山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

久しぶりに山仕事(遊び?)

2021年07月21日 | 山菜採り

 明日は夜勤。天気予報では、降水確率10%。行けるじゃない!

 もちろん、お山にです。

 実は、トランクルームに山遊び用の装備を積み込んでから、丸々1週間。今日こそは、明日こそはを繰り返しはがらここまで来てしまったのだ。

 行くならここしかない。明後日も休みなんだけど、そこが2回目のコロナ接種予定日。色々な方々のお話を聞いたり読んだりしていると、誰がどんな風になるのか全然分からないというのが、今分かっていること。やっぱり、明日しかない。

 日の出時刻が、一時期よりも20分ほど遅くなっているので目覚ましも20分遅くセット。早めに眠りに就く。

 熟睡したつもりなんだけれど、やっぱり目覚ましよりも早く起きてしまいました。その分、余裕をもって気象情報や手荷物の確認をすることができた。よし、出発!

 途中、北東の空が白んできているのが見えた。日の出時刻の50分も前ですよ。これは、遙か~に、広~く晴天であることの証しです。ますますワクワクしてくる。

 例によって日の出時刻に行動開始。森に分け入る。

 本日の『畑』は、前回の斜面よりも少し下流に下ったところ。

 ブナの森を下っていくうちに、ちょっとした窪地から水が湧き出している。その流れを辿っていくと、

       小さな沢になります

       トリアシショウマが花盛りです(これも山菜)

 更に下っていくと、

       フキ畑が待っています

 虫食いの葉もあるんだけど、湿地帯のフキの茎は瑞瑞しいものが多いようです。

 この辺りにミズ畑もあったはずなんだけど・・・。ああ、ありました。

       例によって散髪させてもらいました

 大体、1週間分いただけば十分なんです。そうでないと、せっかくの収穫物の鮮度が落ちてしまいます。というのは建て前で、また遊びに来る口実を残しておきたいというのが本音です。

       もうすぐ花盛り

 10日前には見ることの出来なかったエゾアジサイの装飾花が色づいていました。真の花は、綻ぶ直前だと思います。今が一番美しいかも。

 ああ~、癒やされる!

 この地の空気には、中毒性があるなんて言っては失礼か。そう、一度訪れたものを惹き付けて止まない魅力に溢れているのですよ。

 

 山の神様、本日もありがとうございました。また、遊びに来ますね。

(日記の順番が少々前後しておりますことをお断り申し上げます。この日記は、ワクチン接種の前日のものです。ごめんね)


日はまた昇る(ワクチンその後)

2021年07月20日 | 日記

 梅雨明けとともに受けた2回目のワクチン接種。少々ドキドキしていたのだが、アナフィラキーなし。その後も全然何ともないので、すっかり安心して1日を過ごす。なあんだ、心配しなくてもよかったじゃない。

        真夏の花その1

 すっかり安心して床に就いた夜半過ぎ、寝苦しさに目覚めた。熱帯夜?違いますね。身体の中の方から、妙な違和感が湧きだして蠢いている感じ。妙に咽が渇く。水分を補給しても、また乾く。

 布団で寝ているのが辛くなって、椅子に座ってみる。こちらの方が、少しはましな感じ。

 倦怠感というやつかな。・・・来ましたね。噂に聞いた副反応みたいです。検温すると、38.3℃。やっぱりね。でも、どうしようもないと言うほどでもないから、しばらく様子をみることにする。

 夜が明けても体調に変化なし。出勤時間が近づいてきたので、例の『非ステロイドなんちゃら』を服用して職場に向かう。

 あれまあ!びっくりです。

 完全に復活してしまいました。全く何ともなく仕事を終えて夜勤を終了することが出来てしまいました。薬が効いたみたいです。やっぱり、文明の力は侮れない。人類の英知に感謝です。ありがたや。

