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お座敷都市開発

計画性のない箱庭的乱開発でおうちの中が増々カオス。

713系…CADですが。

2013年10月01日 21時03分33秒 | レゴ(オリジナル)
実車は4編成8輛しか作られませんでしたが、短編成で小気味良く駆けていくような魅力のある題材なので、いつかは作りたい…と思っていました。

CADだけの手抜きビルダーと言われないうちに(笑)何か大物を一つ…と、117系制作用のパーツを集めているのですが、キモになるパーツ…比較的高価なセットである#10220に、たった2つしか入っていない、タンの1x2x3トレイン窓(%4035)…が纏めて手に入りそうなので、それをネタに妄想展開…と、真っ先に思い出したのでした。

タンの客室窓は、#10194(Emerald Night)にいっぱい入っているみたいなので…まぁ、未開封ですけど。…まぁ、何処に積んであるのか分からないですけど。…CADでは硝子に入っている桟のモールドが表示されませんね。何故かな…?



今回は前面窓硝子に後退角を付けてみました。

いわゆる半ポッチずらしを使った方法を、先のクモヤ791-1で使いましたが、レゴトレイン界で積み上げられた表現方法に少し手を加えた格好です。

153系を起源とする、いわゆる東海型から発展した国鉄近郊型の前面デザインは、流線型でもなく、まったくの四角でも無い…レゴにとっては苦手な造形なのですが、レゴトレインでは既に色々な表現方法で模型化されています。

密度感は出るものの、小さなモデルではやや荒々しく見えてしまう積分系の弱点を、ベクトル系の技法で少し補うだけで、微妙に丸みがあるイメージに脳内変換されると感じるのですが、いかがでしょうか。



車輌が変われば、同じ高架モデルも佐賀駅周辺に見えてきます。ちょっと遊び心で付けた、車輪止めの黄色が、案外アクセントとして効いています。



交流用車輌の屋根は考えているだけで楽しいです。機器に加えて、屋根を這う配線も加えてみました。実車の資料を見ると、実に6幅アレンジがし易いレイアウトになっています。小運転に向く2輛単位の編成といい、レゴトレインビルダーに優しい電車なのかも知れません。



2編成併結…といっても、合計4輌ですから、おサイフにも優しい(笑)…。



ただ、先頭車同士の連結だと、ヘッドライト横の手摺が標準のカーブレール上で干渉しそうなので、マグネットを1つ入れてやらないといけない感じです。まぁ、手摺は付けない方がスッキリするのですが、今回はHG仕様と言う事で…。

117系の修正とパーツリスト作成…

2013年09月27日 01時05分08秒 | レゴ(オリジナル)
車輌断面を他の国鉄型車輌に合わせるべく、前回のCADデータを修正しました。車高を1プレート低くして、存在しないパーツ(笑)をチェックの上、現実的な組み方に置き換えています。窓下の茶帯を1プロックから2プレートに変更したので、パーツ構成が細かくなってしまいました。

2プレートの茶帯と、ヘッドライト付近の辻褄をどう合わせるかがキモでした。実車は乗務員ドアから前に行くほど、微妙に太くなっているのですが、1プレートの段差を付ける程ではありません。

ここはタイフォンの出っ張りと合わせて考える必要があります…云々。

デッキの無い近郊型車輌にも関わらず、貫通扉を付け忘れていたので追加…まぁ、編成にした時にはほとんど見えないのですけど。



客用ドアに使っているトレイン窓の供給が無くならないうちに実物を作っておかないと後悔しそうです。他のパーツ供給のバランスから言っても、今しか無い感じですし…本当かな。

無駄を極力排除する意味では、CADは強力なツールです。そこそこ手間は掛かりますが、パーツリスト作成と同時に、コスト的な事も考慮しながら最適化していきます。

こういった作業をしていると、製品化しているみたいな錯覚に陥ります(やった事ありませんがw)…というか、インストも自動生成出来ますので、1個限定のセットを作っている…とも言えますね。

4輌編成で…137種類、総計1804個のパーツになるので、製品だとそこそこの大型セットですね。コストが許せば6輌フル編成にしてみたいものです。

CADでのモデリングは、このアプリケーションでしか出来ない技法だけに捕われそうなイメージを持っていましたが、実物のブロックで試行錯誤するのと比較して、単純に物理的な制約から解放されるメリットだけがプラスされるような気がします。使い慣れれば実際にブロックを積むよりも遥かに早く、中間に挟まったブロックの削除とか、車内の内側から修正とか(笑)…実際の作業ではかなりの戻り手になるような事も瞬時に出来る…等、独特の使い勝手の良さがあります。

