食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

82年前の、今日

2018-02-26 06:56:37 | 日記

昭和11年、太平洋戦争の足音が聞こえ始めてきた年、暗い世相を代表するかのような怪事件、大事件が二つ起こりました。 ひとつは、安部定という女性が、情事の最中、相手石田吉蔵の首を絞めて窒息死させ、彼の局部を切り取った、いわゆる、安部定事件。 大島渚監督の「愛のコリーダ」があまりにも有名ですが、これは、映画ではありません。 美しく仕上がったハードコアポルノです。 ご興味のあられる方は、youtube でご覧ください。  そして、82年前の今日、2月26日、現在、赤坂サカス・溜池山王・六本木ヒルズ、などのブランドイメージが矜持されている一帯に、大凶作・飢餓に喘ぐ農村の極貧状況に悲憤慷慨し、「昭和維新」の名のもと、青年将校以下千余名が決起し、帝都を戒厳令下にした、2・26事件です。 実際は、統制派と皇道派という陸軍内における二つの派閥争いが、裏にありました。 2・26事件で失脚した皇道派に代わり、東条英機に代表される統制派が陸軍、ないし大日本帝国の政治を牛耳るようになり、日独伊軍事同盟締結、そして、アメリカとの戦争へと進んでいくのです。