サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

25年ぶりの雇用回復の裏側で。

2017年02月02日 07時01分52秒 | 就活・採用
1991年以来の25年ぶりの雇用回復。景気がいいから??
一方で、知り合いの人、契約社員ですが、「3月で契約解除です」と言われました。本人は途方に暮れています。

その方の仕事はまじめそのもの。しかし、会社の業績が悪化し、真っ先に斬られました。
勤めて一年目ですので、斬りやすかったのかもしれません。

大学の就職率も回復しました。しかし、それはこの「契約社員」という形態も含んだ話し。
求人難は景気の好不調とは関係なく深刻ですが、業績ダウン或はその人が人材でなければ斬ればよいというのが、会社側の本音でしょう。

世の中、もっと苦労している人がいるのは確かですが、そうだからと言って、それを本人の慰めの言葉には使えません。

一方で、たいした仕事をしていないのに、高給取りの中高年を見ていると腹が立ちます。
もっと社会のために(≠会社のために)働けと言いたい。
若い人を正社員として迎え入れられるくらいのビジネスを創造してほしい。

しかし、最後は自分。自分次第。
それでも、社会を相手に戦える強い人は限られている。
敗者復活も少なく、このままの人生を強いられるのでしょうか。

このままいった場合、この人は、将来、自己の人生をふり返るとき、最期にどんな思いが去来するのでしょうか。残念な人生だった、か。親に対する感謝か、憎しみか。それとも、ありがとう?

それは遠い先の話しで、まずは再就職にトライ。支援したいと思います。

但し、傷ついた人同士で、傷の舐め合いになっているときは、次の言葉を。

「君たち、毅然として立ちあがろう。一緒に考えよう」と。

言うは易いが、やはり自分の人生なので。