A.himeのフォト日記

日常の思ったこと、感じたことを自由に気ままに・・・
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サリーちゃん・・・

2006-02-11 | わんちゃん
我が家には15歳になる老犬「はやと」がいます。若い頃は元気過ぎて飼主を困らせましたが、今は「おとなしいワンちゃんですね」と言われるいい子だ。


はやと

そのはやとの幼馴染みに「サリーちゃん」というプードルの女の子がいました。サリーちゃんは真っ白のトイプードルで近所でも評判の器量よしでした。飼主さんとは友人なのでよく一緒に散歩をしたり、遊んだりしていました。


サリーちゃん

そのサリーちゃんに問題行動が・・・飼主さんが言うにはお気に入りのおもちゃをくわえて離さないと言うのです。それはピュッピュッと鳴るゴム製の靴型のおもちゃで特別なものでもないのですが、それをどこへいくにもくわえて持って行き、自分のそばに置いておくのです。移動するたびにくわえて・・・無理に離そうとするとウ~ッと唸っておこるのだそうです。そんな行動が何日か続いて・・・ある日を境にぴたっとなくなるのだそうです。
「不思議でしょう?」と飼主さん。「???ほんとね~」と私。

そんなことの繰り返しでしたが、それにはある法則が・・・
飼主さんといろいろ話しているうちに一定の周期があることが分かりました。
メスのワンちゃんには年に2回発情期があるのですが、それが終わった直後からサリーちゃんの体に変化が・・・妊娠の兆候が現れるのだそうです。
「妊娠していないのにね」と飼主さん。「想像妊娠?」と私。

問題行動が始まるのがもし妊娠していれば丁度赤ちゃんが生まれたであろうころからで・・・おもちゃを連れ回るのは子育ての擬似体験でしょうか、母犬が子犬をくわえて連れ戻すようにおもちゃを赤ちゃんと思っているのでしょうか。ひと月ほど大事に大事に連れまわしたそのおもちゃは時期がすぎると置き去りにされて、通常の生活に戻るのですが、なんだか哀れですね。
サリーちゃんは本当のお母さんになれずに亡くなってしまいました。

「赤ちゃん生ませてあげればよかった」と飼主さん。「可愛い赤ちゃん欲しかったね。貰ってあげるのに。」と私・・・
しみじみとサリーちゃんの思い出話をしたことでした・・・

実はサリーちゃん、はやとの初恋のワンちゃんでした。片思いで病気にまでなりましたが、本当はサリーちゃんもはやとのこと好きだったのかも知れません・・・犬種を越えて・・・



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