新生児や乳児に対するタミフルの使用に関して
桐生でもインフルエンザが報告されています。しかし、治療に関しては間違っている方がおり残念に思っています。
インフルエンザ治療薬のタミフルに関しては年齢の制限があり1歳以上に保険適応が認められています。日本小児科学会では出生後早期の新生児「生まれたての赤ちゃん」でもタミフルの投与を考慮するとしています。最新版の「今日の小児治療指針」にも「タミフルは1歳以上が適応であるが、1歳未満はインフォームド・コンセントのうえ使用する」(インフォームド・コンセントとは、「正しい情報を伝えられた上での合意」です)。とあります。
さらに、米国食品薬品局(FDA)はタミフルの適応を生後2週間の乳児に拡大することを昨年末に発表しています。
にもかかわらず、何の説明もなく1歳未満ではタミフルを使用しないとして、医療機関を受診しても放置されている方がおります。現時点では1歳未満でもタミフルを内服しないのは危険なので内服することをお勧めします。ちなみに、保険適応に関して心配であれば生後1か月以降で保険適応のあるラピアクタというインフルエンザ治療薬もあります。それらの説明の上で投薬しないのであればよいのですが、実際には何の説明すらされていない状況のようです。感染症に関しては小児感染症に精通している小児科専門医のいる当院に受診することをお勧めします。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
桐生でもインフルエンザが報告されています。しかし、治療に関しては間違っている方がおり残念に思っています。
インフルエンザ治療薬のタミフルに関しては年齢の制限があり1歳以上に保険適応が認められています。日本小児科学会では出生後早期の新生児「生まれたての赤ちゃん」でもタミフルの投与を考慮するとしています。最新版の「今日の小児治療指針」にも「タミフルは1歳以上が適応であるが、1歳未満はインフォームド・コンセントのうえ使用する」(インフォームド・コンセントとは、「正しい情報を伝えられた上での合意」です)。とあります。
さらに、米国食品薬品局(FDA)はタミフルの適応を生後2週間の乳児に拡大することを昨年末に発表しています。
にもかかわらず、何の説明もなく1歳未満ではタミフルを使用しないとして、医療機関を受診しても放置されている方がおります。現時点では1歳未満でもタミフルを内服しないのは危険なので内服することをお勧めします。ちなみに、保険適応に関して心配であれば生後1か月以降で保険適応のあるラピアクタというインフルエンザ治療薬もあります。それらの説明の上で投薬しないのであればよいのですが、実際には何の説明すらされていない状況のようです。感染症に関しては小児感染症に精通している小児科専門医のいる当院に受診することをお勧めします。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/