サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

シニアの我執がビジネス機会を奪っている

2023年04月30日 07時24分11秒 | シニア
平均年齢が70歳くらいの会合に二件出てみました。

二つの会合のリーダー格お二人の年齢は何れも80代?に近い。経験に基づいた強みをビジネスにして売り込みたいようです。。
何れもボランティア的にお仕事をもらっていたのを拡大したい思いがありました。

疑問だったのは、想定顧客にニーズも競合企業のことも調べていないことです。
ひたすら「自分たちの強み・経験を生かして、、、」を繰り返す。

我慢できず、「皆さんの強みがわかる顧客を見つけませんか」と申し上げましたが、渋い顔をして一蹴。

ここで気づきました。「ボランティア的にお仕事をもらう」というのは、ニーズからではなく、発注し
た会社さんの社会貢献活動ではないかということです。つまりシニア応援です。ビジネスではないです。

たまたまこの二人がそうだったのかもしれませんが、こういうシニアはお目にかかりませんか。
こういう人ばかりでウンザリです。













日本衰退論に思う➀

2023年04月24日 21時45分44秒 | 企業革新・経営革新
日本が衰退していくという議論が当たり前のようになりました。

ひとり気を吐いているのが自動車業界ですが、
「100年に一度」と言われる戦いでは、楽勝とはいかないでしょう。

その他に世界で冠たる産業といえばアニメか観光? ひょっとしたらブランドある農作物か。

最近思うことは、産業の衰退よりも人の減少と安定志向。
安定志向は悪く無いのですが、安定⇒楽を求め、「事」を「仕掛ける」仕事が少ない印象。

それを見透かしてか、若い人は大手ではなく、スタートアップを目ざす。グッドです。
伝統的大企業は、「個」力ではなく、組織力で仕事をして成果を挙げるものの、「個」が
ひっそりと大人しくしているようでは、組織力も発揮できません。お釣りで活きている?

どの産業が出で来るかの前に、個人がどんな働きをするかでしょう。




学生からの質問 「ソフトの勉強と生成AIのどちらを勉強すべきでしょうか」

2023年04月23日 10時34分08秒 | 学生
理工学系の学生からの質問です。「ソフトの勉強と生成AI(ChatGPT)のどちらを勉強すべきでしょうか」
このように回答しました。「ソフトの勉強が優先。生成AIでソフトを作ることができても、それを検証する
力量が人間側にないと、AIが暴走することを止められなくなるから」と。

多分、その学生はChatGPTをやっているものと推測致します。ラクです、確かに。

ChatGPTのGPT3.5版(⇒今日使用しているバージョン)では司法試験で下位10位くらいだそうですが、
GPT4では上位10%に入るそうです。優秀。。。

論文の作成にこのツールを使用することを禁止している大学がいくつも名乗りを挙げていますが、
多分、学生は使うでしょう。自分なりに編集すると思います。

そういう時代です。






定年後、元の職場がガタガタならば、定年した人の仕事は凄かった?

2023年04月22日 13時21分59秒 | 就活・採用

最近の新卒では、若い人はスタートアップ志向と言われています。
伝統的大企業に夢はない?

無理もないです。規則・慣習に縛られて縦横斜めに気遣いし、何かすると叩かれる。
20年いたって、身につくスキルは気配り程度。本当は他にもありますが、特別なスキルではない。
だから定年退職をしても、組織は特に困らない。

いやいや、その人は育成をちゃんとやったから、組織は継続したという人はいると思います。
そんなにすごい人をたくさん育てたのなら、その後その組織はもっと発展したはず。
個人のパフォーマンスも上がったはず。

上の目を気にして何もしないまま過ぎただけではないのでは。。。。











リーダーのリーダーシップスタイルやスキルアップ方法について 常識程度の話しですが

2023年04月21日 08時56分34秒 | リーダーシップ
リーダーシップとは、チームや組織を導くための能力のことです。リーダーは、チームメンバーを率いることで目標達成を促し、チーム全体の成果を高めることが求められます。リーダーシップのスタイルやスキルは、リーダー自身の人格や経験によって異なりますが、以下のようなポイントに注目することで、より良いリーダーシップを発揮することができるかもしれません。

【リーダーシップのスタイル】
・指示型リーダーシップ:チームメンバーに対して明確な指示を与え、タスクを遂行する
・共感型リーダーシップ:チームメンバーの感情や意見に共感し、信頼関係を築く
・サービス型リーダーシップ:チームメンバーのニーズや要望に応え、支援する
・委任型リーダーシップ:チームメンバーに自己決定権を与え、自主的な意思決定を促す

