highdy の気まぐれブログ

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紫外線殺菌灯の上手な利用法

2021年02月14日 | 雑学知識



用途に応じて
 紫外線殺菌灯は、家庭で使うなら廉価な簡便のもの、業務用なら本格的な光触媒分解機能をもつものが良いと思います。
紫外線というものは、有益・有害両面を持つ紫外線のお話にも書いたように、人体に有害な光ですので注意を要しますが、大切なことは十分な知識を持って気を付けて使えば、その光エネルギーに反応、単なる殺菌にとどまらず空気中の臭い、菌やウイルス、汚れなどの有機物を水と二酸化炭素に分解する脱臭の働きを持っています


紫外線殺菌灯は、いま、問題のコロナウイルスの除去にも極めて有効な手段でもあります。
店舗の入口やトイレなど人が多く使う場所・気になる箇所の殺菌・消臭に、また一般家庭でも殺菌・消臭にととどまらず、梅雨時期、雨・雪・曇りの日や冬など日照時間の短い時期の湿気対策 、臭い対策やカビ予防にも活用できます。既に発生したカビの増殖は防げますが、その除去はできませんので念のため。)


NHKでも・・・
 highdy がはるか昔から提唱していたことが、やっと最近コロナウイルスに刺激され脚光を浴びてきたようで、一昨日 NHK でも紹介していました。
(スマートウオッチを使って、電話中だったので慌てて写真を撮りましたが、以下のような画面が流れていました。確か「シブ5時」?)

 

 

        別の参考映像もあります。

医療機関では、大変な省力化になったという報告もあったようです。少し工夫すれば、無限の活用が考えられます。
(政府もマスクを配るより、こんなところにジャンジャンお金を出せばいいに・・・ 
打つ手を間違っている! それに対応が遅すぎる!!

紫外線殺菌灯は、オゾンが分解するの過渡期(1/10,000秒)に存在する活性酸素活性酸素は動物やヒトに大変な障害を与えますが,瞬時に消滅し,移動距離も極めて小さく10~20 μm 程度と発生近位部分しか影響を及ぼしません。)の強力な酸化力による脱臭を行うが可能です。
脱臭(消臭)効果そのものは、光触媒に直接照射された触媒表面のみで、紫外線が届かない部分は全く無効触媒照射面の汚れによって急激に効果が低下、さらに、ランプの寿命も一般の蛍光灯よりもかなり短時間で消耗するというデメリットもあります。
しかし、それに比べて以下のようなメリットも大きいので有効活用すべきです。
 ・ 常温で使用ができ、ランプなので取り扱いが簡単
 ・ 薬品に比べて二次汚染がなく、二次処理が不要
 ・ 対象物に与える品質変化が少ない(短時間照射である)
 ・ ほとんどの菌種に有効である(一部の枯草菌には弱効果)
 ・ 極めて短時間で殺菌・消毒が可能
 ・ ランニングコスト、殺菌コストが安い

光触媒について
光触媒には、二酸化チタンという成分が含まれており、それが紫外線や蛍光灯などの光が当たると活性酸素生成させます。活性酸素は上述のように、接触する臭いの原因の物質を吸着して水と二酸化炭素に分解して除去してくれます。従い、カビ臭、タバコの臭い、靴の臭いなど室内をあらゆる臭いを消臭することができます。
つまり、単なる殺菌でなく、強力な脱臭にも使いたい場合は、家庭用であっても光触媒機能付きがお薦めと言えます。

寿命について
初期の蛍光灯は90,000~12,000時間でしたが、最近のものは30,000~40,000時間程度の寿命、殺菌灯は、3,000~4,000時間、良いもので約9,000時間(以下に、highdy が紹介のものは、8,800時間)程度、今後はLEDの良いものが期待できますが・・・。


highdy が使っているもの
 記事にするだけではなく、実践もしていますよ!
highdy が使っているものは、下の写真のような6Wの小型(価格は 2,300円 程度)で、台所の流しの上、クローク、トイレ、風呂など、何処でも気軽に使えるものです。



購入時の注意事項として、ご覧のように 
必ずタイマーがついていること
スタート遅延スイッチのあるものをお薦めます。
写真のものは10秒の遅延スタートが可能です。10秒あれば、余程大きな家でない限りゆっくり安全エリアに退出することができます。
highdy商品化するとしたら、以下のようなものをオプションで考えますが、いかがでしょうか? 誰か売り出さないかなぁ~!
自作しても、市販の部品を使って簡単に安くできますので、導入をお考えの方は是非検討してみてはいかがでしょう。











本日もご来訪いただきありがとうございました。
皆様の ポチッ! に心から感謝します。


  


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (comet3)
2021-02-14 10:14:18
仕事で紫外線硬化接着剤を固めるのに同程度の紫外線ランプを使用しています。
可視光をカットするフィルム状のフィルター付きのブラックライトと呼ばれている物です。
多分、オゾンフリーのランプなのでC波はほとんど出ていないと思われ、殺菌には向いていないものです。

遅延タイマー付きの物があるとは知りませんでした。
殺菌用なら必要な機能ですね。
200nm辺りの光を出すとなるとランプを石英ガラスで作らなければならないので高いのかと思ったらとても安いですね。
大量生産の効果でしょうね。
どちらで購入されたのでしょうか。

