サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

ジョブマッチは、どう考えたらよいのでしょうか。

2017年02月28日 07時43分47秒 | 就活・採用
大学・大学院の研究を活かして会社で働きたいという学生は、理系に多いですね。

少し違和感を感じます。入社後ずっとジョブマッチすることは難しいから。

若いときは、適応力、順応性もあるので、今までと異なることをやっておいたほうが、後年、それらが結びついてクリエイティブな仕事ができる可能性があると思っています。

そうはいっても、自分がその立場なら、そう思ってしまうでしょうね。

ジョブマッチが、「人マッチ」でないこと。これは見落としてはならない視点です。

忙しい人ばかりの会社では、「つべこべ言わず、言うことを聞く」協調性ある、従順な学生が選ばれることがあります。むろん、否定はしません。コツコツ真面目にとりくむ社員は貴重です。美徳とも言えます。でも、それだけでは勝てないのが今日のビジネス。

本当のジョブマッチはどう考えるべきか。それは仕事をやりながら考えるたらどうかなと思っています。就職前にストライクゾーンを狭くし過ぎないことがよいと思います。自分の可能性を狭めてしまうので。

イメージにわかない仕事は嫌かもしれませんが、例えば、皆さんもテレビの料理番組みて、「ほーら、おいしそうでしょう」と言われても、食べてみないと何とも言えないのではありませんか?
それと同じことがジョブマッチにも言えると思うのですが。




「本を読んで知る」と「本を読んで考える」

2017年02月27日 07時11分24秒 | 自己啓発
「自分のセンスが悪い」と思って、書店に足を運ぶのですが、「これだ」というビジネス本との出会いがない。本の内容が「不作」なのではない。むしろ、よく考えられて作られていると思います。

多分、「あ~、これ何となく知っている」という気持ちが先に行ってしまい、手に取ってみようとしていない。

そして、「多分、それは自分の先入観だ。謙虚な姿勢にならないと」と思って向かおうと思うのだが、なかなか真剣に読もうという気持ちになれない。

本の購入額も減った。

ひとつだけ言えることがある。「本を読んで知る」のではなく、「本を読んで考える」に変わったこと。これは間違いない。

そうすると、考える時に必要な本はある程度そろっているので、改めて買う本はないことになる。それでも、気になる学者、コンサルタントの新著がでたときは、図書館で借りて確認し、どうしても必要なら買うか、書店で確認する。しかし、購入には迷うこともある。部屋が狭いのも問題だが。

その代り、「考える際に必要な本」というのは、積読にはならない。絶えず繰りかえして読む。
「思い出す」「関係性を再確認する」作業がどうしても必要になる。

気がつくと、ここ一、二年で、「これだ」というものはほとんどないという結果。ちょっと、自分の感性が鈍ったのではないかと思うことがあるが、いわゆる「新理論」でもない限り、そうそう飛びつきそうもない。

これは、本当に自問自答であり、正解かどうかもわからない。



会社員の勘ちがい 優秀な学生

2017年02月26日 16時50分23秒 | 就活・採用
「今年も優秀な学生が入った」と採用活動が終ると、大手の採用担当者は胸をなでおろす。むろん100%満足ではないが、まぁよくやったと思う。

では、俗にいう「3年で3割辞める」はなぜでしょう。

ここでは、「3年で3割辞める」議論はせず、「勘違い」について触れてみたいと思います。

ある大学のゼミで、経営学と称して、半ば就活予備校にでも通う学生と話したことがあります。「まるで会社員」のような。表現はよくないのですが、学生らしくない。

こういうとき、採用担当者が学生を見るにあたり目が曇る。その学生が、自分たちと同類という安心感。話が通じる感。一緒に仕事をても良い仲間に成れそうだと思う。いわゆる学生っぽい人とは、世代の違いを感じ、話が合わないと思うので、採った後が面倒だと思う。

