サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

会社員の勘ちがい 優秀な学生

2017年02月26日 16時50分23秒 | 就活・採用
「今年も優秀な学生が入った」と採用活動が終ると、大手の採用担当者は胸をなでおろす。むろん100%満足ではないが、まぁよくやったと思う。

では、俗にいう「3年で3割辞める」はなぜでしょう。

ここでは、「3年で3割辞める」議論はせず、「勘違い」について触れてみたいと思います。

ある大学のゼミで、経営学と称して、半ば就活予備校にでも通う学生と話したことがあります。「まるで会社員」のような。表現はよくないのですが、学生らしくない。

こういうとき、採用担当者が学生を見るにあたり目が曇る。その学生が、自分たちと同類という安心感。話が通じる感。一緒に仕事をても良い仲間に成れそうだと思う。いわゆる学生っぽい人とは、世代の違いを感じ、話が合わないと思うので、採った後が面倒だと思う。

これですべてが決まるわけないのですが、その学生の本質が見抜けたと言ったらウソになります。

多分、入社して3年たつと、成長の早い若い人は、自分がなんたるかを、或はこの会社のなんたるかを見抜くのでしょうね。

では、この「世なれた学生さん」に対して、面接でどのように対応したらよいか。こういうときこそ、面接担当者の力量が試されるときです。それは、「本質を問う質問。トレードオフを突く質問」
でドンドン攻めていくことです。これで慌てず、どっしりと構えて聞いて対応できるなら本物かも。

なお、こういうゼミでは、教授も企業出身者であることが多い。学生は、先生に感化されると同時に、そのゼミで真似をして、それらしく振舞う。

ことしも、そろそろ、いや既にそう言うイタチごっこ、と言ったら不敵切ですが、
始まろうとしています。


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