山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

いきあたりばったりパフェ

2021年07月26日 | 日記とレシピ

 動物たちは厳しい季節を乗り越えるために、それぞれが自分の命をつないでいけるように工夫をしている。分かりやすいのは野鳥の『渡り』ですね。自分が暮らしやすい子育てしやすい環境を求めて移動できる野鳥の自由には、敬意と憧憬しきり。

 そこまで自由に動けない動物たちは、『夏羽』と『冬羽』みたいに衣替えをして暑さ寒さを凌いでいます。人間の生活もこの辺の動物に近いと思います。

 でもね、ここ最近の気候の変動幅は、衣替えごときでは凌ぎきれない厳しさを伴っているような気がするんです。そうなると、次に考えなければならないのが『冬眠』や『夏眠』です。大体において、体温を超えるような気温のもとで命を削りながら働くのって、間違っていると思います。この際、昼夜逆転させて、涼しい夜に活動をして暑い日中は休む。そんな生活サイクルに切り替えていきましょう!

 などという妄想はさておいて、暑さを凌ぐデザートPart3にとりかかります。

  ≪チョコバナナパフェ≫

 下ごしらえ・調理の部

 ・冷凍庫に残っている食材を点検

       フローズンヨーグルトと

       アイスクリーム(いつの間にかかなり減ってる)と

       バナナがあります

 ・冷やしたカクテルグラスに薄切りのバナナを並べて

 ・フローズンヨーグルトを敷き詰めます

       なんだかいい感じ

 ・アイスを乗せたところに

 ・砕いたチョコレートをまぶして

 ・オレンジジャムを乗せてみました

 

 普通、こういう料理って、最終的にどうなるかを考えて作るんだよね。でも、今回は目の前にあるものを何となく組み合わせていくうちに出来ちゃったという感じ。もうちょっと赤い色、例えばイチゴとかサクランボみたいなものが乗ると、もっと綺麗だっただろうと思うんだけど、まあ、ええわ。まずくはないでしょう。

 冷凍庫に入れて、しばらく離れていたんだけど、戻ってみたらなくなっていた。聞けば、

「美味しかったよ♡」

だそうだ。

 冷凍。まあ、これも人間が暑さを乗り越えるために編み出した技術ですからね。それを使って元気になるなんて、他の動物には真似ることも出来ないでしょう。素晴らしい知恵だと思う。こうして、いつでも食べることが出来るって素晴らしいことだ。

 でもね、「美味しそう!」とかさ、「食べてもいい?」とかさ、ちょっと一言あると、嬉しさも倍増するんだけどなあ。

 行き当たりばったりで作った料理は、行き当たりばったりで食べられてしまうと言うことかな。

 ただ、ちょっと気付いたことが一つ。それは、料理には、作り手の心が宿るということ。これは、時短でもじっくりでも同じ。

 今回は、時短料理。ある意味で手抜きかもしれないけれど、それでも作り手の思いってものは存在してるんですね。そんなことを改めて教えてもらった気がします。

 さあ、次は何を作ろうかな。もうちょっと心を込めてみたいですね。


ソフトクリームが出来ちゃった?

2021年07月25日 | 日記とレシピ

 昨日は、すごく充実した一日になったんだけど、疲れた。しかし、今日は容赦なく勤務だ。ただ、祝日の勤務は、平日よりも少し早く終了するので救われる。さて、どうしましょうか。

       無茶苦茶に暑い午後

       足元から噴水が湧き出るこの公園にも人が集まりだしました

 やっぱり帰宅したら、ロックでしょう。もちろん、あっちのロックじゃなくて、こっちのロックです。それはいいんだけど、せっかく帰宅後に使える時間が長くなってるんだから、何かやらなくっちゃ。

   ポクポクポクポク チ~ン

     ≪アイスクリーム≫

 正直なところ、アウトドアに心が向かない。連日、体温を超えるような暑さ。これだけでも滅入るのに、午後には、あっちこっちで局地的豪雨。これが半端でないんですよ。『バケツをひっくり返したような』とか『滝のような』という表現がぴったりな大雨。「ここは熱帯雨林か?」と、ぼやきたくなるような天候が続いてるんです。

 ということで料理です。昨日のヨーグルトと一緒に買ってきておいた生クリームを使いたいので、アイスクリームでしょうね。早速始めます。

 

 下ごしらえ・調理の部

 ・卵2個に砂糖40gを加えて、ハンドミキサーで撹拌

 ※普通は卵黄だけなんだけど、卵白も入れると

 メレンゲ状態になります

 ※すごく暑いので冷蔵庫で避暑

 ・ボール(大)に氷水を入れて、その上にボール(中)を乗せます

 ※中ボールを冷やし続けるのが目的

 ・生クリーム200mlを撹拌(砂糖30g入れる)

