山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

初物に笑顔の食卓

2023年04月14日 | 山菜料理

 本日の山菜採りは、非常に面白かった!

 童心(?)に帰っての山菜採りは、もちろん楽しかった(ターザンの気分ね)。それに加えて、初物が色々採れたんだから。

       ワサビは初物じゃないけど、花が咲きかけのいいところ

       キヨタキシダとモミジガサ

 左がキヨタキシダ。そのうち、中央の茎が赤い方を赤コゴミと呼んでます。左端の黄緑っぽいものも、見た目は違うけど、同種だと思います。

 右がモミジガサ。シドケと呼ばれています。

 収穫量は、少ないんだけど、初物なので連れ帰りました。神様に感謝を込めて戴きます。と言っても、調理は簡単。洗った後に茹でるだけ。いわゆるおひたしね。

 ・シドケは3分、赤コゴミは4分茹でました

 ・水にさらしてしばらく置いて、水を切って食べやすい長さに切り分けたら出来上がり

 ※単純に醤油をかけても美味しいんだけど、赤コゴミの方は、胡麻和えが好みです

 ※乾燥保存とは全く別物のような新鮮な春の香りと味を楽しむことができます

 そして、もう一品。

       こちらも初物のタラノメです

 なかなか、ふくよかな山の幸です。これは、何と言っても天ぷらが美味しい!

       ああ、美味しそう!

 こちらは、ディナーの直前に調理でしょうな。先にワサビに取り掛かりますが、ここにまとめようとすると、すごい量の文章になるので、明日、改めて新メニューを紹介したいと思います。

 それよりなにより眠い。雪道の峠越えドライブ4時間には、半端なく体力を消耗させられたようだ。ちょっとだけ買い物に出かけて、一旦休みます。おやすみなさい。

 そして夕方、

 ・タラノメのハカマを外して、根元に十字の切れこみを入れます

 ・衣は、卵黄二個+冷水=300mlに、薄力粉300,片栗粉75mlを加えて

 ※今回は、『できるだけ冷やして』を心がけたんですけど、なんだかグルテンが大量発生してしまった感じ

 ※原因不明。今後、条件を変えて確かめていきます

 ・170℃の油に半量を入れてから、火力を調整して160℃ぐらいでじっくりと揚げます

 ※グルテンの発生が多いと、揚げ玉もあまり出ないけど、天ぷらの仕上がりには、問題なし

       ついでにレンコンと竹輪を揚げました

       本日の食卓です

 根ワサビ関連の料理も加えたのでかなり贅沢になってしまいました。

 それはそれとして、おひたし、超旨い!

 詳しい解説は後日。とにかく爽やかです。

 タラノメの天ぷら、超旨い!

 タラノメの天ぷらは、不思議なほど甘くてクリーミーです。

 この美味しさの秘訣は、低温でじっくりと揚げること。そうすると、苦みとかキドみとかが消え去り、タラノメが本来持っている甘みと旨みだけが前面に現れてきます。

 この美味しさがたまらないんですよ。家族みんな、喜んでパクパク食べていました。やっぱり、タラノメも山菜の王様です。

 ご馳走様でした!

 ・・・本日は、ワサビ料理も含めて、初物の喜び、春の喜びを堪能させていただきました。

 雪の峠道を乗り越えて出かけた甲斐があったというものだぜ。

 山の神様、ありがとうございました!そして、雪女さん、無事に峠を越えさせてくれてありがとうございました。