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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

とりたてのホヤホヤ!

2020年04月05日 | 日記とレシピ
 ここ数日間は、家で弔問客を迎えることが多かった。時間を見つけては、市役所に行って書類を取ってきたり作ったり、銀行に保険に登記にと手続きに追われる日々だ。
 人一人を見送るのに伴う労力って、こんなに大変なことだったのかと、あらためて実感しています。
 さて、そんな最中に友人達は、「季節は待ってくれない。」とばかりに山菜採りに出掛けているらしい。これは、仕方ないですね。私は、喪に服するとともに、粛々と勤めを果たして参りましょう。でも・・・来週あたりから活動を開始しようかな。
 そんなことを考えている最中に、石巻の叔父叔母夫婦が弔問に訪ねてきてくれた。なんと、発泡スチロールの大箱を携えているではないか。
 石巻の叔父叔母。そして、発泡スチロールの大箱といったら、中身は決まっている。
「開けていいですか!?」
早速開けてみると、やっぱり。

ヒラメにサクラマスにイナダと


キンキにシジミにメカブと


そうして、あっと驚き。あなたもいたの?


ホヤちゃんです


 聞けば、朝一番で市場に行って品定めをして、それをそのまま車につけて届けてくれたそうだ。どうりで、プリプリ。
 そして、なんともありがたい心遣い。多分、家にこもって鬱々としている我々の状況や心中に思いを寄せてくれたのだと思う。ご夫妻からは、これまでも、ひとかどならずお世話になっている。どこかで、この恩にこたえなければなるまい。と言いつつ、今できることは、この鮮魚たちを美味しく戴くことでしょう!まずは、こちらから。

  ≪ホヤの酢醤油和え≫

 これは、山形県民のほとんどの方は馴染みがないかもしれません。でも、お隣の宮城県や三陸海岸では、ソールフードと言ってもよい料理の一つだと思います。

 下ごしらえ・調理の部


ホヤには口が2つあります

 ・殻についている2つの口のうち、「プラス」の方を切り落とします。
 ※妻は包丁、私はキッチンバサミを使いました。(ハサミが簡単かな?)
 ※「マイナス」から水が出るので、向きに注意
 ※叔父は、「このつゆにキュウリをつけると旨い!」と言っておりました
 ・この切り口を起点にして、殻を開いていきます
 ・半分まで剥けたら、中に手を入れると、中の身をクルリンと出すことが出来るはず
 ・身の中に海藻などのフンが残っているので、「マイナス」の出口に向かってしごき出します
 ※結構、消化管が長いので、切り開いてから取ってもOK
 ・ここで、つまみ食い

 ・塩味が効いて、たまらなく美味しいです
 (これぞ採れたてのホヤホヤの味!!!)
 ・酢醤油を回しかけて出来上がり


 酢醤油をかけるのは、「臭み消し」が主な目的だと思います。新鮮なホヤには、必要ないと思います。
 それにつけても、このタイミングで「石巻からの挑戦状」(過去のブログ参照)を届けてくれるとは、叔父さん叔母さん、感謝しかありません。元気が出ました。
 ありがたく戴きます。これから暫く楽しませていただきます。
 もちろん、母とともに。

  To be continued!