左官屋ルークの日記

一左官職人が愛犬「ルーク」の名を借りて、本業の左官職や趣味、家族愛について語る。

忘れ去られた町の左官屋 その2

2010-07-24 13:32:37 | 本職
いよいよ着工した「ルーク工業」の看板。

まずはコンクリートとその上に積み上げるブロックのために鉄筋を組む。あたりまえのことではあるが、コンクリートを打つ前に鉄筋をキッチリ施工し全体の強度を上げるのである。鉄筋コンクリートという構造物は、簡単に言うと骨と肉(筋肉)のようなものである・・・。

次に基礎のコンクリートを打つためコンクリートパネル(通称「コンパネ」と呼ばれている木製の板)で型枠を作るのである。基礎と呼ばれるだけに、いいかげんに施工してしまうと後が大変。仕上げの事も考えて水平垂直に気をつかう。

その後はコンクリートを型枠に流し込む。(セメントと砂そして砂利を水でミックスしたものがコンクリートだ)。型枠の隅々までコンクリートが詰まるよう、木製のハンマーでトントンとたたきながらコンクリートを流し込む。その後ブロックを積みやすくするため、コンクリートの天場は水平にならすのである。

写真はコンクリートが無事に流し込まれ固まるのを待つのみの状態になったとこ・・・。その上には鉄筋がまっすぐ出ているのが分かるだろう。そう、それはこの後積むブロックの強度を確保するためなのである。

いやいや専門的な話になると、親父ギャグも忘れてしまうようだな。フフフ・・・・。