今回いただいてきた山の幸。コゴミ、アサツキ、クワダイ、それにフキノトウと、なんとか順調に調理を進めてきたのだが、最後に大きな関門が控えている。ラスボスと言ってよいのが、このお方。
巨大なタラノメです
タラノメは、このぐらいの大きさになっても、美味しく調理できるのだが、まだ、冷蔵庫にたっぷり控えているんですね。天ぷらにすれば文句なく美味しいことも分かっているんだけど、多すぎる。何とか、料理に変化を加えて、美味しい料理が作れないだろうか。しかも、日持ちがするようなら文句なしなんだけど・・・。
ポクポクポクポク チ~ン
≪タラノメの南蛮漬け≫
アジとかイシモチとかが大量に釣れた時に作る料理です。これが、山菜のタラノメに合うかどうかは分かりません。ただ、酢豚を作るときに、身の充実した根菜を素揚げにして和えると非常に美味しい。この巨大なタラノメも、同じように美味しくできるんじゃないだろうか。思い付きの原点は、ここになります。
善は急げ、早速、やってみましょう!
下ごしらえ・調理の部
・千切りのニンジン1/2本と、くし切りのタマネギ1/2個を800w2分ほどレンチンしました
・砂糖大さじ3に酒醤油みりん各50gと水1カップを加えて、あ、忘れてた
・酢も50g加えます
・一度、煮切ったら、アツアツのうちに野菜にかけておきます
・タラノメはハカマを外したら
・食べやすい大きさに切り分けます
※これでも大きすぎ(左側の枝葉)。あとで、さらに小さく切りました。
・いつもの天ぷらよりも片栗粉の割合を多めにして
・160℃ぐらいで、丁寧に揚げます
・南蛮ダレに、ジュワッジュワッと入れていったら、巨大枝葉だけでいっぱいになっちゃった
※仕方がないので、残りのタラノメは普通に天ぷらにしました
多分明日辺りから食べごろになると思うんだけど、妻とちょっとずつつまみ食いしてみると、フワッ、トロッとして甘しょっぱ旨!
「これ、かなりいいかも!」
「うん!」
そして、翌日。
盛り付けるとこんな感じです
初日より、全体がよく馴染んで、非常に旨い!さすがは山菜の王様です。マタギの読みも当たったようです。
これは、いい料理ができたワイ。
タラノメが多めに採れた時、そして、今回みたいに枝葉が伸び始めたものを使うとき、これはすごく美味しい食べ方になりそうですね。
これから暫く、お世話になると思います。
山の神様、ありがとうございました。