山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ことりしょくどう(さんぽうた42)

2020年11月30日 | いきもの

  ことりしょくどう  かきのき ちよ

はなも はっぱも
おちてしまったね

でも

わたしんとこの みは
そろそろ
たべごろだよ

しぶもぬけて
あまい あまい
みが そだったよ

おなかがすいただろう?
たべておいきなさい

あまくて あまくて
げんきがでるよ

おや? 
ひよちゃん
あわてなくても だいじょうぶだよ
なかよく おあがり

つぐみちゃん
ながたびのつかれを
いやしておいきなさい

さあ みんな 
どうぞめしあがれ

おなかをいっぱいにして
はるまで
げんきにすごしましょうね




 当地では、柿の実が青空に映える季節がやって来ました。



 手を伸ばして、かじりつきたくなります。でも、渋みが怖くて手を出せません。ところが、先日、ヒヨドリが柿の実に取り付いて、夢中になってついばんでいる姿を見つけました。
 「食べ頃を迎えたんだなあ。」
そう思えてしまうのは、ヒヨドリの嗅覚というか味覚に一目置いているから。このお方、実でも花でも、食べ頃を見分ける才能はピカイチであります(詳しくは後日)。
 ま、とにもかくにも、柿が食べ頃を迎えたってわけだ。言い換えると、冬が迫ってきてるってことです。
 辺りが色を失い、寂しくなっていくこの時期に、灯りをともしてくれるような「チヨばあちゃん」の柿の実。
 みんなのお腹と、心を温めてくれそうです。