坐薬使用時のキシロカインゼリーについて
群馬県で診療をするようになって、他院で坐薬使用時にキシロカインゼリーが処方されていることがあるので不思議に思っていました。
私はこれまで坐薬使用時にキシロカインゼリーを使用していなかったのですが、困ったことはありませんでした。現在も使用していません。
本日ドクターサロンという雑誌の記事に「坐薬の正しい使い方」が掲載されており、ここには「キシロカインは局所麻酔薬で、効果としてはかなり強いものなので、使わなくて良いなら使わない方が良いかなと思います」とコメントされています。「坐剤というのは体温でとけるものと分泌物でとけるものの2種類があり、体温で溶けるものであれば、お尻に入れる先端の部分を少し温めてあげれば、指の体温で十分に軟らかくなり入れやすくなりますのでキシロカインを使うよりも、脂溶性のものはあたためるのがよい」とのことです(解熱剤で使用されるアンヒバなどは脂溶性の坐剤です)。
つまり、キシロカインは不要であるため、医療費の無駄遣いであり、副作用の点でも問題があると言うことでした。
無駄で副作用のあるものを漫然と処方されているのは問題があると思います。もし、キシロカインが処方されるようなことがあれば、とりあえずもらっておいて使わない方が良いと思います。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/
群馬県で診療をするようになって、他院で坐薬使用時にキシロカインゼリーが処方されていることがあるので不思議に思っていました。
私はこれまで坐薬使用時にキシロカインゼリーを使用していなかったのですが、困ったことはありませんでした。現在も使用していません。
本日ドクターサロンという雑誌の記事に「坐薬の正しい使い方」が掲載されており、ここには「キシロカインは局所麻酔薬で、効果としてはかなり強いものなので、使わなくて良いなら使わない方が良いかなと思います」とコメントされています。「坐剤というのは体温でとけるものと分泌物でとけるものの2種類があり、体温で溶けるものであれば、お尻に入れる先端の部分を少し温めてあげれば、指の体温で十分に軟らかくなり入れやすくなりますのでキシロカインを使うよりも、脂溶性のものはあたためるのがよい」とのことです(解熱剤で使用されるアンヒバなどは脂溶性の坐剤です)。
つまり、キシロカインは不要であるため、医療費の無駄遣いであり、副作用の点でも問題があると言うことでした。
無駄で副作用のあるものを漫然と処方されているのは問題があると思います。もし、キシロカインが処方されるようなことがあれば、とりあえずもらっておいて使わない方が良いと思います。
ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
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