デメリットは、実際には組めない組み方になる場合が出て来る事です。「これはCADに頼り過ぎたな…フフw」みたいな箇所が、テクニックの製品でもありましたからね~。

姫路市営モノレールに日高式を組み込んでみた…CADですが。

2013年09月21日 16時07分13秒 | レゴ(オリジナル)
オリジナルに拘って無駄に燃焼するよりも、洗練された優れたシステムに倣え…と、自分の引き出しを豊かにする意味も兼ねて、日高さんのモノレールシステムを組み込んでみました。

最終的目標はフルスケール版に…と思っていたのですが、このショーティさ加減で結構満足してしまいそうです。

なるべく元のシステムを活かす方向で、裾の逆スロープはオミットしていますが、案外イメージを崩してしないような気じがします。



中の人を取り出してみました。CADなので宙に浮いている所はご愛嬌です。

機構部分の作り方は、youtubeにアップされている「How to make Lego Monorail 2」↓を参考にしています。

http://www.youtube.com/watch?v=grslCSZkfnI

手持ちのパーツだけで作れそうな、洗練された構造で、色々な車体を作って気軽に遊びたくなるくらいに敷居は低そうです。



分かり易いようにモーターを避けてみました。モーターからの回転を、減速無しでタイヤに伝える構造です。

縦軸の上下動(遊び)を抑える為に、モーター軸にブッシュを加えているのと、モーター軸の先端支持パーツを変更している以外は、ほぼオリジナルのままです。



先頭車をひっくり返してみました。レールに沿って車体を走らせる為のシンプルなガイドポストが、1輛あたり4本あります。ヒレのような足は、デザインだけのダミーです。

受信機とバッテリーは、次位の車輌に搭載しているので、貫通路のある100形を2輛背中合わせにして配線を通す想定です。受信機のチャンネル切り替えは、貫通路から切り替え&確認が出来るようになっています。

必然的に3輛目、あるいは先頭が両運転台の200形になってしまい、100形の中間に200形を挟んだマニア好みの編成は出来ないですね(笑)。

最後に、ホームページ掲載にあたり、快諾頂いた日高さんに感謝します!

姫路市営モノレール…CADですが。

2013年09月19日 15時08分39秒 | レゴ(オリジナル)
手柄山での公開を見に行った時から、ずっと暖めていました。

「…CADですが。」シリーズ(笑)も、国鉄車輌ばかりではそろそろ退屈してくる頃でしょうから、この辺でちょっとアクセントを入れてもいいかな…と思い、モノレールネタを引っぱり出してみました。

現JR姫路駅前から、手柄山中央公園までの2kmも無いくらいの短い区間を走っていましたが、1966年の開業から、実質8年間しか運行されなかった短命な交通機関でした。あぁ、勿体ない。

東京や大阪にある普通の跨座式モノレールに似ていますが、コンクリート製の軌道上をタイヤで走行するのではなく、1本の鉄のレールの上を、鉄の車輪で走行するという、ロッキード式と呼ばれるものです。ロッキードは、あの、航空機のロッキードです。車輌はアルミ合金のモノコックで、改めて展示車輌に乗ると、確かに飛行機的な「軽さ」や「薄さ」を感じます。40年以上前の車輌だとは思えないくらいに洗練されています。



模型化は、6幅&2ポッチ=1mスケールで、実車が15mなので、レゴでは30ポッチです。軌道の幅は2ポッチなので、日高さんの規格に近いですが、実車を尊重して12Vのレールを1本敷いてあります。まだ走行システムの組込みを考慮していないので、実際に走らせる場合は、日高さんのシステムに依存かな…と。このままの全長で走れるのでしょうか。

側面に対するドアの凹みは、このスマートな車体イメージをスポイルしてしまいそうなので、表現しませんでした。ドアに見える所がドアでいいのです(笑)。

実車には、運良く幼少の頃に乗った事があります。単線なので、左右に何も遮るものが無くて、大きな窓から見える景色は、まるで空を飛んでいるかのような気持ち良さがありました。唯一の中間駅である大将軍駅は、乗降客が少なくて既に通過扱いになっていましたが、ビルの中に作られた駅を通過するのは、未来的でワクワクしましたよ。

