おたふくワクチンについて
健診や、普通の診療をしていて、母子手帳を見て未接種のワクチンを勧めますが、桐生は本当に、おたふくワクチンの摂取率が低いなと思います。
ワクチンそのものが嫌いなのであれば理解できないでもないですが、毎年インフルエンザワクチンを接種していたり、中には新型の日本脳炎ワクチンを接種していたりしても、おたふくワクチンが接種されていないお子さんがたくさんいます。
つまり、インフルエンザや日本脳炎ワクチンを接種したときに、勧められなかったのです。これは残念だなと思います。
もろちん、以前ここに書いたように、桐生には「おたふくワクチンは接種しない方が良い」と言うかたがいるわけですから、そのような間違った情報が一人歩きして、お母様の間でも、おたふくは感染した方が良いという間違った情報が拡がっています。
おたふくワクチンは麻疹・風疹ワクチンの次に早めに接種した方が良いワクチンです。
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
健診や、普通の診療をしていて、母子手帳を見て未接種のワクチンを勧めますが、桐生は本当に、おたふくワクチンの摂取率が低いなと思います。
ワクチンそのものが嫌いなのであれば理解できないでもないですが、毎年インフルエンザワクチンを接種していたり、中には新型の日本脳炎ワクチンを接種していたりしても、おたふくワクチンが接種されていないお子さんがたくさんいます。
つまり、インフルエンザや日本脳炎ワクチンを接種したときに、勧められなかったのです。これは残念だなと思います。
もろちん、以前ここに書いたように、桐生には「おたふくワクチンは接種しない方が良い」と言うかたがいるわけですから、そのような間違った情報が一人歩きして、お母様の間でも、おたふくは感染した方が良いという間違った情報が拡がっています。
おたふくワクチンは麻疹・風疹ワクチンの次に早めに接種した方が良いワクチンです。
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
教えて下さい。
にしさん、ご質問ありがとうございます。
1人の医師が接種しない方が良いといって、別の医師が接種した方が良いと言ったら、どちらを信じて良いか分からないと思います。
私の手元に予防接種Q&Aがあり「ムンプス(おたふく)ワクチンは何歳くらいに接種するのがよいでしょうか」という質問があります。回答は「1歳になり麻疹・風疹混合ワクチンを接種した後にムンプスワクチンを接種することが望まれるが、遅くとも保育園や幼稚園と言った感染の機会が増加する集団生活を開始する前の接種が大切である。」と記載されています。これを書いているのは専門家ですから、専門家の言うことを信じれば1歳2か月なら接種すべきですね。接種しなかった医師は勉強不足と言えます。接種されなかった1歳2か月のお子さんが、おたふくに感染して後遺症を残したらどうするつもりなのでしょう。
また、日本以外の多くの先進国では、麻疹、風疹、おたふくと混合ワクチンになっており1歳で接種しています。日本以外で1歳なのに、日本人だけ接種しない方が良いと言うことはないと思います。
もう一つの質問「1度ワクチンを打てば抗体ができるのではないでしょうか?」に関しては、100%ではありません。以前は1度しか接種しなかった麻疹ワクチンが現在は2回接種になったことからも分かるように1回接種で大丈夫というものではありません。難しい話しは省きますが、ワクチンを接種していても麻疹やおたふくに感染することはあります。ただ、軽症で済むことが多いです。もちろん、おたふくも麻疹のように2回接種した方が良いと思います。
また、大人になって重症化することがあるか、に関しては、根拠がありません。仮に予防接種を受けないで大人になって感染すれば重症化するかも知れませんし、予防接種をして予防接種が機能しないで感染すれば重症化するかも知れません。
予防接種を受けないで、小児期に感染者と接触して感染すれば成人になって感染しないかも知れません、しかし、予防接種をして小児期に感染者と接触すれば接触時に抗体価が上昇して成人になって感染しないかも知れません。
このように感染した方が良いという根拠はありませんので、早めに接種した方が良いです。
私も小児科専門医として予防接種を推奨していますが、子どもに注射をするのは大変な仕事です。痛いを思いをさせるという点では是非やりたいと思っているわけではありません。しかし、子どもにとって必要と考えて注射しています。
しかし、もし、商売として、もうけを考え出したら予防接種をするより、おたふくに感染して受診してもらった方が儲かります。そう考えて接種しない医師もいると思います。私はこのような医師は許せませんが。
歴史的には昔は推奨されなかった時期もあります。1989年-1993年にかけて使用されたおたふくワクチンは副作用が多かったので推奨されませんでした。しかし、1990年代後半からワクチンが改良され副作用が減り接種を推奨できるようになっています。もちろんこれは、接種年齢とは関係ないは話しですね。
長くなってしまいましたが、回答になっておりますでしょうか? また、コメント頂けたら幸いです。
遠方なので先生に子供をみていただけないのが残念です。
お返事ありがとうございます。
日本のワクチンは海外に比べ種類が少ないのに複雑すぎます。本来はお母様方が、それほど勉強しなくても簡単に接種できるように単純になって欲しいものです。そして、最近は大坂の方の質問が何件かありましたが、にしさんはどちらでしょう?
付け加えると、医師によっていろいろ意見が違うのは、今回のようなワクチンに関しては正しい意見が複数あるのではなくて、正しい意見は1つで、その他の意見は間違った意見です。
一方で、医学では正しい意見が1つでないこともあります。例えば肥厚性幽門狭窄症という病気は、手術で直す方法と、薬で治す方法がありますが、両方の治療とも一長一短で、どちらも正しい方法と言うことになっています。でも、このような場合は詳しく説明があるはずです。
ワクチンに関しては、もちろん、私が間違うこともありますが、今回の質問に関しては私の得意分野です。私は日本小児科学会認定の小児科専門医で、日本小児感染症学会の会員で正しい意見が言えます。ワクチンに関しては群馬県でも不勉強な医師が自分の考えで話すので困ったなと思っています。
またコメント頂ければ幸いです。