むか~し昔、欲タガリのマタギが山の中を歩いていました。
「キノコ、ねえがなあ。生えていたら、根こそぎもらって食ってしまうんだけど。」
そんなマタギの願いがかなったのでしょうか。立ち枯れのナラの木に、それはそれは美味しそうなナメコが生えているのを見つけました。
立木のナメコ
「おおっ、こりゃ旨そうだ。いただこう!」
けれども、そのナメコが生えている場所は高すぎて、マタギがどんなに頑張っても手が届きません。
とうとうマタギは諦めて言いました。
「ふん。どうせあのナメコは酸っぱいんだから、採っても無駄なんだよ。」
・・・家に帰ったマタギは、まだ諦めきれません。
「どうやったらあのナメコを採れるだろうか。」
1週間考えた結果、こんなものを準備しました。
高いところ用、キノコ採りアイテム
鎌と棒(渓流用の継ぎ竿)をつなぐと、
こんな感じ(もっと伸ばせます)
結構高いところまで届きます。
このネットは、フレームをひねると小さくまとまってポケットに収まります
「へっへっへ。あのキノコが本当に酸っぱいか美味しいか、これで試せるぜ。」
そうして、A氏と山に出掛けてみると、
こんなのや
こんなのも
結構、簡単に採ることが出来ました。
二人で力を合わせる(切り落とす係とすくい取る係に分かれる)と、更に効率的に採ることが出来るようです。
おかげさまで、
良いナメコが採れました
食べてみると、酸っぱい! わけないよね。
美味しくいただくことができました。
山の神様、A氏、ありがとさまでした。
やっぱり、欲タガリは欲タガリらしく、諦めねえどいいみでえだ。
頭も身体も使って元気になった。
雪の季節も近づいてきたけど、もう少し、遊ばせでけろな。
とーびんさいすけさいざぶろう。 チャンチャン