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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

甘くないけど面白いワラビ料理

2022年04月22日 | 山菜料理

 本日の夕食

       ディナーショー レッドカーペット!ではないけど

 この中に、本日の日記の主役がいます!

 それは、

       なんじゃこれは?

 と思うかもしれないけど、美味しく出来た記録でもあるし、やっちまった記録にもなるので、今後のために、その経過を残しておくことにしました。

 ・・・そもそもの原因は、マタギの食糧計画がいい加減だったことだと思う。冬が終わり、春の山菜が出始めたというのに、昨年までに保存しておいた山菜が大量に残っているんですよ。

 これを何とか消費しておかないと、これから台所の需給バランスが崩れてしまうのだ。

 簡単に言うと、ワンサカ採って山菜採りを満喫したいのに、このままだと採ってきた山菜が行き場を失ってしまうのだ。

 そうなってしまう前にと、保存山菜の消費を始めたんですね(この期に及んで)。

 で、今回は、塩漬けのワラビを戻すことにしたんです。ところが、考えが甘かった。当初見込みと、調理の結果がずれてしまったんで、その辺の顛末と、軌道修正について記録を残しておくことにしました。で、出来上がったのは、

   ≪ワラビのタタキ≫

 これが、最初の画像の作品なのですよ。念のため断っておきますけど、美味しいです!それでは、

 下ごしらえの部

 ・塩漬けのワラビ(500gぐらい?)を軽く洗って塩を流します

 ・銅鍋をしっかり煮出して

 ・ワラビを投入!塩抜きです

 ・重曹を少々回しかけてワラビを裏返したら消火

 ※このワラビ、極めて太くてアクが抜けにくいので、塩抜きの段階で重曹を入れて、アク抜きも同時にやってみました(生鮮と同じやり方)

 ・蓋をして一晩待ちました

 翌朝、

       アクがたっぷり出ています

 ・水を二度ほど入れ替えて塩抜き

 ※この間に、先端の成長点は切り落としました

 ここまでの作業で、かなり柔らかくなってしまったことに気付きました。

 勤めに出ているうちにタッパーに移しかえてくれた妻が、

「柔らかすぎるかも。」

との感想。

 やべえ!調子に乗って、いい加減に調理してしまったせいだ。

 ・・・この場合、重曹の量と加熱とのバランスが悪かったということでしょうね。 おっしゃる通りだと思います。おひたしにするつもりだったけど、一部変更しましょう。

 ・タッパーに移した中でも、特に柔らかそうなものを選んでたたきました

 ※みじん切りにして混ぜる感じ(硬いときは包丁の背を使うんですけど今回は不要)

 ・顆粒出汁を適量かけて(既にトロトロ)

 ・みりんと薄口醤油各大さじ2を加えて混ぜました

 ここで味見したら、既に十分美味しいんですけど、ショウガを摺り下ろして、

       お好みでお使い下さい

       これがおろし生姜をかけたもの

 そして、夕食です。

 ご飯にかけて食べてみると、美味しいじゃないの!ワラビ独自のアクは、すっかり抜けています。

 いやあ、途中、顔面蒼白になっちゃいました。だけど、修正を加えていったら、V字回復ですよ。やってみるもんだね(今度は、刺身が余っちまったけど)。

 人生、諦める前にやれることはやってみるということか。

 ワラビ料理は、甘くなかった。だけど、最終的には美味しくなったんだから喜びましょう。

 ありがとう!ワラビさん!!

 次に採れすぎても、心配せずに色々試してみますね。