山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

初物に感謝

2022年04月11日 | 山菜採り

   花盛り直前でした

 日記と全然関係ないんだけど、佐々木朗希投手、凄かった。鳥肌ものでした。おめでとうございます。そして、今後が楽しみというか、末恐ろしい。本人の才能はもちろんだけど、大切に育成してこられた指導者の方々のご配慮と努力に拍手を送りたいですこういう明るいニュース、大歓迎!・・・それにしても、どうして岩手ばっかりスーパースターが輩出されるのだろう。ああ、宮城もか(フィギュア)。いやいや、福島もか(お相撲)。なんだか取り残されてる気がしてきた山形県民。ま、この辺の考察は後日。ということで、

 「N川に行ったT氏、まだまだ早くて、諦めて帰ったみたいだよ。」

「やっぱり。・・今年の雪多かったからな。」

4日前のA氏との会話である。

 大雪だったことは承知している。したがって、山菜の発生も遅くなることだって分かっている。だけど、山菜仲間のT氏が我慢出来なくなって出掛けた。その結果がこれだそうだ。

 仕方ないよね。

 山菜採りに出掛けたくなった気持ちも分かるし、出たくない(というか出られない)山菜の状況も分かる。で、結局、勝つのは自然の理だ。どんなに採りたくても、出たくても、出られないものは出られないし、採れないものは採れないということ。

 暫くは辛抱だ!

 そう心に言い聞かせてから、たったの4日で意志が崩れた

 やっぱり、この目で確かめてみたい!

 休日となった明日、山菜採りに出掛けてみることにした。

 当初は、前回空振りに終わったタコ釣りのリベンジと考えていたんだけど、こっちの神様はもっと厳しい。波の予想、2.5mだって。こりゃ無理だ。すんなりと諦める。

       途中見えた海 諦めて正解

 これに比べると山菜は、まだ可能性がないわけではない。この四日間の天候で成長が進んでいないはずはないし、日当たり加減とかでポッと顔を出す子だっていないこともないはずだ。そういう思いがわき上がってきたんですよ。

 我慢は心身の健康に良くない!

 そう開き直って、山遊びの準備をした。そして、1年ぶりにN川に出掛けてみたのだ。

       あらら、お久しぶり!

 T氏の話通り、雪は例年になく多い。でも、雪の消えたところから草花が顔を出し始めていますよ。

       雪の消えたところから、こんにちは♡

 フキノトウは、茎の料理と保存用のフキ味噌がほしかったので、少々戴きました。

       カタクリも開花直前です

       セリですね

 確かに雪は残っているんだけど、消えたところでは春が始まっています。そして、おおっ!

       食べ頃のワサビです

 これは、貰います。根っ子から丁寧に抜き取って、沢水で洗ってみました。

       綺麗で立派なワサビの初物

 折しも、時雨のような雨がサーッと降り出しました。

「もう良いだろう。この辺りで帰れ。」

山の神様からのお告げのようです。

「分かりました。十分に楽しませていただきました。ありがとうございます。」

当初は、もう1カ所回るはずだったんだけど、本日はここまで。山の神様にお礼を言って帰路につきました。

       帰りの月山道 雪が降っていました

 峠道とは言え、さすがに4月の日中。積雪にはならなかったのでホッとしました。

 でも、これで日が傾くと積もりだすんだよな。もしかしたら、欲張りすぎて、峠道が白くなってしまう前に帰れ、ということだったのかもしれませんね。

 山の神様のお心遣いと収穫とに、あらためて感謝。