これですべてが決まるわけないのですが、その学生の本質が見抜けたと言ったらウソになります。

多分、入社して3年たつと、成長の早い若い人は、自分がなんたるかを、或はこの会社のなんたるかを見抜くのでしょうね。

では、この「世なれた学生さん」に対して、面接でどのように対応したらよいか。こういうときこそ、面接担当者の力量が試されるときです。それは、「本質を問う質問。トレードオフを突く質問」
でドンドン攻めていくことです。これで慌てず、どっしりと構えて聞いて対応できるなら本物かも。

なお、こういうゼミでは、教授も企業出身者であることが多い。学生は、先生に感化されると同時に、そのゼミで真似をして、それらしく振舞う。

ことしも、そろそろ、いや既にそう言うイタチごっこ、と言ったら不敵切ですが、
始まろうとしています。

就活の学生さんへ 次の三点に明確に回答できないものは短所と思わずに。

2017年02月26日 08時00分37秒 | 就活・採用
去年のこと。「わたし、短所だらけで。短所しか思いつかないのです。」と、ある学生さんが嘆いていました。

わたしは、すかさず次の質問をしました。

問い1 その短所について、他人もそうだといいましたか?
問い2 その短所について、他人に迷惑がかかりましたか?
問い3 その短所について、将来どういうことで困りそうですか?

この3件の質問について、その学生さんは、答えられるものはありませんでした。

つまり、一人で思い悩んでいて、他人から見れば迷惑をこうむっているわけではない短所ばかり。
例えば、足が遅いとか。

そういうと、「それはそうですが、私にしてみれば悩みなので」とのご指摘を頂きそう。
しかし、必要以上に自信を無くしてしまうと、その人が可能性さえ見失ってしまう。そちらが怖い。

もうすぐ、3月1日。就活に臨む学生さんに申しあげたいのですが、
上記の3点に明確に答えられない短所(?)については、短所と思わずに面接に臨んでください。

特に、問い3は、わかりませんぞ~。


規制の観点ではなく、「なるほどね」と想わせる法律は守るようになるのでは。

2017年02月25日 07時53分09秒 | 日記
自転車に乗っていて、怖くなることありませんか。猛スピードの人。信号もない狭い交差点をすごい勢いで曲がる、或は直進する。ほとんど自殺的行為。とにかく、他人を巻きこまないでほしい。

これは自転車に限らず、自動車もそうですが、事故を起さない運転とは、交通ルールに則していることを再認識します。思わず、「よくできているなあ」と思うこともございます。

法律というものは、印象として「やってはいけない」という観点から規制された気持ちになるものですが、よくよく考えてみると「うまくできているなぁ」と思うことがございます。

どうなんでしょう。「あれもダメ」「これもダメ」という視点からではなく、「なるほどね視点」から法律を捉えてみたらどうでしょうか。そうすることで、法令遵守と言う気持ちが強くなるのではないでしょうか。




その仕事は何人で行う仕事ですか? 意外と難しい。例えば野球だったら・・・?

2017年02月24日 07時31分27秒 | 日記
ワールドベースボールクラシックがもうすぐ始まります。第1回、第2回と優勝しました。日本の野球は、どちらかというと守りを重視した野球です。攻撃は、次の塁を確実に取りに行く手堅い戦法。

日本のプロ野球が、世界で勝つための野球を考えた。米国やキューバのような力とスピードの野球とはちょっと違います。

野球の試合は何人でやるスポーツかという質問があれば、1チーム9人。両チームで18人と答えるのが普通です。

しかし、本当の試合はそうではありません。プロ野球ならベンチに入るのは28人だったかな。それに本当に試合で勝とうと思ったら、敵の監督、コーチの動きも気になります。監督、ヘッドコーチ、ピッチングコーチ、バッティングコーチ、守備・走塁コーチで5人。合計33人。両軍合わせて66人というかなり大所帯のスポーツになります。

勝つということは、そういうことを考えて臨んでいると思います。

WBC参加選手で剛速球を投げる若い投手が欠場しました。「痛い」と思うかもしれませんが、しかし、試合中は1人/66人です。66人の同行をみてどう戦うかです。

野球選手は、足が速い、ボールが早い。遠くまで飛ばすとか、そう言うことばかりが目立つスポーツですが、実は非常に多くの人が関わるスポーツですね。

さて、我々の仕事は、何人でやる仕事でしょうか。人が足りない? 