 さて、翌日はお仕事休み。でも、さすがに山遊びは控えます。代わりにと言っちゃあなんですが、とりあえず散歩に出掛けましょう。これだと、途中で何かあっても対応できる。

 予報によると、本日も猛暑日になるらしい。だったら、日の出前に出発です。大体1時間ぐらいのコースかな。季節の変化を写し撮りながら歩く。

       真夏の花その2

 真夏の花達が花盛りを迎えたようですね。

 そうして、一段、明るさが増してきました。夜明けです。山形では、東に奥羽山脈を擁している地形のため、日の出時刻よりも少し遅れて夜明けがやって来るのです。

       街路樹に日が当たり始めました

       このアングルで日差しを浴びるのは朝夕の一時だけ

       元気をくれる花たちにも朝日が

 ああ、昨日は、あれだけ茹だるような暑さだったのに、こうやって日が昇ると喜んでいる自分がいる。多分、この花たちに聞けば、同じような感想を語ってくれるんじゃないかな。一緒に喜びを分かち合いましょう。

 朝日を浴び始めた住宅街を歩きながら思った。

 もしかしたら、今日も辛い一日になるかもしれない。だけどさ、もがいているうちに、いつの間にか、それを乗り越えてしまう。そして、新しい一日が始まり、その中に小さな喜びを発見して、また乗り越えていく。その一つ一つが宝物になって、生きる力が蓄えられていくんだよね。

 ああ、朝日に感謝。今日も散歩が出来ることに感謝。


神のみぞ知る(ワクチン2回目)

2021年07月19日 | 日記

 いつの間にか、2回目のワクチン接種の期日がやって来た。今回は、1回目と同じ曜日で同じ時刻の3週間後と決まっていたので、行動計画が立てやすかった。当日を迎える前に勤務調整に協力してもらい、当日はお休みで翌日は夜勤になるようにシフトを切り替えてもらった。

これで職場には迷惑がかからないだろう。

       ひと安心

 それから、春に怪我したときに処方してもらった『非ステロイドなんちゃら』の薬が接種後の発熱時に使えるかどうかを、先生に問い合わせてみたところ、使えることも確認できた。

       これで、もうひと安心(製品名・・・いいよね)

 さて、他にやっとくことあるか?

 そう言えば前回は、早めに会場に着いたつもりだったのに、接種の順番がギリギリセーフになったっけ。

 これは、考えようですね。

 早めに着いて暇つぶしをして開始を待つか、ゆっくり着いて暇つぶしをして順番を待つかです。

       いずれにしても暇つぶしで心穏やかに待つ

 そう言えば、昨夜からスマホのゲームでイベントが始まっていたっけ。これをやっていれば、暇だれすることはなさそうだね。

 ええと、マタギとしては、早めの方が好きです。

 決定。前回よりも少し早めに出掛けてサッサと接種を終わらせて帰ってきましょう。

 当日は、もくろみ通りにスケジュールが進んで、ストレスなく接種を終えることが出来ました。

 アナフィラキーみたいな症状はなし。でも、『お知らせ』の説明を読んでも、先に接種した方々による情報を総合してみても、明日以降に何らかの症状が出る人が多いみたい。

 でも、出ない人も結構いるみたいなんだよね。マタギの場合にどうなるかは、『神のみぞ知る』だ。

       ここから先は、運を天に任せます

 いくらなんでも、この春からの怪我の苦しみよりも辛いことになるとは思えませんからね。

 さあ、旨いものでも作って食べましょうか!


フィナーレを飾る料理

2021年07月18日 | 日記とレシピ

 大きかったスズキも最後の一さくになった。届いてから3日目が夜勤だったので、1日空けての調理になってしまったのがちょっと心配。使うのはここね、

       この さく です(それなりに大きい)

 さあ、いよいよフィナーレです。どう調理するかは、半分決まっているんだけど、半分決まっていない。料理名は、

  ≪スズキの姿蒸し≫(姿はないけどね)

 この料理、白身魚に香味野菜を組み合わせて、それらを活かすつゆをかけていただく料理。途中、かなり悩んだんだけど、その過程を記録しておきます。

 

 下ごしらえの部

 ・さくを厚さ2㎝ぐらいの切り身にしていきます(皮付きのまま)

 ・立て塩と、ちょっと多めのコショウをすり込んでしばらく待ちます

       こんな感じ。キッチンペーパーでドリップを吸わせます

 調理の部

 ・タマネギ1/2個を、薄めの半月切りにして皿に敷きます

       これが悩んだ答えのうちの一つ

 ※色々考えたんだけど、香味野菜をこんな風に使うことにしました

 ・下ごしらえの済んだ切り身を並べます

       こうなって

 蒸し器に入るんですけど、クッキングシートを敷く?ホイルを被せる?皿ごとタオルで巻いてしまう?・・・。分からん!

