山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

くされえん(さんぽうた166)

2022年11月16日 | いきもの

  くされえん   ほし がっきいず

 

おう!

おまえも ここだったか

 

なんだよ

また となりかよ

 

うまれたときから

ずっと となりどうしでよ

やっと はなれたと おもったのに

こういう うんめいかな おれたち

 

どこまでつづくんだか

この くされえん

 

しわしわの

じじいになるまで だろうな

 

そういうこったな

ま、さいごまで

よろしくたのむわ

 

       軒先の干し柿

 当地の晩秋の風物詩といってよいでしょう。

 本格的な農家でなくても、軒先に吊す家が目立ちます。

 ただ、今シーズン初めて気付いたんですけど、吊し方が色々あるみたいなんですよ。

上の画像が、オーソドックスなものです。でも、

       こんなものもあります

 理由は、直接聞けば分かるんでしょうけど、推測するのが楽しい。多分ですけど、下に向かってまっすぐ吊すと、積雪や降雨時に下の方の柿が痛むからじゃないかな。それを避けるために、こんな吊し方を編み出したのではないでしょうか。

 次です。

       一番手前と奥だけが2列に並んでます

 ここは、雪はかからない場所です。けれど、狭いスペースの中で、吊した柿同士が接触しないように編み出された工夫でしょう。よく見ると、紐同士がくっつかないように、棒を挟むようにしてあります。

 そして、次に見つけたのが、

       ネットがかかっています

 きっと、人間以外にも『がっきい』君たちを狙っている方がいらっしゃるんですね。ここまできたのに、連れ去られたら悲しいもんね。

 ・・・皆さん、色々と考えて乾しているんですね。雪国の知恵なのかもしれません。

 そして、本格的な冬が来て、雪が積もる頃には、表面もすっかり固まり、甘い粉を吹いた干し柿が出来上がるのでしょう。

 冬の大事なおやつです。

 『がっきい』君たちも、それまで、仲良く月日を重ねていくことになるんでしょうね。

 美味しい干し柿に仕上がりますように。