「影響の輪」を広げる

向上心旺盛と自画自賛している中年おじさんのブログ日記

「或る「小倉日記」伝」と松本清張先生

2010-09-23 | ご当地

 

私と松本清張先生との出会いは、中学生の時に、読んだ「点と線」。

 

それ以来、松本清張先生の小説をほぼ、全作品を読んだ。

 

今の銀座マリオンは、前は、朝日新聞社の本社跡。

 

高校2年生の時、朝日新聞社の裏にあった大きな本屋の中で、松本清張先生と出会う。

 

本を探しながら店内をブラブラしていると、松本清張先生にばったりと出会う。

 

サインをして欲しかったが、高校生の私にはその勇気は無かった。

 

松本清張先生が本屋を出るまで、目で追っていた。

 

有楽町駅の方に歩いて行かれた。

 

 

小倉は、松本清張先生と縁が深い。

 

松本清張先生と小倉の関係は、先ず、生まれが今の小倉区出身(旧:福岡県企救郡板櫃村)。

朝日新聞広告部で勤務する傍ら、「或る「小倉日記」伝」で芥川賞を受賞したが、題材は、森鴎外の小倉時代の日記を題材にしている。

(その前に「西郷札」で週刊朝日の懸賞で3位に入選していた)

 

この小倉城内には、松本清張記念館がある。

 

詳細は、ここを参照:

http://www.kid.ne.jp/seicho/html/index.html

 

先生の経歴、作品と、都内にあった自宅を再現してあった。

 

ゆっくりと時間をとって見ることをお勧めする。

 

館内では、昔の作品で映画化された上映会もある。

 

先生の自宅を再現した書庫には、手にとってみたい本や地図が沢山あった。

 

松本清張先生は、41歳の時、初めての小説(西郷札)を書き、作家になったこと。

 

82歳で物故。人生の丁度半分を、小説家で生きた。

 

何歳からでも、新たな人生ははじめられる。

 

今、このブログを書きながら気づいたのは、私が今も興味をもっている分野は、松本清張先生が関心をもって書かれた本による。

 

松本清張先生の関心は、私の関心になっている。

 

「影響の輪」そのものでもある。