ヒナの業務日誌

知ってる方も知らない方もこんにちは。
73形をメインに、昭和48~50年頃に活躍した国電たちを好んで作ってます。

国電301系を作る・06K

2017-10-11 23:03:39 |  Nゲージ・301系(三鷹)

さて塗装回です。やっと先が見えてきました(そして締切の日も…w)

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9/9~9/10 フィニッシャーズのプライマーを吹いたのち,うっすらとサフ吹き開始。
金属パーツは軽くまぶすレベルで…そうでないと線がすぐ太ってしまいます。例によってガイアのリターダ―入りシンナーで吹いてますが,夏場の乾燥の早い時期ながら伸びの良さはいつも通り確保した模様。これは銀を吹いても綺麗な表面が期待できそうです!

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見え隠れする継ぎ目には出来る限り修正しサフを部分吹き。ただ全体に吹くわけではないので,2回目辺りで室内色である淡緑を吹き付け。いつもやってる横着ですが,いい時間短縮になります。

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9/13~15 前面の継ぎ目が少し納得ゆかず,微修正しつつ影響のない側扉部分の塗装に着手(稀に見ない駆け足っぷりw)
銀の塗り分けは多方面でその成果が披露されておりますが,今回の題材は素材の違いこそ見受けられますがさほど目立って色が違うわけでもない感じがしましたので取りあえず車体と側扉の違いのみに留めておきました。
一応レシピはモデルカステンのクラシックシルバーに少し白を混ぜたもの。

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最近発売されたもので,ヒコーキ模型の記事で存在を知りました。金属材質の表現というよりは、戦闘機でよく見られる塗装された銀の表現向けとのことで,流山電鉄の銀河号や静鉄300なんかが題材として最適ですね。
そしてこのシルバーは今風らしく粒子がかなり細かく,実は本格的な銀塗装は初体験でしたが綺麗に塗れました。
当初は車体全体に吹き付け予定のところ,思ったより明るいことが判明したので勿体無いですがこの部分での採用に落ち着きました。

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マスキング後。なかなかシュールですなw
PCで作図してマスキングテープに印刷してくれると最高なんですが,そんなことできる環境にもなく…せめてものと9mm幅を帯カット治具で少し狭めたものを扉高さ幅に均一に切りだして貼りました。

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9/16 異例の黒塗りの電車w
下地にそこまで左右されないというのは試製段階で判明していましたが,一応深みが出たらいいなと一旦黒塗り。

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乾燥の間,続けていっちゃえーと屋根機器にモデルカステンの履帯色を吹き付け。これで一回分エアブラシの洗浄が省けました(´∀`)

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続いて本塗装のねずみ色。陰をつけて墨入れせず実感的に見えたら…でやってますが,時間のない今回は特に助かりました。

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9/17 いよいよ銀塗装
折角ならあまり人が使ってなさそうで粒子が細かい銀を…と模型コーナーを物色して見つけたフィニッシャーズのCLKシルバー。取りあえず開けてなんじゃこりゃな黒さでしたが混ぜてゆくにつれ,なかなかいい具合に。
少しばかしの白とクリアー(塗膜の強度向上と傷があった時混ぜてないときより目立たなくなるという話により…ただ初だったので効果は不明です。。)を混ぜて吹き付けました。
出来上がりは写真ではわかりづらいですが,こんな感じに…ちょっともったりし過ぎ感はありますが,許容範囲内でしたので次に進みます。

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この日は妻面の貫通扉の淡緑まで。ここまで少し懸念してたマスキングテープに銀が持ってかれる事態は皆無でした。最近の銀塗料は優秀ですね。

こののち急ぎ帯塗装へ進みます。。。






国電301系を作る・05K

2017-10-07 09:47:14 |  Nゲージ・301系(三鷹)

月刊更新が達成できませんでしたが,なんとかモノは落成しました。
そんなわけで事後報告まとめで恐縮ですが,作業メモを…今回は車体ディテール工作回。

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8/13 箱にし終わった時点で一旦全体にサフを吹き付けました。とにかく屋根の継ぎ目をはじめ仕上げなければいけない箇所が多いのでその洗い出しです。妻面は配管工作等前には仕上げを完了させましたが,屋根側はなかなか綺麗に仕上がらず本塗装前まで何度も部分吹き付けで傷チェックをやってます。。。

◆ディテール工作

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妻面の仕上げを行いつつ貫通扉を設置。扉自体はトレジャーのものですが,そのままだと窓位置が高いので上部にプラ材を貼り,下部を同じだけ削ってはめてます。
ユニットサッシの窓枠も幅狭なので扉側へ元のサッシ枠分まで削り広げ,枠はt0.1mmプラペーパーで後で復旧させました。

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幌枠もトレジャーのパーツ。これ何袋目だろ…ってくらい使ってるすんばらしいパーツ。
表面の板厚の薄い方をヤットコで挟み,内側をゆっくり折倒してゆくと失敗が少ないようです。
折り曲げ後に下部の折シロを削るのでハンダ流すと安心ですが,今回も時間なく瞬着で組みました。まぁ大丈夫でしょう。

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固定はエポキシの30分用で。自分の使っているものは流動性が高く,表面まで流れ過ぎるのが注意すべき点ですが,それが幸いして仕上げ損ねた幌枠断面も綺麗に埋まってくれたりしますw

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モハ301*3…7連ながらパンタ車が3両でとにかくラク出来る部分が皆無な題材(´∀`;)

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屋根上モールドはランボードを残して削り,富士川車輌工業の301系用屋上配管治具ステッカーで穴あけ。
久しぶりの治具ですが本当に助かりました(^^;

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資料もふんだんにあるので,いつものあの写真があればーってこともなくなんら迷いもなく進められました(逆に忠実にやらなくてはというジレンマもw)
見どころの多い個所ですが,残念ながら今回加工中の写真はなく…

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9/2 敷設完了。配管台座に角出す作業はいつも苦戦します…
参考までに各種データ。。
配管台座:t0.14mmのプラ板より切り出して
母線0.3mm真鍮パイプ
作用管は0.2mm
アース線は0.15mmの真鍮線
カギ外し線については,妻に降りるリンクの部分を艦船用の汎用割ピン,それ以外のリンク部分はt0.1mmプラ板を切り出して組み合わせ…それらを結ぶロッド部分として0.1mm程度の太さのリード線を貼りつけました。

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クハ/クモハの妻面につく棒状の誘導無線アンテナは0.3mm真鍮線を本体に,留め具表現として短く切った0.5mmパイプを差しこんで再現,車体にイモ付けしてます。割りピンで一度組んでちょっと違うなーと悩んでた部分だったのでそれらしく決まってヨカッタ…ただ縦樋があるので強度はさほど気になりませんが,営団車や東武2000みたいな前面に露出するタイプにはちょっと考えなければいけませんね。

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9/9 その他調整を済ませて本塗装準備へ…さすがに余裕がなくなってき始めた頃です(^^;)

つづく