手柄山中央公園や、モノレールの駅に隣接した水族館にはよく出掛けた記憶があり、レンガ積みのトンネル内にある駅から3輌編成のモノレールが出発、到着…を繰り返す様子ばかり眺めていました。この水族館の上からは、ほぼ軌道の全線が見渡せ、遠くに見える新幹線の高架をくぐる辺りの、うねるような軌道が不思議な風景として記憶に残っています。



運用されていた車輌は、片運転台式の100形と、両運転台式の200形が、それぞれ2輛づつあったようです。4輛で運行されていたのは見た事が無いので、1輛は予備だったのでしょうか。開業から数年で減車され、2輛で走っていたらしいですが、私は3輛編成で走っていた記憶しかありません。

さすがに、どの形式で編成が組まれていたか…までの記憶は無いので、資料画像から再現してみました。最後尾が片運転台の100形です。



幼少の頃の記憶は置いといて、その後、廃止されてからの軌道は、姫路の風景としてしっかりと定着してしまっています。忘れかけた頃に、老朽化した電気ケーブルが落下したりしてまた話題になったりするのです。まぁ、姫路のモノレールとは、そんな感じでつき合って来た感じですね。

軌道を何故、タン色で作ったか?…といえば、もう、廃止されて結構くたびれたイメージが脳裏に焼き付いているからなのです。多分、姫路の人は、この色に納得だと思いますよ。

雨で鉄のレールから流れる錆色が混じっているのでしょうね。ロッキード式ならではのエージングかも知れません。

クモル145+クル144…CADですが。

2013年09月14日 03時37分17秒 | レゴ(オリジナル)
前回の103系で国電顔が出来たので、使わない手はありません。103系を適当にアレンジすれはクモル145系も簡単に出来るかな…床下はそのまま流用して。などと、簡単に考えていたのですが、案外、ほとんど作り直しでした。床下も103系と全然違うし、思ったよりも窓割りが難しかったし。

8年前にクモル145だけ作った事があったので画像を引っぱり出して見ましたが、当時と今ではパーツ事情が違うので、全然参考になりませんでしたよ(笑)。



荷台のアオリ戸は、実質1ポッチの厚みがあるのですが、内外の色分けで結構薄く見えるものですね。荷台の内側は、どうしても実車のように灰色にしたかったのです。

何せ、このカタチなので、台枠だけで強度を持たせないといけないのは実車も同じです。床面がかなり高いのですね。実物資料を見ながら、なんで扉下端がこんなに高い位置なのか?…と思ってたら、台枠のせいなんですね。まぁ、手持ちのトレイン用扉を使っている関係で、模型ではそうは見えませんが。

直流車ですが、地味に引き込み線を追加してみました。コテコテ碍子の交流車的な派手さはありませんが、屋根上がぐっと緻密になります。



クモル145の床下に付いている電動発電機(MG)と、その送風の恩恵を受ける主抵抗器は、編成が短い事もあり、MG自体が小容量タイブなので、103系とは随分形が違います。

実は一度、40ポッチ長(2ポッチ1mで換算20m)で完成させていたのですが、資料をよく見ると…なんと、実車は1輛17mなんですね(笑)。…どうりで、スケールオーバー気味の床下機器が余裕で配置出来てた訳だ。おかしいと思った。

で、17mだと6ポッチ削って34ポッチなので、作り直したのですが、窓割りの関係で、どうもバランスが悪いのです。トレインドアが実車に比べて大き過ぎる…というのもかなり影響していますが。

…結局、作り直し3回目は、全長38ポッチという、数値上は何とも中途半端な長さで落ち着きました。ルール上はスケールオーバーですが、ルールに拘り過ぎて、実車のイメージとかけ離れるのでは意味がありません。



せっかく、普通にお客さんを乗せて走る営業用車輌の流れになっていたのに、またこういったヘンな車輌に引き戻される不思議(笑)…なんでかな。117系や113系が屯する、上下線に囲い込まれていた頃の雨の網干電車区を思い出します。本線を駆け抜けて行くのは、岡オカの115系やEF58牽引の急行荷物列車、60の集配貨物、午後3時頃には66のレサ編成がやって来ます…。

こうなって来ると、クモヤ145が欲しくなってきますね。90の051も…(笑)