0℃を上回った時点で溶け落ちたり崩れたりするけれど、粉ゼラチンが入っているから、型崩れしないんだと思います(生クリームをホイップしても効果がありそうな気がする)。

 ああ、うまくいってよかった。そして、いろいろ分かったぞ。

 これは、寝落ちしてしまったせい。ということは、あれですね。

 くたびれ果てた審判業務とお酒の力に感謝しましょうか。

 ありがとうございました。


なつがすき!(さんぽうた152)

2022年07月22日 | いきもの

  なつがすき   のうぜん れな

 

なつが すき

 

ぱあん ぱぱぱぱあん

ひざしが すき

むぎわらぼうしもいいけど ひやけもいい

 

ぱあん ぱぱぱぱあん

みずが すき

ぷうるもいいけど ゆうだちもいい

 

ぱあん ぱぱぱぱあん

かぜが すき

ふうりんもいいけど ゆうすずみもいい

 

ぱあん ぱぱぱぱあん

なつが すき

だって 

 

げんきが わいてくるんだもの

 

 

 真夏の訪れとともにへばるマタギとは反対に、この頃、元気な姿を見せてくれているのが、このお方。

       ノウゼンさんです

       太陽の光が大好きって感じ

       次々に花を咲かせていきますよお!

    夏の訪れを待ちかまえていたかのように蔓を伸ばし、蕾をつけていきます

       夏の日差しが、風が、そして、雨さえも大好きなんですね

 花言葉を調べてみると、その一つが『栄光』だって。

 勝手な想像だけど、多分、この形から、トランペットをイメージした人がいたんだと思う。そして、次から次へと咲いてゆく元気な姿から、ファンファーレを聞いている気分になったんじゃないかな。

 そう考えると、この花言葉には納得がいきます。

 さあ、『れな』ちゃん、この夏も色々あると思うけど、上を向いて、高らかにファンファーレを鳴らして、元気を分けておくれ。

 よろしくね。