延期になっていたS川での山菜採りだ。これまでの季節の推移から考えると、今回が今年の最後になりそうな気がする。
本日は、A氏とM氏との3人組での山業になる。
例によって、夜明けとともに渓底に下る。斜面を覆っていた雪渓も随分小さくなった。
雪の消え際に山菜を探る
雪渓が小さくなったということは、その分だけ植物が領地を広げてきたということ。2人は斜面を登って山菜採りを始める。マタギは、まだ無理できません。それでも、雪渓の下の方だって、
このぐらいの山菜は出ています
早くも詰め替えです
普通、山菜採りでは、ハケゴというカゴを腰に下げて、収穫物をその中に溜め込んでいきます。でも、限界まで来ると、背中のリュックなどに詰め替えて、山菜採りを再開していくのです。詰め替えの回数が増えるほど、舌切り雀の婆さん状態になっていくんですけど・・・。ちょっと、ペースが早すぎませんか?ま、いいけどね。
ジャングルのようになった藪をかき分け、沢を遡るうちに本命の広場に着く。
結構いいぞ!
このところ気温の高い日が続いたものだから、伸びきっているかと思っていたんだけど、なかなかいいではありませんか。この後しばらく、舌切り婆さん状態になっていたので画像はありません。
よし、満足。本日は、その先の『二股』と呼んでいる沢に潜り込む。ここで欲しかったのは、
ウルイ(オオバギボウシ)です
ナメ滝を挟んで、その上下に生えているんだけど、今年は無理しません。でも、この2~3年休ませたお陰か、生息範囲が広がっていたので、滝の下だけでも十分に採ることが出来ました。これまた満足。
この後、ミズを戴いて、もう十分と思ったのに、その帰り道。渓底から離れてすぐの竹林で、ドンピシャ!旬!最盛期!採り放題!のタケノコ達に出会ってしまった。これを採らないわけにはいかない。(またまた、夢中につき画像なし)
もう思い残すことはありません。
S川の山の神様よ、今年もありがとうございました。来年も楽しませて下さいね。