実際の殺菌はどのくらいの時間をかけていますでしょうか。
紫外線は漂白効果もあるので長時間の照射が向いていない物も有るような気がします。

質問ばかりですみません。
返信する
使い方には注意も必要ですね。 (highdy)
2021-02-14 11:09:55
comet3 さん

最近は瞬間接着材もいいものがありますが、表面が滑らかで密でないと有効でなく、複雑な形状では使えません。そのような場合に、紫外線硬化樹脂による接着は威力を発揮してくれます。
紫外線もその種類により、適材適所で使う必要があります。

購入先は Amazon です。ネット上にはメチャメチャあります。キーワードは「紫外線 ランプ 殺菌」などの3つくらいで色々変えてみてください。

実際の殺菌は、対象物によって、有効な照射量が決まります。
紫外線照射量(μW・sec/㎝2)は、紫外線に照射されたエネルギーの総量のことで、UV照度(μW/㎝2)と照射時間(sec)の積で示されます。μW ですから単位にご注意!W の百万倍の1ですからね。

家庭で使うなら、台所で毎日使うなら10~20分で十分だと思います。ゴミや布巾などは広げておいた方が効果的だと思います。照射されない部分には効果がありませんので。
プラスチックなど、紫外線劣化させたくないものには、一般的に酸化亜鉛入り塗料を使います。女性のUVケアコスメにも酸化亜鉛が使われていますよね。
台所用品はそういう訳に行かないので、通常は熱湯消毒(我が家の場合)で、時々天日干しまたは紫外線ランプがいいでしょう。

返信する
これもいずれ理解したいのですが・・・ (fumiel-shima)
2021-02-14 11:17:09
highdyさん、おはようございます。

今月の初めの頃に紹介されました
『有益・有害両面を持つ紫外線のお話』
ではオゾンの大切さや紫外線とオゾンと
の関係について学ぶことができました。

今回の記事内容は私には少し難しいかなとは思いましたが一つ一つゆっくりと
正しく理解することによって安全かつ便利に使う事ができるようですので、いつかhighdyさんがお使いになってるような
商品を見る機会を作りたいと思います。
返信する
こちらも・・・ (highdy)
2021-02-14 11:17:30
comet3 さんに追記  以下も参考になるかも?

https://www.as-1.co.jp/academy/11/11-2.html

https://sumaiweb.jp/articles/120213

https://www.argofile.co.jp/wp/images/Ultravioletrays.pdf
コロナウイルスは、極めて短時間で死滅できます。
返信する
興味を持つことが・・・ (highdy)
2021-02-14 11:25:43
fumiel-shima さん

いつもいつもありがとうございます。
何でも興味を持つと、知識が増えます。ネットでキーワードを変えて検索するのも楽しいものです。
紫外線も、基本的に触れない、直接目で見ないことに注意すれば、怖がることもありません。
手洗い用に使われているレベルの紫外線は弱いものなので、心配することもありません。
現在は僅かな水(20L位だったかな? 再生利用)と紫外線で何百人も洗い可能なユニットが販売されており、これから避難所などに増えていくことでしょう。
返信する
Unknown (comet3)
2021-02-14 14:04:46
highdyさんありがとうございます。

瞬間接着剤は便利ですね。
私も良く使っています。

紫外線硬化接着剤は光関係で良く使われています。
ガラスと屈折率が近いものがあり、光を反射させないように接着出来るのでレンズなどの光学部品の接着に使われています。
(屈折率を合わせて反射が起きないようにする事を屈折率整合、インデックスマッチングなどと呼びます。)
昔は松やにのような天然の樹脂を使っていたようですが加熱して溶かして接着するので時間がかかります。
早く硬化出来るので紫外線硬化接着剤が主流になりました。

また、ガラスが光を通すので、ガラス粉末と混ぜて硬化させることができます。
高分子よりもガラスの方が膨張係数が小さいのでガラスを大量に混合したものがDVDやブルーレイドライブのレーザー、光学部品の固定に使われています。
紫外線を当てるまで固まらないので調整した状態で固定出来るからだと思います。

接着剤は用途によって最適なものがありますね。

酸化亜鉛は雷から電子機器を保護するためのバリスターという素子(ある電圧を越えると急に電気が流れる)の主成分で、学生の時に研究していたので馴染みがあります。
酸化ビスマスを少量加えて焼くとバリスターになります。
酸化クロムや二酸化マンガンを加えると特性が良くなりました。
焼きあげるとビスマスだけだとクリーム色、クロムが入ると茶色、マンガンが入ると緑色と色鮮やかだったのを思い出しました。
乳鉢で粉砕、混合していたのが懐かしいです。

触媒というと酸化チタンを思い浮かべてしまうのですが酸化亜鉛も触媒効果があるのですね。
勉強になりました。

長々と知識の押し売りみたいな話しですみません。
返信する
私も! (すず)
2021-02-14 18:20:13
最近、知ったのです!
それこそ、NHKの番組でした!

紫外線って悪いものというイメージが強かったので、驚きました。
返信する
役に立たないものはないです! (highdy)
2021-02-14 18:56:13
すず さん

世の中のものは、役に立たないものはないです。「毒」でも「薬」になります。
注射より薬好きの方は喜んで飲んでおられますが、殆どの薬は毒です。ですから、重・軽ありますが必ず何らかの副作用があります。
紫外線だってメリットとデメリットがあります。
返信する

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