緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

都城市議会傍聴をして

2011年06月21日 18時41分35秒 | 都城市政
6月21日(火)  

 雨の収まった夕方に自宅に帰り着き玄関のドアに手を掛けてノブを引こうとしますと、ふんわりと黒い糸が目の前をフラフラと通り過ぎて行きます。昨夕も同じものを見ました。蚊、蚊が発生して活動を始めたところです。梅雨前が野鳥の子育てならば、梅雨明けをまって昆虫、蚊も昆虫かな?この辺の区別が定かで有りませんが、生物の動きがにぎやかな夏がそこに有ると人間に伝える蚊の動きです。

本日は金曜日に引き続き、市役所に出向き「都城市議会六月定例会一般質問」で市議三名の質疑応答を市議会傍聴席より拝聴しました。今回は一般質問日程によりますと二二名の質問者です。市民でありながら、長い年月を、市議会について無関心でありました。市議会定例会の一般質問を市執行部へ市議諸氏の苦情相談と理解しますと筋道も通り、都城市の現状が浮かび上がりネット情報などと見比べながら判断して、地域社会の姿が浮かび上がってきます。

http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/mpsdata/web/345/isitumon23_6.pdf

本日、質問者三名を傍聴して幾つか感じた事を表記してみます。まず、順番で長友潤治氏の「道路後退用地(セットバック)に対する市の対応について」。セットバックとは建築基準法にもとづいた規定であり、建物建築申請に当たり敷地部分で四米未満道路の中心線より二米の位置を新たな境界線とします。道路部分となった従前敷地は道路として都城市へ無償提供する。セットバックで道路に提供される件数は年間に七〇~八〇件あると。セットバックしなければ関わった建築設計士や建築会社が罰則の対象になると答弁あります。宅地建物取引業者も重要事項説明書で買主にセットバックを現地で充分に説明して了解を得た上で契約締結する必要があります。

市土木部長答弁によりますと、建築主には寄贈敷地の工作物等撤去更地作業が課せられます。狭隘道路に面した敷地には建築費以外に上記の負担が加算されます。ところが、長友氏の質問に対して、寄贈敷地を道路整備することが市指導要綱十二条に「市長は速やかに道路整備を行う旨」が表記されて有ると言います。市土木部長答弁はセットバックで寄贈を受けた敷地の道路整備はほぼ皆無であるといいます。理由として道路の二重整備が有るからです。つまり、注意して狭隘道路を眺めますと道路側面に凹凸があり側溝整備は不十分で、見た目もすっきりしません。細やかと言えば細やかな市道の話です。不動産業者の感想は、セットバック道路が拡幅された道路へと完成するには百年は掛かる、と思います。土地に関係する利害関係は複雑です。その間、未整備の市道が増えていきます。質問者が発言される如く、せめても市指導要綱十二条の改善の必要ありです。

次に関心を引きましたのは、有田達二氏の「市営住宅対策について」①建て替え計画とその影響について ②長寿命計画の内容について。質疑応答から市営住宅を通じて都城市の弱者救済の状況が浮かんでくるものがあります。建て替え計画は有っても遅々として進まない新築市営住宅建築、水洗トイレ化が進まない築年数を経た市営住宅、元気のない都城市と市のふところまで見える都城市市議会六月定例会一般質問の質疑応答です。都城市は何を目指すのか?もう一つ見えませんでした。

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