 ・バニラエッセンスを一振り加えてしつこく撹拌

 ※ボールを裏返しても落ちてこないぐらいになるまで

 ・冷蔵しておいたメレンゲ(?)を生クリームに加えて混ぜます

 ※ここからはゴムべら使用

 ・色むらがなくなるまで丁寧に混ぜます

       まだです

 ・均一になったら冷凍庫へ

 ※このガラスボール、深かったので途中1時間に1回ほど混ぜました

       オリンピックの開会式が始まる頃に出来上がり

 盛り付けてみて、食べてみてビックリ。これは、アイスクリームと言うよりもソフトクリームだ。しっとりふわふわの食感は、手作りアイスとしては初めて。

 これまでのレシピとの違いから考えると、多分、卵白効果ですかね。今まで使わずに来た卵白を使って、しっかりとメレンゲにしたことでこの食感が生まれたような気がします。

 これは嬉しい発見です。ここに何を加えるかで様々なバリエーションを楽しむことができそうですよ。

 

 これで、この『茹だるような季節』乗り越え作戦、一歩前に踏み出した気になりました。

 さあ、ここに加える食材を探すことにしましょう!

 

 ・・・翌日には普通のアイスクリームになってました。あれは、あの感動は、夢だったのか。

 結局、昨夜のは、固まり始めの微妙なタイミングだったということみたい。

 まあ、アイスクリームの実験が続くことには変わりないですし。これも勉強です。アイスだって美味しいもんね。


熱い心を冷ます料理

2021年07月24日 | 日記とレシピ

 本日はボランティア活動の予定日。これまで、数十年にわたって大会運営をしてきた中で、多くのことを学ばさせていただいた。次の世代に仕事を引き渡してきた。それなのに、直前になって電話がかかってきて、

「ご無沙汰してます。すみません。どうしたらいいんですか・・・。」

だって。

 ガクッときたけど、よくよく考えてみれば仕方がない。なんと言ったって、去年はコロナ禍で大会が中止。2年ぶりの開催になったけど、人が入れ替わったのに加えてコロナ禍での開催は初めてなので、ノウハウがない。溺れる者は藁をも掴むということだ。こちらにだってコロナ禍での運営ノウハウなんてない。だけど、せめて藁ぐらいの貢献は出来るかなと考えて、大会当日は早朝出勤した。

 山菜採りほど早くないからなんともないはずなんだけど、『初めて』だったために生じたピンチが次々に襲いかかってきてスリル満点の一日になってしまいました。

       暑き1日となりました(某漁港の夜明け)

 夕方になって、全てが終わり、仕事をやり遂げた仲間達をねぎらって解散したときには、もうヘトヘト。よくぞやり切ったと思うし、自分で自分を褒めてやりたいとも思います。こんな日には、やっぱりご褒美ですね。

 

  ≪フローズンヨーグルトのバナナ風味≫

 しっかり水分補給はしてきたつもりだったんだけど、咽が渇くし暑くてたまらない。ここは、お酒のロックだぜ。グビグビグビ・・・。それでも身体が熱い(って、当たり前か)。足りないから、手軽に作れるアイスを作ってみようと考えて『シャーベット』を検索していくうちに、このレシピがヒットした。何てったって簡単そうだし美味しそうだからやってみます。

 

 下ごしらえ・調理の部

 ・バナナ1本を薄切りにしてジップロックへ

       これを

       こうして

       袋(Mを使用)に入れて

       潰します(この発想が優れもの!)

 ・ここにプレーンヨーグルト200gとハチミツ25gを加えて

       倒れないように小鍋に立てると簡単

       少し丁寧に揉みながら混ぜて

 ・冷凍庫で凍らせます

 ・約1時間後に冷凍庫から出して、袋のまま揉みほぐします

 ※固まってしまう前にやらないと大変だと思う

 ・もう1時間冷やしたら盛り付けます

       盛り付けた後、冷凍庫で待機させたら固まりかけていた

 食べてみると、甘みもあるけど酸味も結構きいていてすごく爽やかな感じでした。私は勿論なんだけど、家族も大喜びで食べてくれたのでよかった。 

 ただし、難しいと思ったのは、盛りつけのタイミング。これだけ暑いと、盛り付けたあと、どんどん溶けていってしまう。だけど、今回みたいに早めに盛り付けて冷凍しておくと固まってしまう。

 多分、冷凍庫から出して盛り付けた直後に食べるのが、一番いいんだと思います。でも、今回みたいに食後のデザートとして出すんだったら、早めに盛り付けてしまうのも仕方がないんじゃないかな。

 こちらも勉強になりました。日中に火照りまくってきた身も心も、すっかり落ち着いたみたいです。

 

 ごちそうさまでした!

