普通、山菜を採りすぎたら、食べきれない分を保存する。短期的には、冷蔵庫や水栽培で調理待機。中期的には常備菜に変身してもらい、ものによっては半年以上楽しませてもらう。更に、長期保存法も何通りかあるのだが、これにはその種によく合う方法というものがある。例えば『ゼンマイ・赤コゴミは乾燥保存』が基本だ(真空パックの水煮よりも日持ちすると思う)。『ワラビやウドは塩漬け』がいいし、『コゴミは真空パックで冷凍』だろう。
それでね、今困っているのがタケノコ(ネマガリタケ)なんですよ。この山菜は、『瓶詰め』が一番長く美味しく戴ける保存方法なんだけど、かなりまとまった量が揃わないと出来ない料理なんです。ま、やれと言われればやるんですけど、まとまった収穫がないと効率の悪いことこの上ない方法です。
で、今年の収穫物は、「そこそこの量を小刻みに採り続けました」という感じなので、まとめて一気に保存というわけにはいかないんです。その結果、とりあえず冷蔵庫に短期保存したものが、いつになく多くなってしまいました。
どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪タケノコ堪能御膳≫
なんだか凄そうなネーミングだけど、要するに、ネマガリタケを美味しいうちに堪能しましょうってことね。目新しくはありませんので、悪しからず(『一部を詳しくしたもの』という感じです)。
下ごしらえ・調理の部
・筍の皮を剥き、料理に合う大きさに切ります
ここでクイズ
作りたいのは、『筍汁』と『筍ご飯』です。では、下の写真のタケノコは、左右のどちらがどちらに使われるでしょう。
どこが違うか、よく見比べてみよう
ヒント
1,長さを比べてみてね
2、総量も違うみたいだね
(正解は後ほど)
・ご飯の方には細切れにした鶏肉と、千切りのニンジン、油抜きした油揚げを加えて、お酒と醤油に顆粒だしで味付けしていただきます。
あとはスイッチを入れて出来上がりを待つだけ
・味噌汁の方には、さいころに切った豆腐と、沸騰前にタケノコを入れて、一煮立ちで出来上がり。
こちらは初日終了時点での味噌汁
で、結果はどうだったかというと、「すごく旨かった!!」
そうして、写真のことはすっかり忘れて食べ尽くしてしまった。
その後、寝る頃になってブログを更新しようとしたとき、初めて気付いた。・・・写真、忘れてたあ(^^;!
まあ、これはクイズにしてお茶を濁しましょうということで、本日の日記になりました。
それでは、クイズの正解を発表します。
これが、翌日の朝食
タケノコを見比べるとすぐ分かるんじゃないかな。クイズの写真で、左側が筍ご飯、右側が筍汁になりました。
筍ご飯では、『量』を贅沢に使います。そして、筍汁では『長さ』を贅沢に使っているんですね。
ちょっとした匙加減というか包丁加減なんですけど、食卓に並んだり食べたりしたときの印象が大きく違ってきます。
お口だけでなく、目も楽しむ山菜料理。結構大事なポイントだと思いません?
この辺の配慮は、ブロ友さんたちの文章や画像を見ているうちに心掛けるようになってきたものです。
ありがとうございます。これからも、よろしくお願いいたします。