では、どういう役割を持った人が、どの時期に、何人必要か。

意外と答えるのが難しいのではないでしょうか。特に開発系は。。。








オーケストラは、組織の連携を考えるよいお手本と思います

2017年02月23日 07時42分18秒 | 組織
組織のことを語る事例にオーケストラのことがよく挙がります。ハーモニーとは、調和のことですが、まさにオーケストラに相応しい単語です。

クラシックの作曲家で、楽譜通りに演奏すると、まともに音楽として聴けない曲がよくあるそうです。大作曲家の音楽でも、よくあると聞いたことがあります。当時は、録音技術もないので、作曲家が作った音楽は、演奏会でしか聴くことがことができません。


そこを、どうコントロールするかが指揮者とオーケストラの力です。

例えば、楽譜でティンパニーがフォルテ(強く打つ)と書いてあっても、オームストラの人数が40人の場合と、100人の場合とでは、フォルテで打った音の大きさが違うように。

つまり、指揮者とオーケストラは、絶えず、全体と個々のバランスを考えながら演奏しているのですね。これが2時間のコンサートで続くのですから、大変な気遣いです。

我々企業人は、どこまで経営者の指示に従って、各部門間の連携を意識しながら仕事をしているかというと、指揮者とオーケストラほどの配慮に至っていないのではないかと思うことがあります。

オーケストラは、組織の連携を考えるよいお手本と思います。



会社の悲劇の始まり・分岐点は、成熟企業における我が道を行く経営者の姿勢かもしれませんね

2017年02月22日 07時31分53秒 | 経営者
人の話を聞いても我が道を行く経営者。是々非々を述べるのは難しいですが、業績が見えない時の社員の不安・虚脱感たるは半端なものではないようです。

創業時のベンチャー社長。わかる。これくらいでないと創業できない。少ない人数でやるときでも、全員意見一致なんてことはないでしょうが、議論は尽くすはず。。

中堅・大企業では、これは難しいですね。社員は不安・虚脱感で仕方がないようです。

このとき、経営者に人徳があるか。

誠意をもった姿勢で我が道を行くのならよいのでしょうが、だいたい経営者本人がギリギリの心境でで、人の気持にまで配慮するようなことは少ないです。

経営者は、自分の気持に共鳴できる人のみ心を許せるのです。

故に、周辺にヒラメがそろう。

ヒラメが悪いとは思っていません。どうせ、ヒラメをやるなら徹底して、能力あるヒラメになりなさいということです。

己の昇進のために、表面だけヒラメ、実力のないヒラメになるのは、止めた方がよいです。

経営者にその姿勢を見破られる。

しかし、大方は、企業人の実力は看板を背負った実力ですから、ヒラメの姿勢はわからなくはないですね。非難は難しいです。

会社の悲劇の始まり・分岐点は、成熟企業における我が道を行く経営者の姿勢かもしれませんね。




「引き分け」の誤算。異なるパラメータのススメ ⇒ 人は? 就活は?