 こういう時は、直球勝負だ。余計なことは一切しないで蒸し器に置くことにしました。

       これで行ってみましょう!

 ・つゆを準備しておきます。

 ※酒醤油各大さじ1、オイスターソース小さじ1、砂糖小さじ2に水をちょっと加えます

       オイスターソースがなくなりそうだったので、瓶の中でシェーク

 ・一煮立ちさせて待機

  (ちょっと失敗。もっと煮詰めるか水無しでよい?いや、水無しがよい。)

 ・本体を蒸します

 ※沸騰した鍋に乗せて、強火2分(皿等を温める)+弱火5分加熱し続けます

       運を天に任せてます

 タイマーが鳴りました。さあ、どうなったかな?

       おおっ、旨そうじゃないか

 ・これを個別の皿に盛り分けると

     予想通りもとの皿(右)に水分が出てるけど、これは使いません

 ・ここにゴマ油をかけて、食事の直前に再沸騰させたつゆをかけます

 ※ここは反省点。ここで初沸騰にすべきだった。オイスター・・の風味が変わる

       つゆが多めでした

       トマトを添えて出来上がり

 なかなかさっぱりとして美味しいです。タマネギを敷いたことと蒸したこととは正解ですね。いわゆる魚臭さが感じられません。レモン汁を用意していたんだけど、使う必要はありませんでした。

 途中にも書いたんだけど、つゆはもう少し工夫が必要だったかな。これは、お好みの問題かもしれません。

 それにしても、美味しくできてよかった。この時期、気温も湿度も高くて鮮度を落としてしまうことが心配だったんだけど、冷凍庫を使うこともなく食べ切れてよかったです。もう一つ。一品ごとに変化を付けて調理をしたので、家族も私も飽きることなく楽しむことができました。

 これにて、ミッション完了ですね。

 叔母様、今回も美味しくて楽しい『挑戦状』をありがとうございました。

 『挑戦状』に向き合う度にかなり頭を使わされます。そして、それを乗り越える度に自分の腕が上がっていくのが実感できるんですよ。本当に楽しくてありがたい贈り物です。

 既に、次回を楽しみにしているマタギです。

 

 


のんびりいこう(さんぽうた91)

2021年07月17日 | いきもの

  のんびりいこう    かみさまとんぼ しと

 

ひらり ふわり

のんびりいこう

 

くるまもいいけど

あるきも  いいものだ

みえてなかったものが

みえてくる

 

くうらあもいいけど

うちわも  いいものだ

かぜのきもちが

みえてくる

 

ぱそこんもいいけど

てがきも  いいものだ

ほんとうのじぶんが

みえてくる

 

ひといきいれて

あたりをみわたそう

たからものがあふれてる

 

ひらり ふわり

のんびりいこう

 

 梅雨空の隙間を縫っての昼の散歩(昨日、当地でも梅雨が明けましたが)。結構久しぶりです。目に入る生き物の姿が、かなり変わってきたことに気付きました。

 心惹かれるものは沢山いたのだけれど、その一つがこれです。

       ハグロトンボ

       あっちにも

       こっちにも(みえるかな?)

       羽根は幅広く、柔らかそうです

 ハグロトンボと言うよりも、『神様トンボ』と呼んだ方が、マタギにはしっくりきます。ただ、妻に聞くと、

「神様トンボって、イトトンボのことじゃないの?」

だそうだ。

 調べてみると、日本全国に色々な『神様トンボ』がいて、同じ山形県内でも地域によって種類が違うらしい。まあ、山には『山の神様』がいて、川には『水神様』がいて、海には『海神様』いるんだから、いろんな神様トンボがいても全然問題ないですよね、この八百万の神の国では。

 ということで、マタギにとっての『神様トンボ』はこれなのだ。優雅に飛び交い、何ものにも動じることのない神様の使いだ。この方々を見ていると、

『そんなに慌てなさんな。あなたの周りには、幸せの種がいっぱい散らばっているんだから。』

と言われているような気がしてくる。

 そうだよな。自分のペースでも十分に人生は楽しめる。自分の目線は、まず自分自身に、そして家族に向けつつ、時々、上空の気象衛星から全体を見る(何言ってるのか分かんない)ぐらいでちょうどいいのかもしれないね。

 ありがとうね、神様の使いさん。