
悪魔の辞典?
欲しい資料を見つけるために書棚を見ていたら、出てきたのが、ピアスの『悪魔の辞典』です。
写真は、その本です。(岩波書店 A,ピアス、西川正身選訳)
学生時代にこの本から触発され、学生時代の同人誌に自分流の悪魔の辞典風な言葉の定義を作った事を思い出しました。
このピアスの『悪魔の辞典』の面白さを、知るために本書より一部を引用します。
中傷:他人に対して偽りを言う。他人について真実を語る。
外交:祖国のために偽りを言う愛国的な行為。
結婚:共同生活体の一つの場合で、一人の主人と一人の主婦と二人の奴隷とから成り、それでいて全部合わせて二人にしかならない状態、もしくは境遇。
良人:食事がおわると、食器の後始末を仰せつかる人物。
この本は、1881年~1906年に書かれたものをまとめたものです。
100年前に書かれているが、今読んでも面白い本です。
この岩波書店の初版本は、昭和39年6月です。
ピアスについては、ここを参照:
悪魔の辞典は、ここを参照:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E8%BE%9E%E5%85%B8
自分流の辞典を作るのも、頭を柔らかくする良い方法かもしれません。
数日前の朝のテレビで放映していた、若い人が使っている言葉です。
若い人には、常識みたいですが、わかりますか?
・KY?
・KYR?
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KY:空気、読めない のローマ字の略
KYR:空気、読め る のローマ字の略
若い人だけに流行る言葉は、仲間内だけで使う分には、それで良いけれど、言葉を通して、いろいろなコミュニケーションをするのであれば、辞書に載っている言葉でコミュニケーションをして欲しい。
辞書は、正確な言葉の定義をしていて、皆が共通認識できるようにする道具です。
もう一度、辞書が存在する意義を見直して、言葉を大切にして欲しい。