山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

挑戦状がエスカレート?

2023年02月10日 | 日記とレシピ

 電話のベルが鳴る(固定)。

「はい。マタギですが。」

「おう、久しぶり。」

「ああ、叔父さん。ご無沙汰してます。」

「あのさ、お宅の住所教えてくれない?メモ忘れてきたんだよ。」

「はい?山形市・・町・・・・。」

「ありがとう。今、女房が魚選びしてるから、楽しみに待ってて。」

「そうでしたか。ありがとうございます。」

うわあ、今年最初の『石巻からの挑戦状』が届くということね。これは確かに楽しみだわい。

 ただ、明日は夜勤だから、午後から夜にかけて不在になる。できれば、早い時間帯に届くといいな。そんなこと思って眠りについた。

 そんな心配を知ってか知らずか、翌朝、クール便が来た。例によって、大型の保冷箱がド~ンと届けられた。恐る恐る蓋を開けてみると、

       ドヒャア~!これは・・・、寒ダラ

       体長90cmほど。とてもでないけど、まな板に乗りません

 重いですね。10kgぐらいありそうです。

 これは、腕が鳴るってもんだぜ。って言うか、叔父さんと叔母さん、マタギを弄んで楽しんでいませんか?年々エスカレートしてきていると感じるのは、気のせいでしょうか。

 妻の携帯に叔母さんからメールが届いていたそうで、

「叔母さん、『マタギさんでないと無理だと思う』みたいなこと書いてた。」

とのこと。

 やっぱり、試されていると言うか、弄ばれている気配が濃厚ですね。

 ま、これでこそ『挑戦状』にふさわしい。ふっふっふ、応えねばなるまい!

 まずは、午後の出勤前に一品作ってしまいましょう。

 とりあえず、≪解体≫から始めるしかありません。

 で、かなりお腹が膨らんでいるので、タラコを外すところから始めましょう。(ちょっとグロいかも)

 ・今回は、カマを切り分けてからハラスを切り裂きました

 ※一番傷つきやすいタラコを外したかった

       多分、3kgぐらいあります

 この時間に調理は難しいので保管。

 ・頭とワタを抜いたら、なるべく血合いを落としておきます

 ・2枚におろしました

 ・柵取りして、背側の皮を剥いて、刺身用に冷凍庫に保管

 ※ここ数年は、アニサキス対策で完全冷凍してから利用してます

       今日使わない分は保冷箱に戻しました

 ここから調理の部

 ≪タラのムニエル≫です

 ・腹側の身は、適当な大きさに切り分けて塩コショウ

 ・薄力粉をまぶして

 ・オリーブオイルを敷いたフライパンで焼きます

 ・周辺に焼き色がついてきたら裏返して、バターを加えます

 ※皮目からスタート

 ・最後に醤油を回しかけて

       はい、第一号完成

 これを一枚おかずにして昼食にしました。ふくよかな食感と上品な白身魚の香りが、すんごく美味しかったです。

 それでは、仕事に出かけます。

 続きは、また明日。

 行ってきます!