highdy の気まぐれブログ

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コウノトリ 羽はどうなる? 反故になる?

2023年06月10日 | その他


特別天然記念物 コウノトリ
 
文化財保護法では、文化財として有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・文化的景観・伝統的建造物群の6分野があります。
人間の文化活動に関する記念物のことは文化記念物といい、私達の長い歴史の中で生まれ、先祖から今日(こんにち)まで守り伝えられている古い建物・美術品・技術・生活・習わしなどを指します。
 その法律の中には国
(文部科学大臣)が指定することになっている天然記念物があり、現在約1,000種類(特別天然記念物が75、 重要なものとしての天然記念物が892)が指定されています。 指定対象は、動物、植物、地質鉱物及び天然保護区域です。
コウノトリはその中の一種で
特別天然記念物に指定されています。


近くの展望台からコウノトリ野生復帰センター 天空の里を望む




ただいま午後の食事中(2羽で餌が流れてくるのを待っています。)


昆虫も探して食べます。

先月抱卵していたのだが・・・
 先週の日曜日に近くの公園の開園式典に招待されていましたが、雨のため急遽
(きょ)中止になり公園自体はオープンになっています。
そのため、寄贈したがどのような状態か見に行き、外出のついでにコウノトリの誕生を期待して約30分足を延ばしてみました。
 わが町
鴻巣市の「『コウノトリ野生復帰センター 天空の里』は、将来的に生まれた鴻巣生まれのヒナを本市の空に放鳥することでコウノトリの野生復帰に寄与することを目的」として、ちゃん(雄)ちゃん(雌)の番いを飼育しています。
市では週刊「カタカタ通信」を発行して応援していますが、この春から抱卵していましたが予定日数を経過しても孵化しないので、調べたところ無精卵だったそうです。残念!




卵はもうないのに、雄が巣作り中(卵は来年までもう産まないのに・・・)

「保護」が「反故」(ほご)になる?
 いろいろとセンターの担当されている方のお話を伺い大変勉強になりましたが、その中にコウノトリの脱毛(羽)に関し納得できないことがありました。
「天然記念物なので勝手に捕獲して飼うことは許されない」のは理解できます。しかし、飼育中に生え変わりにより落ちたが沢山
(バケツいっぱいも)保管してあるそうです。
(き)いてみると、来訪者に記念品として配布したり、羽ペンなどにして有償で配布し、収益金を飼育費や施設のメンテナンス費用に充てることも不可能だとか。理由は天然記念物なので持出禁止だそうです。
何だか変な法律なようで、融通の利かないお役所のカチカチ頭には困ったものです。
 文化財保護でいつも問題になるのが、文部科学省環境省、下手をすると国土交通省まで絡んで「保護だ! 保護だ!」と叫び合い保護企画案そのものが「反故」になりかねない問題。
さて、大量に保管した羽はどうなる? 職員が内緒で私物化して時効を待つ? 知らぬ顔で焼却処分? でも、持出し禁止ではそれもおかしい!
厳しい限定をつけて、有効利用を考えればいいのに・・・。

ひと口知識
 コウノトリはよく似ていて遠くからは、良く判らないことがあります。
が、鶴の場合は身長がやや高く、体重(成鳥で約10kg)がコウノトリ(成鳥で約5kg)の倍あります。
決定的な違いは、
飛ぶときに鶴は首を進行方向に真っ直ぐ伸ばして飛びますが、コウノトリの場合は首をS字状に曲げたまま飛ぶことです。




本日もご来訪いただきありがとうございました。

  
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コメント (9)
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