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緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

「議案第20号平成21年度都城一般会計予算」可決・これ正しい?

2009年03月24日 20時30分33秒 | 都城市政
3月24日(火)
 
朝方は薄曇りで高千穂峰が霞んでわずかに輪郭が見えるだけで、耕地の緑が一段と広がり飼料畑の大根の白い花が畑の周囲に穏やかさを添えると言いますかそれなりに風情があります。春の風景は花と緑と小鳥の飛び交うさまが盆地の風物よです。コガモの群れは三グループに分かれて盛んに水藻をあさっています。水草の芽立ちが活発になってきたのでしょう。北への旅立ちにそなえて体力を蓄えている。よく観察しますと渡りの兆候はさまざまな処にあるのでしょうが、小鳥によりさまざまか。



さて、今日は都城市議会3月定例会の「議案の審議」と「諮問の審議」と「請願の審議」とが本会議で諮られます。午前十時に始まって「議案の審議」だけでも議案が第50番目まであります。各議案は総務・文教厚生・建設・産業経済の各委員長報告に始まり質疑、討論、採決と続きますが、異議無しの議員発言を多く耳にします。異議ありが議員の本質ではないのかな!へぬるいと口の中で言います。



本会議場は都城市役所西館五階位置にあり傍聴席はその上の六階位置に有りますので、傍聴席からは議場全体を見下ろすようになり、どこか傍聴席と議場とは隔絶された雰囲気があります。市議会の雰囲気に慣れて来ますと、この隔絶された雰囲気が良い方向で作用して議場内の執行部、議員諸氏、市職員各位を冷静に観察する気分になります。個々の表情や僅かな動作に対しても敏感になります。議場内の人々を観察することでその人の心理状態まで何となく把握するようになります。



今日も傍聴席は最高時で傍聴人が四名でしたか、傍聴席と対峙しますのは正面に市議会議長、事務局長、向かって左翼に市執行部と各部長、右翼に区長と各役職とで合計三〇余名ですから観察する対象には事欠きません。傍聴席とは人様の表情を観察する滅多にない良い場所で有ると言えます。傍聴人の心理状態を傍聴席が議場より高い位置に有る故に、つまり議場の構造上、冷静な観察へと仕向けるのかもしれません。上から見下す方が人間にはゆとりが出来てきます。



さて、注目の「議案第20号平成21年度都城一般会計予算」に対して反対討論者が西ノ村清議員、森重政名議員、永田照明議員、藤井八十夫議員と四名の方が演壇に登壇されてとうとうと述べられました。どの方の演説も聴き惚れました。理にかなった演説です。それに対して賛成討論はどなたも有りません。前議長下山隆史議員が代表して賛成討論を述べられても良かったのになと思います。



採決の結果は賛成票が多くて可決しました。賛成討論が無いのに可決されるとは都城市議会もおかしな市議会です。傍聴人は賛成理由をとことん聞きたいのに無言のまま賛成票に投じる議員の心が分かりません。疑問点を多く残した「議案第20号平成21年度都城一般会計予算」の可決でした。



私が本会議場で確認しました「議案第20号平成21年度都城一般会計予算」採決に反対された議員名は次の如くで表記します。

明清会:藤井八十夫、楡田勉、福留一郎、榎木智幸、西川洋史、永田照明、神脇清照。
日本共産党:来住一人、西ノ村清、岩切正一。
社会市民クラブ:森重政名。
清風会:永井弘美。
新風クラブ:山田裕一。(合計13名・敬称略)


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