これは極めて難しい問題なので「拙者が説明を致そう!」
(動詞として使っており、補助動詞ではない。「を」がないと、補助動詞になるので「いたそう」が正しい。)
一般的にはひらがな表記
「いたします」は、謙譲語「する」の語尾に丁寧語の「ます」が付いた言葉である。
ビジネス用語や一般社会でもよく使われる表現だが、「いたします」を漢字の熟語の後に使うことで、丁寧な表現になる。
一般的にはひらがな表記
「いたします」は、謙譲語「する」の語尾に丁寧語の「ます」が付いた言葉である。
ビジネス用語や一般社会でもよく使われる表現だが、「いたします」を漢字の熟語の後に使うことで、丁寧な表現になる。
さらに、「御」(ご、お、おん)を冠した言葉と組み合わせれば、より敬意や丁寧さを表現することができる。
感謝します → 感謝いたします
感謝します → 感謝いたします
失礼します → 失礼いたします
確認します → ご確認します
確認します → ご確認します
ご連絡します → ご連絡いたします
お返事します → お返事いたします
敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つがある。
尊敬語:相手を敬(うやま)い、目上の人、見知らぬ人など相手を立てる場面で使う。
謙譲語:相手を立てるために、自分はへりくだる場面で使う。
丁寧語:相手に対し、いかなる内容も問わず、丁寧に述べる言葉で、「です・ます調」や「ございます」調がこれにあたる。
敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つがある。
尊敬語:相手を敬(うやま)い、目上の人、見知らぬ人など相手を立てる場面で使う。
謙譲語:相手を立てるために、自分はへりくだる場面で使う。
丁寧語:相手に対し、いかなる内容も問わず、丁寧に述べる言葉で、「です・ます調」や「ございます」調がこれにあたる。
学術論文などは「である」調で書くのが常識である。
さて、「いたします」と「致します」の場合、ひらがな表記と漢字表記の2通りがあるが、他の動詞と付属して使用する補助動詞の「いたす」はひらがな表記で書くという決まりがある。
「よろしくお願いいたします」の「お願いする」という動詞の補助動詞になるため、ひらがな表記が正しい。
さて、「いたします」と「致します」の場合、ひらがな表記と漢字表記の2通りがあるが、他の動詞と付属して使用する補助動詞の「いたす」はひらがな表記で書くという決まりがある。
「よろしくお願いいたします」の「お願いする」という動詞の補助動詞になるため、ひらがな表記が正しい。
〇 よろしくお願いいたします(この場合、前に動詞があるので、「いたす」は補助動詞であり、ひらがな表記が正しい)
X よろしくお願い致します
〇 私が致します(この場合、前に動詞がないので「致す」は通常の動詞であるから、漢字でもよい。)
△ 私がいたします(ひらがな表記の観点からは、前に動詞が無いので許容範囲。)
X よろしくお願い致します
〇 私が致します(この場合、前に動詞がないので「致す」は通常の動詞であるから、漢字でもよい。)
△ 私がいたします(ひらがな表記の観点からは、前に動詞が無いので許容範囲。)
「分からないときには、ひらがな表記」と覚えておいた方が間違いが少ない。
「わからない」にも微妙なニュアンスの違いがある。
分からない:全体を幾つかに分類する、別々にする、見分ける
明らかにできない
判らない:判断できない、区別できない、はっきりしない
解らない:理解ができない、解ときほぐせない、物ごとの筋道や意味が不明
確か「解らない」「判らない」は常用漢字音訓表にない筈(確認していませんが・・・)で、役所の書類、新聞記事、文部科学省検定済み教科書ななどでは使われていない。
自分が「する」は漢字でも良い
上記のように「いたします」の「いたす」は謙譲語であり、謙譲語+丁寧語であるが、相手の行動に対しては使うことができず、自分の言動をへりくだって表現するときに使用する。
すなわち、自分が「ある所まで到達するようにする、至らせる」という意味で「する」という通常の動詞なので、漢字を使用してもよい。
〇 私の不徳の致すところで~ (自分の行為を表す動詞)
〇 切符の手配はこちらで致します (「する」という動詞として利用)
オマケの説明
「~させていただきます」は、明らかに相手が賛同してくれることを想定した許可をもらう表現でより丁寧な表現になる。
ご案内します → ご案内いたします → ご案内させていただきます
と、だんだん丁寧になる。
本日もご来訪いただきありがとうございました。
まちがいだらけの使い方 書き方をしていました。
今まで私から手紙を受け取った方は 不快な思いを
されていたかもです。日本語ってむずかしいですね。
勉強しなくては と改めて思います。
良い企画ですね。
「ハイディ日本語講座」とお気に入りを作り保存しました。
日常、日記やブログや掲示板などで作文
の折に覚えていられるかが・・大問題です
多分 基礎そのものが出来ていないし
記憶力と理解力に乏しいこの頭では・・
かなりハードルが高いと思われます。
いやいや、日本語は難しいです。手紙を受け取った方が、国語力抜群の方ならいざ知らず、一般には少ないので気にするほどのことではないでしょう。
「難しい」も昔は「むつかしい」が江戸時代から「づ」になり、現代表記法で「ず」に変わったものです。
古語辞典の 「むつかる 【憤る】 」 の項には、 〈きげんを悪くする。ふくれる。あたり散らす〉 と説明され、常用漢字表にも括弧書きで「むつかしい」と許容されています。
私の子供時代は山口県では「むつかしい」で育ちましたが、成人後に東京に出て「むずかしい」という標準語を使うようになりました。
いまの時代、「難しい」のニュアンスも変わりつつあり、言葉は生きているという実感があります。
Ken さん、こんな拙いブログのブックマークを作っていただいて恐縮です。
長く続けばいいのですが・・・。
正直なところ、折角ですので説明文にも気を配っています。
上記の「いただく」一つとっても「戴く」、「頂く」は、どちらも自分の行為ですがそれぞれの使い分けがあり安易に使えないのです。
歳を重ねると、どなたも同じように感じておられると思います。
しかし、脳も体も使わないと鍛錬されず老化の一途を辿るだけです。使うことによって血流が健康状態を保ち、それにより脳細胞も神経細胞も元気になれるものです。
記憶のメカニズムは以前にも詳しく書きましたが、何と言っても繰り返しによるリマインドが大きな効果を発揮します。