2017年02月21日 06時58分37秒 | 就活・採用
スポーツでは、勝負がつかずゲームセットになるのを引き分けと言いますね。

ビジネスでは、どうなんでしょう。
市場シェアが2社でそれぞれ50%を持っていたとすると、それは数字的には引き分けです。

どうなんでょう、引き分けの感覚とは。。。寡占状態で、且つそれで社員が養えるなら、まぁ良しと思っていいでょうか。

しかし、完全な互角はないでしょう。
シェアが等分であっても、コストは、利益は、資産は、負債は、従業員数は、、、、、。

こうやってみていくと、すべて引き分けということはありえないと思います。

そんなことは、わかっていることです。

特に、若い人。人と同じでないと心配という傾向があると聞きました。
どことどこが同じ(ここでは「引き分け」と言う表現が似合いませんので)だと安心なのでしょう。

異なるパラメータで比較すれば、絶対に一致しないことは目に見えているし。

人と同じなら安心という心理。
実は、就活のとき、「強み」が語れないことの引き金になっていると思うのです。

学生の皆さん。人と同じなんてありえないと思って、強みを作っていかれるとよいと思います。



リソースを戦前と現代の企業で比較すると。。。

2017年02月20日 07時16分22秒 | 日記
連合艦隊司令長官・山本五十六は、戦況が悪くなるにつれ、自分がいる司令部を前線に持っていったそうです。

危険ですが、おそらく自ら前線に近い所でみて指揮しないと戦況がわからなかったのかと思います。また、東京の大本営に近くにいて、余計な指図を受けるくらいならと思ったのでないでしょうか。

「事件は会議室で起きているのではない。現場だ。」 ある映画の有名なセリフ。
現地から遠い東京の大本営が、ああでもない、こうでもないといったところで、戦況は好転しません。
物資の乏しい日本が、もはや勝てる見込みはなかったのです。

これを現代の会社でいうならば、リソースもないのにビジネスを営むことはできないということ。
では、リソースを要素別に分解してみます。
    ↓
人:どこでも人手不足。人材不足という説もありますが。⇒☓
物:財務諸表上は「持たざる経営」が評価される。そうではなく売れる物があるか否か。⇒△
金:大企業は内部留保は潤沢。中小企業はそうとはいえない。⇒〇~☓
情報:技術・ノウハウは、発展途上国も追いつき、ある分野では追い越されています。⇒△

「企業は人なり」と言う以上、ここが「☓」と言うのは痛いのですが、あとはまあまあか。

さて、人・物・金・情報を充分に持てなかったところが、山本五十六の悲劇でしょう。
人は☓。兵隊が少ない。物も☓。武器・弾薬、何と言っても食料がなかった。
金は持っていても日本に武器・弾薬を売る国はありませんから、☓。
情報は☓。ここはひどかった。

負けるべくして負けたのですね。そう思うと、現代の企業はまだまだ安心?

いやいや、人が☓だと、物・金・情報も怪しいものです。



「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」は正しいか?

2017年02月19日 19時12分27秒 | 歴史
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」は、初代ドイツ帝国宰相・ビスマルク(1815年 - 1898年)の有名な名言です。なお、後半部分については、賢者は他人に学ぶという表現があるそうです。こちらのほうが最初に語ったとも言われてますが、今回は冒頭の表現について述べたいと思います。

この言葉、一度聞くと忘れられない。見事な対比です。

要するに、(自分の狭い)経験で判断するのは愚かで、優秀な人は、過去におきた出来事から普遍の真理を学ぶという意味かと思います。この前後に、どんな言葉があるのかは存じませんが、「なるほど」と納得したくなる言葉です。

「愚者は経験に学ぶ」は、経験をどう見るかによって変わってくると思います。
「賢者は歴史に学ぶ」は、書かれた歴史の記載内容の真偽によって変わってくると思います。

このビスマルクの名言は、歴史好きな人には我が意を得たりかもしれませんが、どうも最近、歴史の再発見・見直しが進むと、「はて、どこまで歴史を信じてよいものやら」と思います。

ならば、この名言の文章を尊重して、この名言を言い改めるとするならば、
「賢者は歴史や経験から学び、愚者は学ばぬ」か。。。

すみません。
この文章、ちょっとカチンときます。自分で書いて嫌味を感じます。
不快に思われたら、お詫び致します。


「あのとき、あの言葉がなかったら」という言葉は、、、。

2017年02月19日 00時06分57秒 | キャリア開発
「あのとき、あの言葉がなかったら」と、よく成功者が語ります。

かっこいいなあと思います。うらやましいなぁとも思います。

別に、成功者だけでなく、といっては失礼ですが、一般の方にもあるでしょう。


その言葉のあとに、
「それは起爆剤になったか」「それは思考を変化させたか」「それは進路を変えたか」「それは職業を決めたか」「それは意識を変えたか」「それは行動を変えたか」「それは人の見方を変えたか」「それは趣味を変えたか」「それは人生を変えたか」・・・・・。

