寄り道研究所

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大阪は破壊されている?

2009年07月05日 | 日記
大阪駅の真ん前、左の阪急百貨店は高層に建て替え中、正面の阪神百貨店はお化粧直し、右の中央乳敏局はといえば、建て替えしようと今は閉鎖中です。

古そうには違いないのですが、まさか1939年竣工ですから70歳になっているとは思っていませんでした。



もともとが機能本意な設計だそうで、どこにも大理石の彫刻模様なんてのは見あたらず、黒っぽく見えても、よ~く見ないとわからないのですがタイルも紫がかった灰色、なんていう想像できない色だそうで、とても重要文化財に仕様なんて想いもしなかったのです。

ところが、こんな活動の案内があったので興味本位に出かけてみました。

手作り感たっぷりの会場です。これは本物かもしれない、というのは、何かも寄付集めかと心配していたのですが、


東京駅前の中央郵便局もご存じの通り建て替えで解体直前だったのですが、なんとか部分保存だけはできそうなものの、それで文化財を保存した事になるのか、かなり疑問ではありますけど。

大阪中央郵便局は何の進展もなく、景気が悪いので建て替え計画が中断しているだけのようです。

何百年も経っている文化財を保存する事には理解があるものの、その辺にある古い建物はそのまま壊してしまってもいいの?
新しい建物、古い建物、ちょっと古いけど使い続けている建物、それが街の風景のはずなのに、資本の原理だけですべてを決めてしまっていいの?

大阪の風景を守る努力は市民でないとできないのではないか、などなど



普通の生活に文化を見つけるというか、あなたが気がついていないだけじゃないの?

中央郵便局が象徴しているだけで、もしかしたら大阪は破壊されているんじゃないでしょうかね