 

 また、明日から頑張れそうな気がしてきました。


やわらかな えふで(さんぽうた92)

2021年07月23日 | いきもの

  やわらかな えふで   ねむのき なごみ

 

わたしのはなは

やわらかな えふで

 

わたしに ふれたら

そまってしまうの

めにはみえない

しあわせのいろよ

 

かぜさん

とおりぬけていって

ちょうちょさん

あなたもいらっしゃい

ほうら

きもちいいでしょ

わたしにふれると

みんなが えがお

 

わたしのはなは

やさしい えふで

 

みんな

しあわせいろに そまっていくよ

 

       きれいな花です

       全体の様子を見ると、まだまだ楽しめそう

 前回、昆虫で印象的だった『かみさまとんぼ しと』さんを紹介したけれど、花で一番印象に残ったのは、この『なごみ』ちゃんです。と言うのは嘘で、実は、この子が花を咲かせてくれるのを去年から待っていたんです。

 去年の秋頃にこの木を見つけたときには、もう、すっかり花は終わっていました。でも、それほど大きくないから、もしかしたら、花をつけずに終わったのかな、なんて考えていたんです。

 そうしたら先月、もう一つ見つけてしまったんですよ。

       見えるかな?つぼみがいっぱい

 それからというもの、何時咲くのか楽しみにして待っていたんです。その最初の花を見つけたのが7月の始め。それから10日余りすぎてここまで育ってくれました。

 この花、大好きですね。見ているだけで心の中が優しくなっていく。それこそ、『しあわせいろ』に染まっていくんです。

 しばらくは『なごみ』ちゃんを見て、心を癒やしていきたいと思います(仕事が、かなりシビアになってきているだけに、なおさら)。

 もう一つついでに。冬に紹介した『きちょう しのぶ』さんの食草は、このネムノキなんだそうです。うまく支え合って命をつないでいってほしいものです。

 


今がその時!

2021年07月22日 | 山菜料理

 楽しむことが一番で、収穫は二番。そんな気持ちで採ってきた収穫物。それが本音であったとしても、せっかく戴いてきたからには美味しく調理すべし。これは、山の神様から恩恵を受けるものの責務である。『スーパー朝仕事』の後ではあるけれども、下ごしらえまでは済まさなければなるまい。

 なんだか、偉そうなことを言ってるけど、昼過ぎからの勤務を考えたら、今、やれることをやっておかないと墓穴を掘るからにすぎません。

 まずは、フキ。軽く洗ったら、切り口を見ます。

       下(根元)からの侵入者は、いないみたい

 茎全体を見て、途中の虫食いも点検します。この作業、山の中でもやってくるんだけど、たまに見落としがあるので欠かせません。

 適当な長さに切って、

       桶に並べて

 たっぷりの塩をまぶして重しをかけて保存。(2~3日後に水が浮き上がってこないようなら『呼び水』を差すと、間もなくヒタヒタになります)

 一丁上がり!

 例によって、ミズの下ごしらえをして、

       ここまで来ればもう一息と思ったんだけど・・

 あれ?そう言えば、前回、『だし』用のみじん切りを冷凍していたんだっけ。ということは、

 ポクポクポクポク チ~ン

  ≪冷凍ミズの試食≫

 ここで、前回、試験的に冷凍しておいたミズのみじん切りを料理してみることには、大きな意義があると考えた。これが上手くいってるのであれば、今回の収穫物も含めて、これから先、有力な保存方法として活用することができる。逆に、上手くいかないと分かれば、今回も含めて、もうやらないだろう。

 これは、そうです。今です。今やるべきですよ!

 ・早速、冷凍庫に保存してあった冷凍ミズをぬるま湯で解凍し始める。

       ここからスタート(袋ごとお風呂に)

 ・ナスと浅漬け途中のキュウリをみじん切りにして、極薄い塩水にさらす

 ※生のキュウリがなかった。ナスを追加したけど、少し湿らせたかったのとアク抜きを兼ねてます

       なんとなく、しっとりします

 ・一旦水を切って

 ・解凍の終わったミズを中身全部使います

 ・野菜と合流させます

 ※ミズのエキスが抜けてるみたいだ。だけど、

 ・調味料を加えるといい感じ

 ※醤油45、酢みりん各10g、砂糖小さじ2にガゴメ昆布5g

 ・混ぜて冷やして出来上がり

 

 ここから程なく朝食タイムです(これだから『スーパー朝仕事』は楽しい)。早速食べてみました。

       こんな感じ

 いけるじゃないの!

 ミズがエキスと分離したみたいでどうかなと思ったんだけど、全然問題なく美味しかったです。思うに、別れた2人が元の鞘に収まったってことなのかな?

 これだったら、今回みたいにミズのみじん切りを1食分ずつ小分けにして冷凍保存する方法もOKですね。

 安心したのと、お腹いっぱいになったのとで眠くなってきました。一旦休みます。

 お休みなさい。