サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「近ごろの若い人は」は言ってはならない禁句とは思いませんか。

2017年02月16日 07時18分45秒 | 日記
古代エジプトの碑文を解読していたら、「近ごろの若い人は、、、」と言う内容が書いてあったという有名な逸話がございます。

この碑文から数えて何千年になるかわかりませんが、もし、「近ごろの若い人は」が本当にそうだとするならば、とっくに人類は滅んでいますよね。

今日、若い人を見ていると、「大変だなあ」「迷うよなあ」「無理ないなあ」と思います。

今の時代、こんなに混迷を極めた世界で、先を的確に見通すとか、夢を持つことの難しさを感じます。

若い人もそれは感じていて、「どうしていいのかわからない」と思っているようで、就活ではそれが如実にでていますね。特に文系は。

普通の若い人に比べて(本当は比べる意味はないのですが)、同年代のスポーツ選手が、世界で活躍して立派だと思うのは、まずい見方だと思います。

スポーツ選手は「好き」「(若い今だから)できる」「その後の進路についてある程度限定される」から、目標が定めやすい。しかし、活躍できる選手は当然限られているので、そこは普通の若い人と近い。(「普通の」と書くと、嫌気を感じる人がいたらすみません)

いってはいけないと思いませんか。「近ごろの若い人は」と言うセリフ。

では、なんていえばよいのか。

「協力するよ。一緒にやろう」です。