「それは・・・・したか」の表現だけで、いくつあげられるでしょう。

申しあげたいことは、「あのとき、あれがなかったら」に続く、「それは・・・したか」がいくつあげられるか。それが多いから良い、少ないとダメというものではないのですが、その後の影響度は考えておくとよいかもしれませんね。


会社はだれのものか・・・・「社員と経営の分離」

2017年02月18日 07時58分41秒 | 企業経営
ある会社が苦境にあえいでいます。どこの会社?  
 どこでもいいでしょう。ある意味でどの会社でも当てはまること。

「会社はだれのものか」 この議論はもういやというほどやってきたと思います。株式会社の場合、それは株主のモノという考え方がありますが、株を持っている人たちが、本当にそう思っているでしょうか。

経営学では、「所有と経営の分離」という語句がありますが、私は、最近の会社を見ていると、「社員と経営の分離」と言いたいです。

経営側が「こうしたい」と言ったら、社員は「勝手なこというなよ」と心の中でつぶやく。社員は、協力するふりをして、心底「これじゃだめだ」と思っています。

当然、業績不振になります。そしてお決まりのリストラ。
(このとき、大企業の場合、親会社から「流れてきた人たち」は温存されるのだそうですね。これでは社内不和が加速します)

経営側は、ついてこられない社員が悪いと思う。社員側は「勝手にしやがれ」。

そして悪循環にはまる。

これはもう、復活の兆しは、、、、。

社員が「なにをしたいのか」の心も掴もうとせず、「俺の言う通れやれ」の経営は崩壊の道が見えてきます。

しかし、これでは社員は気の毒。それでは、株主は気の毒ではないのか?
どうでしょう。株価が下がれば売ればよいと言う人が多いのでは。つまり有限責任社員だから。
そこに働く社員と同様な気持ちとは異なるでしょう。




銀河英雄伝説 すごいですね

2017年02月17日 07時27分01秒 | 日記
ご存じの方は、ご存じかと思いますが、「銀河英雄伝説」というアニメは面白い、というか勉強になります

今でもたまに見ますが、ここで交わされる会話が面白い。

それを事細かに紹介する事は致しませんが、なんといっても、、、

「勇敢な敵より、弱い見方が憎い」。

この語句がジャストか記憶が定かではないのですが、たしかこれと似たような表現で、ラインハルトが言っていたと思います。

これだけモノが分かる人たちがいて、絶えず戦争に突入するのは、ラインハルトがいたからでしょうか。イヤイヤいいながら、職業軍人として已む無く戦場に向かって、劣勢ながらも互角にまでもっていくヤン・ウェン・リーもすごい。

アニメだからいかようにも書ける? 確かにそうかもしれませんが、学ぶことは多かったですよ。






「近ごろの若い人は」は言ってはならない禁句とは思いませんか。

2017年02月16日 07時18分45秒 | 日記
古代エジプトの碑文を解読していたら、「近ごろの若い人は、、、」と言う内容が書いてあったという有名な逸話がございます。

この碑文から数えて何千年になるかわかりませんが、もし、「近ごろの若い人は」が本当にそうだとするならば、とっくに人類は滅んでいますよね。

今日、若い人を見ていると、「大変だなあ」「迷うよなあ」「無理ないなあ」と思います。

今の時代、こんなに混迷を極めた世界で、先を的確に見通すとか、夢を持つことの難しさを感じます。

若い人もそれは感じていて、「どうしていいのかわからない」と思っているようで、就活ではそれが如実にでていますね。特に文系は。

普通の若い人に比べて(本当は比べる意味はないのですが)、同年代のスポーツ選手が、世界で活躍して立派だと思うのは、まずい見方だと思います。

スポーツ選手は「好き」「(若い今だから)できる」「その後の進路についてある程度限定される」から、目標が定めやすい。しかし、活躍できる選手は当然限られているので、そこは普通の若い人と近い。(「普通の」と書くと、嫌気を感じる人がいたらすみません)

いってはいけないと思いませんか。「近ごろの若い人は」と言うセリフ。

では、なんていえばよいのか。

「協力するよ。一緒にやろう」です。