【リーダーシップのスキル】
・コミュニケーションスキル:適切な情報共有やフィードバックを行うことで、チーム全体の理解を深める
・モチベーションスキル:チームメンバーのモチベーションを高めるために、目標設定やフィードバックを行う
・問題解決スキル:問題や課題に対して、冷静に分析し適切な解決策を提示する
・戦略的思考スキル:将来を見据えて、戦略的な判断を行い、チーム全体の方向性を示す

リーダーシップは、状況やチームメンバーによって異なるため、柔軟な対応力が求められます。リーダーは、常に自己研鑽し、スキルアップを図ることで、より良いリーダーシップを発揮することができるでしょう。
但し、階層によって、リーダーシップのスタイルは違います。社長のリーダーシップと、入社三年目の社員のリーダーシップは異なります。






頑張ろう 大学就職課の皆さん

2023年04月21日 08時22分23秒 | 就活・採用
大学職員は人気職種と聞きます。一部、少子化で経営に息詰まる学校は出てくるとは思いますが、
ある一定のレベルを持って学校は、民間企業に比べたら超安定企業。しかし、仕事の仕方が疑問な人も、、、、。

例えば就職課。学生さんが気楽に相談できるように各大学では就職課員の若返りが進みました。
ビジネス経験が少ない若い人が、ほぼ年代の近い学生さんに就活の指導ができない人を見かけます。

最近、学生さんの「就職課離れ」は、就活エージェントさんの抬頭、情報がSNSやYoutube等で得られやすくなった。
色々な理由はあると思いますが、就職課の皆さんの働き方改革を期待したします。

失礼いたしました。尊敬できる就職課員の方もたくさんいらっしゃいます。

キャリコンへの不満:なぜ仕事の中身を吟味しないで、カウンセリングに走るのか 

2023年04月19日 20時24分19秒 | キャリア開発

キャリコンさんたちの会話で不思議に思うことがあります。

キャリアのコンサルタントなのに、クライアントの仕事の話しもそこそこにすぐカウンセリングに走る。
クライアントはリアルにキャリアの相談にきているのに。

本当にこれが国家資格キャリアコンサルタントなのかなぁ。。。。
こういうキャリアコンサルタントが多い。

カウンセリングという点に拘るなら、医師、産業医、産業カウンセラー、臨床心理士に直ちに展開すべき。
本当にクライアントファーストなのだろうか。


将来への施策を排除する経営者・社員っているのですね

2023年04月17日 20時47分12秒 | 事業戦略・技術戦略
いまやIT教育の全盛時代。やって当たり前と思われています。
20年前、「いずれITが必須になる」と言われていました。

ある会社の人材開発部門が、IT教育を揃えて社員に呼び掛けた。結果、応募者ゼロ ハードの全盛期だから?
この人材開発部門は、IT教育を社員に受けてもらうようにと役員会に提案し、了承されました。結果、応募者一桁!!

この人材開発部門は懲りずに何度も会社の決定に持っていったそうです。しかし、応募者は低迷したまま。
そうしたら、ある役員の一言「現場にニーズが無い。止めよう」 結果、IT教育は消えました。

それから10年経過。そのときの人材開発部門の担当者も異動。経営陣も一新されました。
新役員が「今の時代、なぜIT教育がないのか」と怒り、多額のIT教育投資。リスキリング???

日本はIT後進国と言われています。実は20年以上も前からITの重要性は分かっていたのに。
その時の経営陣の停止命令と、リストラで人が減った現場では、将来まで手が回らず、今日の日銭を稼ぐだけ。

将来への施策を排除する経営者・社員っているのですね。。。。






現有ビジネスを「第一艦隊」、新規ビジネスを「第二艦隊」で。それが連合艦隊。

2023年04月16日 21時55分34秒 | 事業戦略・技術戦略
過去、リストラを再三やってきた日本企業。

その割にはその後の人の強化施策(採用・教育)は、質的にも量的にも不十分。
よって、日本企業のリストラは本当のリストラではなく、単なるコストカット。結果的にそういう評価になります。

少子化で採用の競争激化。しかし、日本企業では各事業で何人必要かという検証を真面目にしているとは思いません。
「退職者n名、今期の売上が前年同様なら、新卒・経験者も合わせてn名」 だいたいこういうロジック。

現在のビジネスと、新規のビジネスを一つの事業部で行うのは無理があります。そして上記の考えたでは。。。
仕事の仕方が現在のビジネスと、新規のビジネスは仕事の仕方が違う。だから新規。

現有ビジネスを「第一艦隊」、新規ビジネスを「第二艦隊」で。それが連合艦隊。