山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

まほうのくりすますつりい(さんぽうた38)

2020年11月13日 | いきもの

 まほうのくりすますつりい
          いちょう あかり

きたかぜは
わたしのなかをとおりすぎるとき
まほうをかけていった

きたかぜのまほうは
わたしのどれすを
きんいろにそめた

きたかぜは
わたしにささやいた

このどれすで
みんなのこころに
あかりをともしなさい

さあ
みんないらっしゃい

きんいろのいしょう
きんいろのかざり
このひかりを
わけてあげる

このどれすは
みんなのこころにあかりをともす
まほうのくりすますつりい



 多くの草花が枯れていく中、鮮やかに光り輝き始めました。

色づいてきたイチョウ


 周辺の樹木から浮かび上がるような金色です。
 少し近づくと、

 

きれいな木の実が見えます。



 

金色のドレスを飾ります



 当地では、草花が枯れ、桜などの紅葉が終わる頃になると、イチョウが、ひときわ鮮やかに色づくようです。何となくですけど、写真のように、周囲に他の木が茂っている場所では、黄葉が遅れるように思います。「あかりさん」が言うように、北風が通り過ぎると色を変えるのかな。言い換えると、「この場所にも寒気がやってきたよ。」と教えてくれているような感じです。
 そうして、この色づいたイチョウを見ていると、もう一つのメッセージが届けられた気がするんです。

「さあ、心の中は、明るく!そして、温かく!」

 ちょっと気が早いイチョウのクリスマスツリーに元気づけられて、日々を過ごすこの頃です。

 ・・・ついでに、「銀杏が落ちてきたら、少しいただかなくては。」などと皮算用をしている欲タガリのマタギでもあります。