山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

天ぷらアラカルト?

2022年04月03日 | 山菜料理

 フキ味噌がうまく出来たようなのでひと安心。次は天ぷらなんだけど、夕食までの時間はたっぷりある。・・・考えてみると、朝の3時から活動を開始して、一睡もしていない。しばらく身体を休めようか。ラジオのイヤホンを耳に眠ろうとしたんだけど、甲子園の中継があまりにもドラマチックで目も心も冴えてしまう(3月30日の話です)。思い切って、ラジオを切ってみる。すると、あっという間に意識が飛んだ。

 次に目覚めると、夕方になっていた。おかげで、よく休めた感じ。さあ、始めますよ!

 フキノトウの天ぷらは決まっているんだけど、それだけで円満というわけにはいきません。万人向けのレンコンも揚げちゃいましょう。冷蔵庫には、ちくわもあるんだけど、別の料理になるらしいので遠慮します。どうしましょう。タンパク質系がほしいんだけど・・・。その時、妻が、

胸肉も天ぷらにしようかな。」

という発言。

なに?フライでも唐揚げでもなくて天ぷら??そんな料理あるの?

「レシピ本に載ってるんだけど、それだとちょっと・・・。」

はい、分かりました。私に任せなさい!

 調べてみると、九州地方でよく食されている料理があるようなので、その辺も参考にしながら作ってみることにした。

   ≪天ぷら各種≫

 下ごしらえの部

 ・胸肉は皮を外してから、繊維に沿って食べやすい大きさに切り分け、下味をつけておきます

 ・ショウガ1かけを摺り下ろし、酒大さじ3とゴマ油大さじ1に塩砂糖コショウ少々を加えて混ぜ合わせます

 ・袋に密封して馴染ませておきます

 ・フキノトウは水気を拭き取って

 ・レンコンは、揚げる直前に切り分け、薄力粉+片栗粉をまぶします

 ・卵黄2個分に冷水200mlを加えてよく混ぜておきます

 ・全ての素材の準備が出来たら、薄力粉200mlと片栗粉50mlをふるいかけてザックリと混ぜます

 調理の部

 ・揚げ油を加熱します。

 ※ちょっと水を振り掛けておくと、途中から跳ねはじめます。音がしなくなったら100℃に到達したと判断

 ・まずは、レンコンを揚げ始めました(揚げ玉を除いた状態です)

 ・揚げ始めるとすぐに、次の素材を準備します

 ・レンコンの油を切りつつ

 ・フキノトウを揚げ始めます(揚げ玉がたっぷり)

       美味しそう!

 続いて鶏胸肉なんですけど、

 ・漬けておいた鶏肉の汁気を取ってから揚げます

 ・薄めの肉は1度、厚めの肉は2度揚げにしてみました 

 そうして、

       出来上がりました

 どれも美味しそうなんだけど、盛りつけ担当の妻は、鶏天(というらしい)を盛ってくれました。

 そんでですね、この鶏天、かなり柔らかくて美味しいことが分かったんですよ。他の揚げ方よりも柔らかい感じ。そして、下味がいい感じですね。

 本来の主役はフキノトウで、そのことは間違いないんですけど、これはこれですごく美味しかったです。あらためて詳しい説明はしませんが、フキノトウは、新春山菜の香りとほろ苦さとが口の中に広がっていきます。レンコンは、言わずもがな(切り立ての揚げたては旨いっす)。

 あとは、皆さん、どうぞお好みでお召し上がり下さい。どれも、とても美味しいということです。

 あ~、美味しかった。八百万の神様に感謝です。